夏野

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6/20/2023, 1:33:14 AM

実家の裏にある山は、お天気雨がよく降る。


必ず傘を持って遊びにいった。
広げてくるくる回して歩く。
太陽に照らされた雨粒、すごく綺麗。
この時間が好きだった。


気付くと隣に知らない子がいて、傘にいれてあげた。
2人で静かに眺める景色は、幻想的で美しい。


「ありがとう」
声が聞こえたと思ったら、その子はいなくなっていた。




そういえば、昔、祖母が言っていたのを思い出した。
「あの山にはねぇ、神様がいるんだよ」

あの子はたぶん神様だった。

6/19/2023, 9:59:07 AM

目を覚ます。ベッドの上だった。
『うぅ…、いま何時…?』
やべっ、寝過ごした?! 一瞬、覚醒して時計を見る。5時くらいだ。窓から夕焼けが見える。


…???


…寝起きで頭が回らない。ぼぉーっとする。
えっと…今日何曜日だっけ…?仕事は…?
確か日曜だったような……もしかして夕方まで寝て、た…?


…? 何かがおかしい…なぜだか眠くて眠くてたまらない…
起きていられない……
「…、やっぱ、むり…だ……」



寝た。










―――――――ドゴンッ!!!
「っ、いってぇ~~っ!!……はっ!!」
ベッドの下だった。

(夢の中で寝る、夢。)

6/18/2023, 9:59:18 AM

夏の香りにつられて食べてしまった。
甘くて冷たい、魔法みたいなお菓子。

食べているときの幸福感!
なくなったときの喪失感…

小さな涼しさが残る。
氷菓。

そうだ、今日をアイスの日にしよう。
自分だけの、特別な。
もう来年の夏が楽しみだ。

6/16/2023, 11:42:20 PM

初夏。
新しい部屋のベランダで、アイスクリームを食べた。
たったそれだけのことなのに、幸せだなぁって、目に映る全てがキラキラになったのを覚えてる。


生ぬるい風、窓の向こうから夏の気配…
誘われるように外へ出る。
あぁ、今年も夏がやって来た。
冷たいお菓子が食べたくなった。

6/15/2023, 4:09:01 PM

あなたが紡いだ物語を、
誰かが、ほんの少しでも、好きだと思ってくれたのなら…

その人の心の中には、
小さな本の種が、
芽吹き始めたってことじゃないかな。

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