茹で落花生

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昼下がり。

二人の男が、コーヒー片手にこう話す。

「美しさというのは、不変的だ。」

「そうだろうか。」

「百人一首は知っているだろう。
それに自然を詠んだ和歌があるんだ。
現代人と平安の人々で、美しさの基準というのは変わらないのだよ。」

「どうにも、不変という言葉はしっくりこない。」

「話は変わるがね、不変なんてものはないと思うんだ。」

「ほう」

「的外れかもしれないが、ビザンツ帝国。
あの1000年以上続いた帝国でさえ、
最後はオスマンに滅ぼされたじゃないか。
そしてそのオスマンすらも滅びた。」

「またそれか」

「つまり、何事も不変ではないのさ。」

「やけに論点がズレたな。
そもそも最初は"美しさ"なんてテーマじゃなかった
こんな話し合いじゃ意味がない。」

「いいじゃないか。すべての話に意味を追い求めるのも疲れる。何も考えずに話をしたり、話を書くのは
楽しいんだ。」

「全く、何時間話した?話が間延びしてきている気がするよ。」

「それはそうと、"人一倍頑張る"という言葉は変だと思ったことはないか?だって、"一倍"だろ?
"二倍"の方が正しいじゃないか。」

「確実に話が間延びしてるよ。おい、コーヒーが冷めるぞ。そういえば、このブラジル産の豆なんだが...」

「もう少し意味の無い話を続けるのも良いかもな。」


1/16/2026, 3:56:48 PM