むらたま

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6/20/2024, 10:04:28 AM

あなたがいたからわたしは特別になれた。

世界でひとりのかけがえのない存在になれた。

わたしを見つけてくれて、ありがとう。

両手では抱えきれない感謝をあなたに捧げます。

6/19/2024, 10:42:36 AM

女の子同士の相合傘だから。
同級生は何も言わなかった。
背の低い貴女が傘をさすと言ってきかないので私の視界は殆ど覆われていた。

セーラー服の肩の近さに胸の鼓動が速くなる。
こんなに白い指なんだ。
見てはいけないものを見るようで目を逸らす。
逸らした先には貴女の赤い傘。

私の家に着くまで雨が止まなければいい。
神様にそっとお祈りをした。

6/18/2024, 10:11:35 AM

落ちてゆく、落ちてゆく。
どこまでも落ちてゆく。
ようやく底についたと思ったら、また穴があいて落ちてゆく。

どこまでゆくんだろう。
どうなってしまうのだろう。

あてもなく暗闇の中を進むといつしか楽しげな音楽が聴こえてきた。
美味しそうな香りもする。
そこにいる人達は友好的に笑いかけてくる。

あの落下がなければ。
ここには辿り着けなかった。

落ちるのも悪くはないものだ。

6/17/2024, 10:26:11 AM

未来のことを考えない様にしてきた。
明日生きているかどうかもわからない。
来月のことなんて考えたくない。
来年なんて、真っ暗で展望なんてない。
お正月に「今年の目標」を立てるのなんて馬鹿らしいと思っていた。

毎日を生きていくだけで精一杯だった。
季節の移り変わり、雨が降るかどうか。
最近は少しだけそれが感じられる様になってきた。

夏が、来る。
陽射しが、眩しい。
生きて、いるんだ。

6/16/2024, 12:13:52 PM

1年前は今の暮らしは想像できなかった。
こんなに自由で、空が広いなんて。
陽射しがこんなに眩しいなんて。
朝が来るのがこんなに待ち遠しいなんて。

1年後の私はどんなふうに変わっているだろう。
今すぐ会いに行きたい気持ちを抑えて、私は今日を生きる。

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