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7/9/2025, 2:23:57 AM

『あの日の景色』

麦わら帽子に虫取り網。
丸ごと水に浸して冷やされた西瓜。
タンクトップに半ズボンで野山を駆け回る子供たち。
窓という窓が開け放たれた家。
風に吹かれてチリンチリンと鳴る風鈴。
日の当たる庭を眺めながら縁側で飲む麦茶。

そんな昭和の夏が、映画や歌詞には出てくる。
まるで日本の夏の原風景のように。

でもさ、これって平成や令和だからノスタルジックに感じるんだよね?
明治や大正の人達は、ちょんまげに着物で団扇を扇ぐ姿を懐かしく感じていたのだろうか。



『願い事』

――やけに具体的な願い事だな。

ショッピングモールの1階中央に飾られた笹竹に吊るされた1枚。
何の気なしに眺めていた中に、それはあった。

ほとんどの短冊が一文で真ん中に大きく書かれていたが、それは小さな文字でびっしりと紙一面に細かく記されていた。

何月何日何時何分に、これこれこういう事が起きますように。

要約すると、そんなことがいっぱい書いてあった。
これはもはや願い事ではなくて予言では?

本当に起こったらびっくりだな、とスマホで写真に収めようとしたが、何度シャッターボタンを押しても撮影できなかった。

できる限り覚えておこうと思ったのに、ショッピングモールを出たら思い出せなくなっていた。

それ以来、毎年同じような短冊がないか探してしまう。

7/7/2025, 9:49:30 AM

『空恋』

今日は七夕。
だから、このお題なのかな。

空を見上げて恋人を想うか、
空に恋焦がれるか。

空は空でも、青空より夜空のイメージ。

そういえば、カササギは織姫と彦星が天の川を渡る際に橋をかける鳥と言われている。

私は何羽ものカササギがズラリと並んで翼を広げて橋を架ける様を想像していたが、友人にこの伝説を話した時、「でっかい鳥なんだねぇ」と言われて、はたと思った。

カササギ何羽で橋を架けた?

そんな時にはグーグル先生。
検索したら、たくさんのカササギが集まって橋を架けたそうな。

それはいいとして、織姫と彦星は逢瀬を楽しんでいる間、ずっとカササギを踏んづけていたんだろうか。

7/6/2025, 8:56:03 AM

『波音に耳を澄ませて』

三方を海に囲まれた場所で生まれ育ったせいか、小さい頃から海は身近で関わりが深い。

波音の思い出といえば、キラキラ輝くものよりも、ちょっと不穏なものの方が多い。

よく、海が荒れる時化の前に、祖母や伯母たちがはっとした顔で一瞬動きを止め、こう言ったものだ。

「波の音が変わった」と。

子供心に、その言葉がなんだか怖くて。
理由もわかっていないのに、悪いことが起きませんように、怖いことがありませんように、と心の中でこっそり祈っていた。

祖母や伯母たちにとって、海は日常なのだ。
匂いや色合い、音の変化を敏感に感じ取るのが普通だった。

大人になって海から少し離れた場所で暮らしていても、時折ふと思い出す。

荒れた海の恐ろしい音を。
その前兆を感じ取ろうと耳を澄ませていた頃の自分を。

7/5/2025, 4:47:43 AM

『青い風』

風に色を付けたなら、毎日がカラフルになるだろうな。
明け方の風は黄金に輝き、夕方の風は茜色。夜風は紺色かな。

その時々に咲く花の色をしているのもいい。
春には桜色の風が吹き、五月には菖蒲色、梅雨時は紫陽花色。

季節で色を付けるなら、青い風が吹くのはいつだろう。

寒色だから冬?
でもそれだと寒々しいから、夏にこそ青い風が吹いてほしい。涼やかで気持ちよさそうだ。
代わりに冬には暖かそうな色を。


『遠くへ行きたい』

たまにどこかへ行きたくなる。
旅行とか観光ではなく、誰も知らないところへ、ふらっと。

そして、その度に思うのだ。
今だって、ココだって、私のことみんな知らなくね?と。


『クリスタル』

ずっと、日本の国石は水晶だと思っていた。

でもググってみたら、2016年に翡翠と決まったらしい。
え? そんな最近決まったの? それ以前は?

どうやら、1913年にアメリカ人の鉱物学者が著した本に日本の国の石は水晶だと書かれていて、それが浸透していたらしい。


『夏の匂い』

焼けたアスファルトに俄か雨が叩きつけた後の、あの何とも言えない匂いが思い浮かぶ。

あの匂いが起きる現象を、“ペトリコール”と呼ぶらしい。
ギリシャ語で「石のエッセンス」を意味する言葉。

熱を帯びたアスファルトに雨が降ることで、付着した油分やホコリが雨水と反応し、気化しているんだとか。


『カーテン』

昔の学校にはエアコンがなかった。
夏になれば、下敷きでパタパタ扇ぎ、窓を全開にしてやり過ごすだけ。

だからなのか、強い日差しの中、風に吹かれたカーテンが翻る様は印象的で、夏の風景のひとつとして記憶に残っている。


『青く深く』

このお題を見て最初に連想したのは『グラン・ブルー』という映画だ。

ギリシャの海を舞台に、フランス人の少年とイタリア人の少年が出会って、素潜りを競い合い、長じてダイバーになる。

この映画はなんといっても、海の青さが美しい。

身ひとつで深く深く、青さがどんどん濃くなる海の底へと潜っていく。

暑さにやられて涼を求めたい時にオススメの映画だ。

ただ、海の青さにばかり目を惹かれて、ストーリーあんまり覚えていないな。


『夏の気配』

気配どころか、猛暑始まってるよね。
梅雨入りが遅かったからか、梅雨まだ〜?って思ってるうちに暑くなった感ある。

6/28/2025, 9:15:42 AM

『まだ見ぬ世界へ!』

何かの専門分野とか
芸能界とか
上流階級とか
死後の世界とか
異世界とか

自分の知らない世界は、たくさんあるけれど

とりあえず、目の前に迫りくる未知の領域がある

気温40℃が常態化した世界

できれば体験したくないなぁ

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