夏野

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6/24/2023, 4:19:57 PM

「今日は星が綺麗…、あのさ、来年またここで会おうよ」
「…」

「今日と同じ日、夜の11時に集合ね」
「…来れるのか?」

「うん、約束する」
「…」

「絶対来るからさ。一緒に流れ星を見よう?」
「…雨かも」

「それは大丈夫。データベースによると、この流星群はここ数百年の間で一番すごいんだって! だから君と見たい」
「……わかった。じゃあ待ってる」

「っよし!決まり! あ、そろそろ行かなくちゃ」
「おう、またな。」

「君も元気でね。秘密はちゃんと守ってよ?信じてるから。それじゃあまたね」


そう言うと彼女は500年後へ帰っていった。
僕にとっては一年後だけど、彼女はいつだって『来年』に行ける。

はぁ、次に彼女が会いたいと思ってくれるのは、いったいいつなんだろうか…
僕はただ、その未来を待つしかない。

6/24/2023, 9:45:39 AM

最近、時間があっという間に過ぎていく。
幼いころの記憶では、もっと長かったはずなのに…
だから、たまに思い返すんだ。幼い時のこと。


1月1日にはお年玉をもらって、

節分には豆を投げて、

春になったらお雛様とお祝いして、

誕生日が来たらプレゼントをもらう。

こいのぼりを見て柏餅を食べたり、

長靴履いて水たまりにジャンプしたり。

笹に吊るした短冊や夜空、

夏祭りで見た初めての花火。

秋にはお月さまとお団子食べて、

運動会では、かけっこに出た。

サツマイモ掘りに出掛けたら、

12月にはケーキとプレゼントが待ってる。


記憶は曖昧。でも楽しかった気持ちは覚えてる。
大事なことだから。忘れないように。

6/23/2023, 1:36:37 AM

大人の僕たちは、ある日、気付く


何気ない毎日が、どれだけ大切だったかを


平凡な生活が、実は満ち足りていたことを。


朝ごはんのパンが美味しかったとか

庭の花がきれいに咲いたとか

ずっと失くしてたものが見つかったとか

街でふらっと友達と出会ったとか…


そんな些細な出来事があればそれでいい。

6/22/2023, 9:59:18 AM

落ち着く青、

癒しの緑、

温もりの赤、

元気の黄、、、

色を言葉にするのはむずかしい…


だって地球には、
数えきれないほどの色があるでしょう!

奇跡の星だね。

ここに生まれたあなたは幸せ者。

自分だけのお気に入りを見つけてね。

6/20/2023, 1:01:17 PM

ただなんとなく生きていた。
流されるままの人生。

都会の雑踏の中にいると、ときどき自分が存在していないんじゃないかって錯覚する。
 
スクランブル交差点、行き交う人々。
真ん中で立ち止まってみた。
誰もが邪魔者扱いして通り過ぎて行く。
そんな現実に少し安堵した。


「――何でとまってるの?」
たった一人、足を止めた。


目の前のその人は、真っ直ぐこっちを見ている。
全てを見透かしたような大きな瞳、
そこに映る『自分』が見えた。

瞬間、生まれて初めて、本当に生きてるんだって思えた。


これが君との出会い。
君こそが存在証明。

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