夏野

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8/2/2023, 3:38:14 AM

8月。夏休み真っ盛り。
プールの帰り道、僕たちは寄り道をする。

――「今日も良い天気だ~!プール楽しかったー!! 明日も晴れかな?」

なんて何気ない話。
でも本当は、明日も遊びに行こうよ!って言いたい。宿題はまぁ、うん。なんとかなるよね!


――「たぶん晴れだね~。明日も暑そ~!」
――「じゃあさ明日、晴れたらさ…」

―――「「遊びに行く??」」


2人で笑った。考えてることは同じ。
次の日はもちろん晴れだ♪

8/1/2023, 9:58:25 AM

夏の朝
日の出まえの
まだ涼しい時間。


周りに誰もいない
静かで
どこか違う世界みたいな雰囲気。


見慣れた景色なのに
不思議な感覚がする。

この時をひとりじめしたい。

だから今は、
一人でいさせて。

7/31/2023, 9:18:40 AM

都会の濁る空の下、

君の瞳は澄みきったまま。

宇宙まで見えてるんじゃないかって、

そんな透明感を放ってる。



繁華街、澱んだ空気、

君の瞳は透き通ったまま。

心の奥を読めるんじゃないかって、

そんな純真さを振り撒く。



君は清らかすぎるね。

その曇りのない両目には、

混沌とした世界はどう映ってるんだろうか。

7/30/2023, 9:23:45 AM

明けない夜はないよ


止まない雨もないよ


嵐だっていつか過ぎ去るから


安心していいんだよ


私だけはずっとあなたのそばに…

7/29/2023, 6:39:14 AM

太鼓の音が聞こえる。
赤と白の提灯に、ぼんやりと照らされた道を進む。
下駄がカランカランと鳴った。

さぁ、夏祭りのはじまりだ!

人々のざわめきと、香ばしいにおい。
色とりどりの浴衣は、まるで景色の一部だ。
ここにいるだけでドキドキする。
お祭りって楽しいな♪


狐のお面をつける。
かき氷を買った。冷たくておいしい。
水風船をとるのは難しいなぁ。一個だけだ…
射的でおもちゃをとった。水鉄砲だぜ!
盆踊りの輪の中にまざって踊る。


その中に、同じお面のやつがいた。
「あ」
「ん? …お前!」
どうやら気付かれた。

「なんでひとりなんだよ?! ダメだろ!バレたら怒られるぞ!」
「君もだよね」
「あー!そうだった。とにかく俺とは会ってないし、お前も来てないことにしろよ?」
「わかったから、一緒に遊ぼうよ」
「えー、まぁいいけど…
ヒトビトに気付かれてないだろうな?」
「これがあるから大丈夫だよ」お面に触れた。


人混みに紛れた人間ではないものたち。
お祭りにはたくさんやってくる。

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