神様へ
もし過去に戻れるとしたら
私はどこへ戻りましょうか
一択しか思いつかないのは
きっと私の神様のせい
どうして死なせてくれなかったんですか
私が願っていなかったから、ですよね
私が自分で死ぬので、そこで見ていてくださいって
そう言ったからですよね
生きていい理由と
死んでいい理由は
まだ私に制御できているのでしょうか
まだ私は、虹を追いかけていられるのでしょうか
それとも、その思考自体が
私の神様自体が、犯されているのでしょうか
どうして助けてくれないの。
沈む夕日
赤。赤。赤。
瞼を閉じても、留まり続ける。
もう目の前には居ないのに。
ずっと痕が残って、仕方がない。
星が溢れる
いつからだろう
写真に映るようになったのは
前はあんなにも毛嫌いしてたのに
今じゃカメラを向けられればハイチーズっ!
いつからだろう
夜空を眺めなくなったのは
前はあんなにも上ばかり見て
あの星はなんて言うの?って言ってたのに
きっと何かがあったんだ
きっと切り取れないような何かが
きっと星が溢れるような何かが
きっとこれからも
お金より大事なもの
詩における文ってなんだろう
詩における好きってなんだろう
何かに執着する上で
何かを捨てなければならないのなら
僕は0と1の間をくぐり抜け
最初の篝火へdiveをするだろうに
僕も君も なりは大人だけれど
暖かいベッドで丸くなるのが 大好きなのだ
なんて
儚い泡のような光と 朧気な顔が浮かんだ
いつだって記憶はノスタルジーで
色の無い世界を映し出す
一体誰を思っているんだろう
初恋の人なのかな
いなくなっちゃった人なのかな
人生を変えた人なのかな
手紙をくれた人なのかな
手紙を受け取った人なのかな
手紙すらなかった人なのかな
僕にとっても似てた人なのかな
思いつく人は沢山いても
その中に今いる人はいない
結局 想うのは過去ばかり
未来しか買えないお金じゃ
決して買えないメモリーの器械
結局 羨む人ばかり
だから
いつか胸を張って
詩が好きだって
言いたいな
君は今
何してるんだろ
昔はなんとなく分かったんだけどな
今はもう顔も思い出せなくて
あるのは連絡先と 枯れた詩だけ