茹で落花生

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1/20/2026, 3:21:19 PM

海の底に、1人の少女が沈んだ。
200年前のことである。

青いドレスを身に纏い、沈んだ。
まるで不思議の国のアリスが穴の中へと
落ちていくように、ゆっくりと。

そのように、安らかならば良いのだが。

彼女の名前は知られていない

今や、彼女は魚の住処となっている。
誰も憐れまなかったが、魚たちは、
知る由もなく、住んでいる。

海が彼女を受け入れたとでも言うのだろうか。
それは彼女自身すらも、知ることはない。

1/19/2026, 12:55:02 PM

君に会いたくて来た
本当の気持ちを伝えたいけど、
もっとお酒がいる

1/18/2026, 5:16:22 PM

「見ての通り、日記です。
火薬臭いし、なんなら焦げてるでしょ。
もっといい品物がありますよ。」

その日記は、何年も前からガラクタ入れ同然の
木箱に入っている。

ある日古物商の男はふとそれを手に取った。

"10月6日 (水) 快晴"

晴れ渡っている。
今日で開戦から5年目
退屈。明日も書く。


そしてページを捲ると、ただの白紙である。

「思ったとおりだ。つまらない。」

閉ざされた日記は、また木箱に戻された。





1/17/2026, 12:44:53 PM

木枯らしが吹き、色褪せた落ち葉が舞う。

落ち葉と共に、虫の死骸も舞っているように見えた。

「こいつらは何を成したのだろうか。」

老人は、ベンチで1人呟いた。
木枯らしが強く吹きつける。

「何を成したか。
これで私は満足だろうか?」

木枯らしが冬の訪れを告げる。
同時に、いくつかの灯火を吹き消していく

「いや、満足なのかもしれない」

「そうだ。あまり我々を待たせるな。」

いつの間にか、目の前には黒スーツの男が立っていた

「行くとしよう。」

冬が訪れる。




1/16/2026, 3:56:48 PM

昼下がり。

二人の男が、コーヒー片手にこう話す。

「美しさというのは、不変的だ。」

「そうだろうか。」

「百人一首は知っているだろう。
それに自然を詠んだ和歌があるんだ。
現代人と平安の人々で、美しさの基準というのは変わらないのだよ。」

「どうにも、不変という言葉はしっくりこない。」

「話は変わるがね、不変なんてものはないと思うんだ。」

「ほう」

「的外れかもしれないが、ビザンツ帝国。
あの1000年以上続いた帝国でさえ、
最後はオスマンに滅ぼされたじゃないか。
そしてそのオスマンすらも滅びた。」

「またそれか」

「つまり、何事も不変ではないのさ。」

「やけに論点がズレたな。
そもそも最初は"美しさ"なんてテーマじゃなかった
こんな話し合いじゃ意味がない。」

「いいじゃないか。すべての話に意味を追い求めるのも疲れる。何も考えずに話をしたり、話を書くのは
楽しいんだ。」

「全く、何時間話した?話が間延びしてきている気がするよ。」

「それはそうと、"人一倍頑張る"という言葉は変だと思ったことはないか?だって、"一倍"だろ?
"二倍"の方が正しいじゃないか。」

「確実に話が間延びしてるよ。おい、コーヒーが冷めるぞ。そういえば、このブラジル産の豆なんだが...」

「もう少し意味の無い話を続けるのも良いかもな。」


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