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5/9/2023, 12:18:06 PM

あの人との思い出は、楽しかったこともいっぱい
あるから、そういう意味で忘れたくはないかな、
と思う。朧げになっていても、そのなかには、
笑顔で過ごした私がいる。それを無視するのは
違うと思うし。
ただ、人間は忘れていく生き物だから、
いつかこの先、今のこの気持ちを忘れていくことが 
あるのだろうか。
それは少し、寂しいな。

       「忘れられない、いつまでも。」

5/8/2023, 12:24:22 PM

 一年後、私はどうしているだろう。
 ケガや病気もなく元気でいるだろうか。
 今のように仕事で悩んでいるだろうか。
 私は、相変わらずだろうか。

 一つ、もし変わっているとしたら、
 マインドフルネスを身につけているということ。
 自分を否定や非難をしたとしても、
 そういう自分を受け入れ、過去や未来を考えて
 いる心を、「今、この瞬間」に優しく戻す。
 それができていたらとしたら、普段から、何も
 変わらないと思っている自分の内面が、少し
 今と変わっているかもしれない。
 まあでも、あまり深く考えないでいよう。
 とりあえず、平凡でも健康で過ごしていることを
 願おう。

               「一年後」
 
 

 

5/7/2023, 11:54:18 AM

 小学生の頃。
 色の白い、ちょっと可愛らしい顔をした男の子に
 一目惚れした。
 結構人気があった子だった。
 学校の帰り道、告白したことを覚えている。
 子どもというのは、単純で、
 不安が無いなら緊張もしないもので、
 数人で下校していたにも関わらず、
 会話の途中での、さらっとした告白だった。
 「えーマジかよー」と大笑いしていたけど、
 今なら分かる。あれは皆の手前だったことも
 あり、照れ笑いをしたのだ。
 その後、その子とはどうなることも無く、
 卒業をきっかけに、私達は別々の中学校に
 進学した。

 数年して、同窓会があった。
 今、驚くのは、同窓会のことよりも、
 それよりももっと昔の告白したことの方を 
 覚えていることだ。
 「久しぶりだね。」くらいは言ったような気が
 するけど、後のことは覚えていない。
 そのくらい、初恋というのは、いつまでも
 心に残る、大切な思い出なのだろう。
 下校途中の、さらっとした告白。
 告白も一目惚れも初めてだった。

 
              「初恋の日」

5/6/2023, 12:06:31 PM

 明日、世界が無くなる…願うこと、何か
 思いつくだろうか。
 架空の話だけあって、ピンとこないな。
 穏やかな最期を迎えられますように、とか。
 願うことより、後悔の方が、山ほど溢れて
 きそうだ。そうだ、その後悔を全部忘れられます
 ように、の方がしっくりくるかな。

 「明日世界がなくなるとしたら、何を願おう。」

5/5/2023, 1:33:57 PM

 頭の中に、彼がいつもいて、
 会う日には、化粧も服も念入りにして、
 次に会えるのを楽しみに毎日を過ごす。
 彼と出逢ってから、私の日常に、
 そんな出来事が現れるようになった。

 楽しみは思い出になり、 
 一緒に過ごした日々も色褪せ、
 頭の中の彼は、朧げになった。
 彼と離れてから、私の日常は、
 そんなふうに変わっていった。

 何となく、昔のような熱は無いんだろうな、と
 彼を見ていて思っていた。
 このまま離れたとしたら、その先はもう無い
 んだろうな、と漠然と思っていた。
 そしてそうなることに、悲しみや繋ぎとめようと
 する気持ちも、私には無かった。
 自然消滅して、時間が経つ。
 彼をまったく思い出さない、とは言わない。
 ぶつかり合ったこともあったけど、楽しいことも
 多かったから、朧げながらも、彼は思い出の中に
 いるのだ。
 彼の中に、もし私との思い出があったとしたら、
 「楽しかったな」と言ってくれるような、
 そんな思い出になっていたらいいと思う。
 欲張りかもしれないけれど。

         「君に出逢ってから、私は…」

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