とらた とらお

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7/9/2024, 1:58:33 PM

理由はない
理由がないのに、ため息が出続ける

理由はない
理由がないのに、落ち込んでいく

すがるもののない感情は
どこに流れていいのかも分からず
腹の中に気持ち悪さ、苦しさとして溜まっていく

なんでもいい
なんでもいいから
プスッと腹に穴を空けて
この淀みを流し出したい

7/7/2024, 1:21:53 PM

七夕を迎えた今日の丑三つ時

私は悪夢を見ていた。
いや、あれは悪夢ではなく
実際に起こったことだ。

……ン。…スン。ドスン。ドスン。
ゆっくりと繰り返す地響きで目を覚ました。
だが異様な空気を感じて目は開けなかった。

闇のように重い空気が私を包んでいる。
寝ている私の周りを巨大な何かがゆっくりと
軽い地震くらい地面を震わせながら歩いている。

ドスン。ドスン。ドスン。ドスン。
明らかに異様な存在を前にして
私は恐怖から体を硬直させ
寝ている振りをし続けた。

なぜかって?
起きているとバレたら私は死ぬ。

姿を見ることができないその巨体は
時折私のことを覗き込んでいるようだ。
肝を冷やしながらも平静を装い寝続けた。

何周した時だろう
除湿器が稼働を始めたと思った途端
巨体も重い空気感も姿を消した。

でもまだ油断ならない。
私は目を開けられなかった。
そしてまた重い空気とともに
巨体の地響きが私を震わせた。

死ぬ…。死ぬ…。
目も開けられなければ
体を動かすこともできない。

あまりの恐怖に私の脚は震え始め
バレたら終わる…!という思いが
私の拍動をさらに速めた。
地響きしか聞こえない世界で
私の心音だけが全身から響きわたる。

しばらくすると気配は消え
普段の軽い空気があたりを包む。
それでもまだ固く目を閉じていた。

さすがにもういいだろうと思った私は
恐る恐る目を開き時計を確認した。
時刻は午前3時頃を指し示していた。

そして今度こそ寝るために目を閉じた。
寝られず寝返りをうったその時…。
あたりを重い空気が支配した。

もう勘弁してくれ…。
息を潜めつつ寝た振りをする。
今回は巨体はいないらしい。

しばらくすると空気が軽くなった。
それを何度か繰り返したのち
空気が重くなることはなくなった。

時刻は午前3時半過ぎ。
外が白み始めていた。
部屋に光を入れたくて
カーテンを15cmほど開ける。

また眠りについたところ
もう重い空気に支配されることはなかった。

目覚ましの音で目を覚ました。
光を感じカーテンの方を見やると
そこには15cmほど開けられたカーテンがあった。

これは悪夢なんかじゃない。
執筆のための創作でもない。
これは今日現実に起こったこと。
お願いだから、信じてほしい。

7/6/2024, 4:04:58 PM

嫉妬と仲間意識
それぞれ、いい方に働くこともあれば
悪い方に働くこともある

この2つが共に悪い方に
しかも強く働いてしまった時
それは醜い様を映し出す

昨日まではしゃぎあっていた仲間が
一夜にして1人の人間を除外した
どうも色恋沙汰だったようだ

しかもこの仲間内ではなく
別の仲間内での問題ということだった
情報を得るのに手間取ったわけだ

誰が悪いというものではなく
選ばれなかった子を守るため
選ばれた子と距離を置いているようだった

はあ…
こっちの身にもなってほしい

幸い私は特定のグループを作らない主義だ
誰とでも分け隔てなく接する
一匹狼であると同時に全員と仲間でもあった

後輩たちは下手に手を出せない
つまり、私がどうにかする他なかった
しかし私が下した決断は
「なにもしない」だった

実は過去に苦い経験があった
色恋ではない理由で
1人除外されていることに気づいた私は
唯一の話し相手になって助けようとした

まさかそれが火に油を注ぐとは思わずに

その子の話し相手は唯一私だけ
それは即ち、私の独り占めを意味した
よくも悪くも私は人気があったらしい

私がその子に話しかけに行くことも
その子が私に話しかけに来ることも
すべて阻害されるようになってしまった

それがその子の置かれる状況に
どんな結果を生むのか
推して知るべしであろう

この苦い経験を私はずっと引きずっていた

「なにもしない」は「行動しない」ではない
「これまでどおりを維持する」だった
話しすぎない関係だったのも幸いした

みなから存在を消されている中
私は“いつもどおり”あいさつをする

みながその子の作ったドリンクを取らない中
私は“いつもどおり”取る
そして取りづらそうにしている後輩へ渡す

困ったことがあったら
“いつもどおり”声をかけて尋ねる
さすがにこの行動は後輩たちがビクッとしていた

悪いね
私は鈍感だから
険悪だなんて気づかなかったよ 笑

その子はきつい状況に置かれた中
立ち回りを間違えることはなかった
つまり、自ら話しかけにくることはなかった

それをどれだけの期間続けただろう
分からないくらい長く感じた
そしてまた一夜が過ぎたとき
皆が笑いあってそこに存在していた

正直、ポカンだ 笑
どうやら同じ失敗を繰り返さずに済んだらしい

そして得たものもあった
その子の私への扱いが変わった
かつてはイジり倒されていたのに…
あれは…デレデレだ

どうも私が冷ややかな目で観察し
どう行動するか思案しているのを見たらしい
数歩歩む中でしていたはずだから
長い時間はかけていなかったのだが

今回は私の功績ではない
その子が時が来るまで耐え続けたおかげだった
離れることも出来たのにそれをせず

とにもかくにも
軋轢が元々なかったごとく騒ぐのを見て
私はひとり、安堵のため息をついていた

7/2/2024, 1:52:12 PM

あなたは生き残れる人間か

わたしと同じ、精神地獄に陥ったときに


それを判断するいい映画がある
実話を基にしたストーリー
あの主人公には勝てないと思った

つまり、あの映画を
同じ苦しみを追体験しても
最後まで観終えることができた人
それは精神地獄を克服する素質があると考える

観ていられず途中で諦めた人
残念ながらあなたは自分に負けて死んでしまう

主人公とまったく同じ行動をとれる人
あなたは絶対に克服できる

ぜひ一人で観てほしい
映画『127時間』を

あなたは生き残れる人間か

観終えた時、生きていることを実感できる

映画として単純に観てしまったあなた
悪いが同じ土俵に立てていない
だから、、


出直してこい。

6/28/2024, 9:11:04 AM

11月にもなり、さすがに朝と夜が寒くなってきた。

肌寒くなると人恋しくなるもので…。
ここのところ10年以上心を寄せている想い人のことを想ってしかたがない。

あの方は元気に過ごしているだろうか。
いろいろと大変な状況ではあると思うが、ねぎらってくれる人はいるだろうか。
いつもいつも、想うと同時に心配に思っています。

あなたが私の元から遠く離れたところへ行ってしまわれたと知った時、それはもう落ち込みました。

何日も落ち込み、もう吹っ切れるぞ!と気合いを入れたと思った時期に現実を見せられ、それまでの何倍も落ち込みました。

もう立ち直れないとも思いましたが、本当に悪いとは思ったもののいつか私にチャンスが必ず来ると信じ、日々精進しておりました。

そして、私の願いが叶ってしまったことを知った時分には、他人の不幸を喜ぶのはいかがなものかと思いつつも、心の底から喜んでしまいました。

こんな私をお許しください。

状況が転じたことにより、さらなる想いが募ってなりません。

私が強く想い、行動で示してきたあの4年間、あなたは私にどのような思いを抱いていたのでしょうか。

毎日を過ごせなくなってから今日までの間に、私を想って下さった日々はあるのでしょうか。

そして何より、再会を果たしたあの晩、あなたがおっしゃった「あ、やっぱり…」の後に続く言葉はいったい何だったのでしょうか。

あの晩から、気づけば3年の月日が経ちましたが、未だに気になってしかたがありません。

願わくはあなた様のお心も私に向いていてほしい。
この想いは私だけが抱くのではなく、あなた様にも同じように想っていていただきたい。
そう思ってやまないのです。

どうかこの想いが、あなたへと届いてほしい。

どうか…、お願いです。

美しき我が想い人よ。

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