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10/13/2025, 10:42:24 AM


人と人との繋がりに絶対はない

僕たちだって、
切ろうと思えば何時でも切れる、脆い繋がりだ
だからこそ、その日が恐ろしい

僕が価値を見出せてない僕を
皆がいつ切り捨てたっておかしくない
文句は言えない

その些細な絶望が積み重なり、
いつか僕の核となっている繋がりすらも
容易に絶たれたら、と思うと

僕は、独りでは生きられない弱い生き物だから

だから、せめてそのいつかがくる覚悟をしておこう

いつでも言えるよう、
笑顔で、手を振れるよう

夢の中で、何度も練習するのだ

最後はきっと、歌うように軽やかに、この言葉で。

『LaLaLa GoodBye』

9/22/2025, 6:20:41 PM

息を、吸う。

肺を覆うような、じっとりとした重みのある空気が、
ようやく軽くなって、香ばしい匂いがした。

異常だった生活が揺れながら戻るような、
なんだかむしろ寒いような、
次の季節が始まる。

曇り空、だけど。

だからこそ、軽やかな気持ちになれる
空気を運んできてくれた。

どうか、この穏やかな日々が
もう少しだけ続いてくれますように。

『cloudy』

7/8/2025, 2:20:46 PM

脳裏に焼き付く思い出は、
何故か夏の記憶が多い。

その中でも、
毎年必ず思い出す夏がある。

校舎のベランダ、
人気のない駐車場。
茹だる暑さの中、
あの子と交わした言葉。

その日はとても暑いにもかかわらず
僕らは大人に隠れて
寄り添って話していた。

今思い返せば
あの子はもしかして、
と思うことがある。

まだ幼かった僕は、
あの時の感情に名前がつけられずにいて
その存在に気づくことさえできなかった。

夏は人をおかしくする。
きっとあの日も
暑さでどうかしていたのだろう。

それでも僕は、
一生あの子のことを
あの暑い日のことを
忘れられずにいるのだろう。

『あの日の景色』

6/27/2025, 3:03:27 PM

約束された未来はないけれど
すべてを変えるようなハプニングにも満ちていない

退屈で不安定な日々のなかで
僕はただ心の赴くままに歩きたい

いつか歌われたように
揺らがぬものがここにあるかは分からないけれど

思うがまま進んだ先で、この道を振り返ったら
積み上げた「僕」が見えてくると思うから


『まだ見ぬ世界へ!』

6/22/2025, 3:49:19 PM

僕たちに、絶対はない

きっと何かが起きれば
簡単に崩れてしまうような在り方

ただの口約束で共にいるだけ

だからこそ
僕は時々思ってしまうのだ

君がずっと傍にいてくれるための
絶対を求めてしまうのだ

身勝手な願いを
心に留めておくことだけは
許してくれないか

『どこにも行かないで』

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