5/30/2024, 1:10:05 PM
「ごめんね」
ちょっとらしくない詩を書きたくなっただけなの
背伸びしたくなる日もあるじゃん?
塀で囲まれた箱庭を
抜け出すつもりはないのだから
だからどうか安心して
私の居場所は変わらないから
私が苦しむ声を聴きながら
私が苦しむ詩を読んで
5/28/2024, 4:14:27 PM
半袖
少し先の夏が
君の手を振る半袖に
チラッとだけ見えてしまった
きっとそれは
君にとって なんでもない夏なのかもしれない
けどそれは
僕にとって 見てはいけない甘すぎる夏で
君の夏休みは毎年来るけど
ぼくの夏休みは ずっとここから進めない
5/18/2024, 7:05:49 PM
恋物語
誰かの音になるのが嫌だった
どんなに有名でも、どんなに無名でも
その音が救世主様に見つかって
美しい音色と称賛されて
美しい救世主様の音になるのが嫌だった
その昔、僕は恋をした
僕にとって人生そのもので
世界なんか些細なことだと
本気で信じた日があった
あれから、世界は僕を見なくなって
彼女は救世主様に見つかった
叶う気持ちを愛とするなら
叶わない気持ちは恋として欲しい
今でもずっと届かない
あの夏の夢と、その旋律に
4/23/2024, 4:21:05 PM
今日の心模様
ギザギザギザギザ
ギザギザギザギザ
ギザギザギザギザ
ギザギザギザギザ
うん、いつも通り!
4/18/2024, 4:03:52 PM
無色の世界
おとぎ話にすらならない
きっと誰かのお話
線を言葉に直すことしか
私たちにはできなかったのに
その世界は色を求めた
こんなにも美しく居心地の良かった世界は
あっという間に
ぐっちゃり
ぐにゃりにゃり
ぐろ
くろ
私たちのよく見る似たような世界に
私たちは文字を落とすことが出来た
でもそこは紙の白とインクの黒で
決して純粋無垢ではなく
そもそも私たちの世界に黒も白もなかった
あるのはただ 線
線だけでよかったのに