Y隊員

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7/28/2024, 1:32:58 AM

神様が舞い降りてきて、こう言った


大災害から逃げてやっと落ち着いた人々の前に眩い光が頭上に広がった。同時に安堵と不安が人々の間に走る。
眩い光はやがて見慣れた人の形は神様みたいな姿となっていく。会った事はないが…。

私はあなた方には良い神か悪い神どちらにみえますか?

口々に、助けてくれる良い神様!大災害を起こして家族を離れ離れにした悪い神だ!何を言っているんだ!
と、好き勝手に不満や恐怖も追風として言い始める。

高貴な笑みを浮かべ皆を見渡すと大きく頷き、さらに降りてくる。

あなたはどう思いますか?

いつの間にか自分の前にその近づき難い美しい顔があり、漆黒の瞳は深く畏怖を感じる。

自分にとって都合の良い事は他の人には悪い事になります。だから、その問いに答える事は難しいです。
何かに気づいて欲しいというメッセージにこちらが気づいていないのかもしれません。自分にはわかりません。

スーっと離れると人々を仕訳し始めた。
自分の周りには、小さな子供と真摯に手を合わせる人しかいなかった。

良い悪いと判断した者よ。生きてこの地を再生させよ。
何故、このような事が起きたか考えよ。
人が何故いるのか、何故、同じ痛みを繰り返すのか…。
わからない者よ。共に参れ。
生まれた意味がさらによくわかるぞ。



7/27/2024, 12:24:57 AM

誰かのためになるならば

ヒーローになる…変身!戻った後の筋肉痛とか体力復活を手助けしてくれる人は間接的どころか影響度大。
目に見える活躍は誰かが安心する。でも、そのヒーローを心配する人は無事に帰ってきて欲しいだろうな。

無理だと言われる革新的な研究をする…研究費も少なくて(あるだけまだいいのか)も、理解される事も少ない。身体を壊すようなのめり込み方。目的がはっきりしていて、かつ、執念も感じる。でも、取組むもので扱われ方が違う。横取りされるか、馬鹿にされるか。あっ、日本沈没の田所博士とかのイメージが近い。

奉仕の仕事…自分が参加する事で役に立つならと勉強したり資格を取ったり、泣いたり怒ったり頑張ったり、上手くいかなくてガックリして諦めたり…誰の満足?

道端のゴミを拾ったり、落とし物を預けたり、迷惑かけない行動したり、些細な出来事に感動、感謝したり、
なんか、そういう事が出来る事?闘う事ではないか。

7/25/2024, 10:03:36 PM

鳥かご

僕の世界に生きている鳥は存在しない。
それでも、鳥らしき姿をした空を飛ばないものはいる。

若い男子が好きなのは可愛らしい守ってあげたくなるような見た目のものだ。年齢が上がると落ち着きと家族となれる判断出来るものに変わって行く。
女子が好きなのはかっこいい、強そう、利口そうだ。
やはり年齢があがると強さと家族を守る意志があるかなどに変化していく。
厄介なのはこちらの感情がそれに出てしまう事だ。
だから若い男子は時折デート中に往復ビンタを食らう。
年齢の既婚の先輩は浮気をしたとやはり…。痛い。
女子はかっこいいに群がるけれど、すぐに現実に目を向けていく。
どこかにきれいな模様が現れる地味なものも人気がある。確かにたくさんいれば十人十色となるのもわかる。
最近、増えてきたのが獰猛なものだ。男女問わず。

せっかく、一人一人に生まれた時から鳥かごの中に本質が見えるように具象化してきたのに、また争いが起こるのか?見えないから疑心暗鬼となったから、解決策がでたのに、見えるからまた争うのか。
今度は鳥かごから解放した方がいいのかもしれない。
解放したら自分の本当のレベルがわかるから。

7/24/2024, 10:06:33 PM

友情

あまり実感がない。こちらが友達と思っていても相手はそうは思っていない事もよくある話だ。長い付き合いでも深く入り込まずにいる事は変則パターンか?
正直、わからない。
テレビの熱い友情物語も違う世界のようだ。
周りとは必要以上に関わらずにいたせいか、加減がわからない。
意見の食い違いをどう修正するのか?仕事のように話し合い?会社を出たら割り切れる関係でも助け合いはある。あれ?何か違和感がある。
誰かのために何かするのは出来るのは構わないが、
損得勘定が入る時は変な気分。

自分勝手だからわからないのかも。
相手の行為をそのまま受け入れればいい?
TPOで考える?
ん?何かサイコパスっぽいな。
だから、いないのか?お・と・も・だ・ち
自閉症か?そう言えば昔、会社の人が自分のいない所で
そんな事言っていて、隣にいた人がシッ!て言っていたな。聞こえていないふりはしたが理解不能だった。
そうか、おかしいのか?だから、わからないんだ。
でも、誰かに危害は加えないよ。面倒だから。
面倒…一番しっくりきた。
普通の意味もわからないから。

7/24/2024, 2:31:23 AM

花咲いて

その話を聞いて、本家の惚けていると思われている一族最高齢の婆さまが目をカッと見開いた後、いつもの奇行に戻った。皆、惚けているからと気にもしなかった。
庭にあるでかくて昔からある木には花が咲いた事がない。その木に蕾が付いていると庭の手入れをしている分家のおじさんが珍しそうに言って茶をすすっていた時の話だ。本家当主である僕の父はいつも通り無表情だ。

大婆さまは相変わらずだな。空になった湯呑茶碗を両手で包みこんで、ほぅとひと息つくとご馳走様と茶碗を丁寧においた。おじさんは父に一礼して、また、庭に戻り剪定を始めた。

お前にも伝えないといけないな。本家当主にだけ伝える話だ。無表情でも瞳の奥は優しい光を持っている事を僕は知っている。だが、その前に兄貴がいる。当主は兄貴がなるだろう?争いの種にならないように僕は就職したら家を出ることにしていた。二つ上の兄貴は病弱だが、頭は切れるし何より指導力が高い。
不思議そうにしていると父は黙って庭の話題の木を見た。威厳があると思うというより怖かった。見られている。悪さも悪意も何もかも、だから、良心に背く事は出来なかった。
父が言う。木が選ぶのだ。誰が当主に相応しいか。見ているのだ。生まれる時から。当主は一族を守るだけでない。生かされているその地も守る。わかるか?今まだ…だな。花が咲けばわかる。
そう言うと書斎へ戻って行く。
僕は3人分の茶碗と急須を片付けると控えていた係を呼んで持って行かせた。

数日後、大騒ぎになった。
兄貴があの木の根元で息絶えていたからだ。
父は兄貴を優しく抱き上げた。兄貴は穏やかな顔をしていた。
木がこの子を次の当主を守る者と決めたのだ。お前は正しい事をするが、優しすぎる。兄に学べ。
花が咲いて実を結ぶ為に。

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