「見ての通り、日記です。火薬臭いし、なんなら焦げてるでしょ。もっといい品物がありますよ。」その日記は、何年も前からガラクタ入れ同然の木箱に入っている。ある日古物商の男はふとそれを手に取った。"10月6日 (水) 快晴"晴れ渡っている。今日で開戦から5年目退屈。明日も書く。そしてページを捲ると、ただの白紙である。「思ったとおりだ。つまらない。」閉ざされた日記は、また木箱に戻された。
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