次郎

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12/4/2024, 3:47:10 AM

『さよならは言わないで』

わたしの旅は今どの辺りまで

来ているのだろうか。

今まで出会った人

これから、出会う人

どんな想いに出会うかは未知数の旅


色んな出会いがあったけれど

未だに何かを

探している思いに駆られる


それが、何かが分かった時

わたしの旅は終えるのだろう


この世に産まれて

この世に生きて

皆んな、それぞれの何かを探している

人によって違う何かが

何処にあるのかを知る為に

人生とは一期一会なのだろう。


さよならは

そう言う意味では、

永遠に終わりを意味するように感じる。


だから、

どうかさよならとは

言わないで


いずれ、その日が来るまでは、、

11/26/2024, 3:14:00 AM

『太陽の下で』


いつか、貴方が

太陽の下で

わたしに手を振って

笑ってくれている

そんな姿を想像すると

わたしは

泣きたくなる


貴方をどれだけ

思い出そうとも

一緒に思い出された

貴方への想いは

何処へも行けないままでいる


同じ目線で自由を

見ていたかった


振り向けば、

貴方が笑っている日常を

知りたかった


雨の日も晴れの日も

曇りの日も


同じ太陽の下を

貴方と生きていけたのなら

笑っていられたのかな

11/24/2024, 4:56:58 AM

『落ちていく』


落ちていく

ひらひらと

落ちていく

ぽつぽつと

落ちていく

しんしんと


わたしの気持ちも

ゆっくりと居たい場所へ

落ちていけたら

どれだけ良いだろう


上がる事も

これ以上下がる事もなくて


ただ、ただ

貴方の隣に

心が落ちていけたのなら

わたしは

この世に産まれた事に

恐れは無くなるだろう

11/19/2024, 3:37:26 PM

『キャンドル』

淡く小さな炎が

揺れいるのを見ていると

疲弊した気持ちが

少し和らいでいくようだ。


浮き沈みを繰り返しながら

揺れ続けている

わたしの心のような小さな灯火。


悲しい時や嬉しい時。

怖い時や楽しい時。

それらの思い出の中には

いつも小さな灯火が揺れていた。


心が疲弊して、暗闇が

わたしを取り込もうとしても

その灯火があるのなら、きっと大丈夫。

どれだけ小さくても

どれだけ揺れて消えそうになっても

その先にあるものを

きっと照らしてくれるものだって

わたしは信じている。

11/14/2024, 3:50:45 PM

『秋風』

秋の夜に吹く風は、

懐かしさを連れて来る。

湿った空気の匂いを

胸の奥まで吸い込むと

喧騒の疲れをリセットしてくれる。


湿った空気は、

遠足やキャンプで行った青々とした山や海辺のことや

川のせせらぎや虫の音を

聴きながら眠りについた夜のこと。

朝日と共に目が覚め、

一日が終わり、始まったのだと

鮮明に実感した気持ち。

わたし達は、

自然と共に生かされていること。

喧騒の中では知る事が出来ない

本来の自由を思い出させてくれる。


時間は止まってはくれないから

みな必死歩き続けなければならない。


でも、秋の夜に吹く風は

わたしがわたしを生きる為に

あなたがあなたを生きる為に

深呼吸をさせてくれる

唯一の時間なのだ。

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