茹で落花生

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3/6/2026, 5:36:09 AM

たまには自分の部屋のドアをノックしようと思って、
手の甲で3回コンコンと鳴らした。

するとノックが返ってきた。
いるとしたなら座敷童子か悪霊か、
それともクローゼットのモンスターか。

だが考えるほどの事でもないと悟り、
そっとドアの前を後にした。

2/14/2026, 4:35:00 PM

バレンタイン。

チョコが貰えない。

男はチョコを求めた。
決して、恋に落ちたり、恋人がいるわけでもないが、
他人からのチョコレートを求めた。

男は待ち続け、23:50分。未だにチョコは来ず。

「まだ焦るべきではない。10分もある。」

「いや、焦るべきだ。10分しか。」

男の友人はそう言った。
彼の手にチョコレートは握られていない。

「行動すべきだろうか。」

「かといって通行人にチョコをねだる
変人になる気はないぞ。私は。」

彼らが求めていたのは、他人からのチョコ。
すなわち異性からの愛のこもったチョコレート。

「よし、思いついた。」

「なにを。」

「多様性の時代。私は今から性自認を女性にする。
それで、私がチョコを渡せば万事解決だ。」

「理にかなってるな。」

そうして130円のチョコバーが渡された。

「それじゃ、性自認を男に戻す。
次はお前か性自認を女性にしろ。」

「天才だな。今から性自認を女性とする。」

そうして130円のチョコバーが渡された。
チョコの循環である。

「全く天才的だな。」

「素晴らしい考えだろ?我ながら。」

「もしかしてだけどこれが理由か?」

「理由?」

「根本的な問題の理由。」

「あぁ。」

2/13/2026, 4:30:16 PM

待ってて。
月曜はすぐに来る。
くつろぐ暇もないくらいに。

待ってて。
来月はすぐに来る。
暖かさを感じる間もないくらいに。

待ってて。
来年はすぐに来る。
馬が走り去ってゆくよ。

だから待ってて。
すぐに終わりがやってくるから
後悔を残して。

どうせそうなる。
待つなら暇つぶしをしよう




2/8/2026, 3:43:14 PM

スマイル。

笑顔は新しい。笑顔は無くならない。

笑顔は過去の物。笑顔は無くなる

笑顔は不変的。笑顔は無意味

笑顔は素晴らしい。笑顔を惜しむ。

存在しない物を惜しむ事は不可能。

惜しもう。できる事なら。
今のうちに。

みんなはおかしいと言う。
保証はないよ。全て。

1/30/2026, 4:01:35 PM

昼下がり。男がノックすると、
老婦人がドアを開けた。
男は、

「貴女に届けなければならないものがあり、
伺いました。」

老婦人はそれにこう返す

「察しはついてますよ。
光栄なことです。」

老婦人は微笑み、穏やかにそう言う。

「息子さんからの手紙が
3通ほど。そして、勲章。
国の英雄です」

渡された。国旗に包まれて。

「喜ぶでしょうね。
ありがとう。大変なお仕事ね。」

老婦人はお辞儀をした。

「そして、残念ながら伝えなければなりません。
司令官より貴女の息子が戦死したことを
深い遺憾の意と共に伝えるよう委託されました。」

「えぇ、わかってます。」

空は晴れ渡っている。


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