〈青空の復讐〉
雲ひとつない青空を見て、死のうと思った。
この綺麗な世界に、私がいるのは間違えていることのように感じて。
私だってそこらの人間と変わらないはずだけど、最近どうも他の人と違うような気がして怖い。
それは決して、高嶺の花を気取っているだとか、周りより浮いているって言う訳では無い。
それだけならどれほど良かったか、
人間として生きていくのには向いていない
様な気がしてならない。
世間的に当たり前と言われている事が、
どうも難しい。
「当たり前の事を当たり前にやる事は、意外と難しい」
とかそうゆうのではなくて、
いわゆる一般常識と言うのだろうか、
例えば、社会人が書類の提出を間に合わせる
だとか、学生が家に帰ったら宿題をするとか
の、本当の当たり前が出来ない。
神様の間違えで人間の形にされた何かなのだろう。そう思いたい。
神様はこの青空の何処にいるのだろう、見つけたら一発
ぶってやる。
そして聞き出したい、なんで私なんかを作ったのか、こんなに醜い人間にしたのか、
ただの気まぐれだったら許さない。
なんの罪も無い青空を睨みつけて、
空を歩き出した。
(空はこんなにも)
〈醜い好きが続きますように〉
今持っている感情が、愛か、恋か、それともただの滑稽な欲なのか、分からなくなる時が増えた。
これはブッタの言葉なのだけど、
「花が好きだというとき、あなたはそれを引き抜くだけでしょう。しかしあなたが花を愛していれば、毎日水をやるでしょう」というものだった。
これを聞いた時、初めて愛と恋の違いにしっくり来た。
だから驚いた。恋にも愛にも当てはまらない好きの感情があることに。
私は恋をしたのだ、遠い遠い時代を生きた文豪に。
文豪のファンはよく聞くが恋をしたのは私が最初だろう。
どうしても惹かれてしまったのだ。文字に。言葉に。
少し悪い癖に、酒癖が悪いところに、誰よりも女々しくて情けないところにでさえ。
私はあの人が好きだから同じ言葉を使う。
私はあの人を愛しているから何度でも文字をなぞる。
同じ時代に生まれて出会っていても、恋はしなかっただろう。今だから、どうやっても出会うことの出来ない今だからこそ、私はあの人に惹かれたのだ。
さっきから私は、恋だの惹かれただの言っているが、
実はまだこの感情の名前がわからない。
名前の無い感情に恋するという表現を使っただけで、恋では無い事は確かな気がしている。
ただひたすらに好きなのだ。愛でも恋でもないだけで。
きっとブッタも混乱するだろう、こんな感情があったことに。そしてどう名前をつけるのだろうか。この感情に。
恋とも愛とも違う、叶うわけが無い、切なくて寂しくて少し滑稽なこの感情はどう片付ければいいのだろうか。
ただ皮肉なことに、収集がつかず壊れそうなこの感情を、今日もあの人の言葉で、何とか生かし続けるのだ。
(恋か、愛か、それとも)
(未知なる幸福)
まだ知らない世界に行きたい。
今生きている世界は、狭くて窮屈で、学校では到底上の成績を摂ることは出来ないし、認めて貰えることもない。
いつになったら輝けるのだろう。
私の中の何かが助けを求めていることしか分からない。
無理か、自分でも「私」という生物への理解が及ばない今、未知なる世界へ希望を見出すのは。無謀だ。
もしかしたら希望を持って生きることをやめた時、本当の輝きが、まだ知らない世界を見ることが出来るのかもしれない。
(まだ知らない世界)
〈青空の復讐〉
雲ひとつない青空を見て、死のうと思った。
この綺麗な世界に、私がいるのは間違えていることのように感じて。
私だってそこらの人間と変わらないはずだけど、最近どうも他の人と違うような気がして怖い。
それは決して、高嶺の花を気取っているだとか、友達がいないって言う訳では無い。
それだけならどれほど良かったか、
人間として生きていくのには向いていない
様な気がしてならない。
世間的に当たり前と言われている事が、
どうも難しい。
「当たり前の事を当たり前にやる事は、意外と難しい」
とかそうゆうのではなくて、
いわゆる一般常識と言うのだろうか、
例えば、社会人が書類の提出を間に合わせる
だとか、学生が家に帰ったら宿題をするとか
の、本当の当たり前が出来ない。
神様の間違えで人間の形にされた何かなのだろう。そう思いたい。
神様はこの青空の何処にいるのだろう、見つけたら一発
ぶってやる。
そして聞き出したい。なんで私なんかを作ったのか、こんなに醜い人間にしたのか、
ただの気まぐれだったら許さない。
なんの罪も無い青空を睨みつけて、
何も無い空を歩き出した。
(青い青い)
〈絵にならない1日〉
「はぁ、だる」
これ、今日起きて初めに放った言葉。
それ言っちゃったらもっとだるくなるじゃん、とか思ったでしょ。
分かってるよ。分かってるんだけど、どうしても言わずにはいられないんだよね。
だって土曜日の朝八時から部活だよ?
休日じゃないじゃん?全然休んでないですけど?
って言いたくなる。ほんとに。
話は変わるけど今日暑くなかった?
もうほぼ夏だよね。
ほんとに日本の春と秋どこ行ったのよ。
おかげで桜が夏の風物詩みたいになってるよ。
熱いし日焼けはするし最悪だよ。まったく。
いいこと全くない気がしてきた。
って思ったけど家に帰ったらそんなこと無かった。
涼しいしアイス食べれるしもう最高。
そんな空間に居ると桜の咲いた夏の空が綺麗に見える。
ずっと見てるとえもいえぬ気持ちになってきて、調子に乗ってちょっとお散歩しようかな、とか考えた。
ほんとアホだよね〜
さっきまで汗だくだくで、日焼けする〜。
って最悪な気分で帰ってきてたのにさ。
これはアホだと思われてもしょうがない。
でもでも。絶対共感できると思うんだけど、夏の空見てるとなんかどこにでも行けるような気になってこない?
冒険に出たくなるって言うか、新しい物語が始まる感じ。
この景色の中に私がいたのか〜!!
と思うとちょっと嬉しい。実際歩くと話は変わるけどね。
ご近所さんには私が物語の主人公に見えてたのかな?
んなわけない。想像するとちょっと楽しいけど。
でも物語の始まりがため息とだる、はちょっと絵にならなすぎる。明日はちょっとやめとこ。
(物語の始まり)