とらた とらお

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11月にもなり、さすがに朝と夜が寒くなってきた。

肌寒くなると人恋しくなるもので…。
ここのところ10年以上心を寄せている想い人のことを想ってしかたがない。

あの方は元気に過ごしているだろうか。
いろいろと大変な状況ではあると思うが、ねぎらってくれる人はいるだろうか。
いつもいつも、想うと同時に心配に思っています。

あなたが私の元から遠く離れたところへ行ってしまわれたと知った時、それはもう落ち込みました。

何日も落ち込み、もう吹っ切れるぞ!と気合いを入れたと思った時期に現実を見せられ、それまでの何倍も落ち込みました。

もう立ち直れないとも思いましたが、本当に悪いとは思ったもののいつか私にチャンスが必ず来ると信じ、日々精進しておりました。

そして、私の願いが叶ってしまったことを知った時分には、他人の不幸を喜ぶのはいかがなものかと思いつつも、心の底から喜んでしまいました。

こんな私をお許しください。

状況が転じたことにより、さらなる想いが募ってなりません。

私が強く想い、行動で示してきたあの4年間、あなたは私にどのような思いを抱いていたのでしょうか。

毎日を過ごせなくなってから今日までの間に、私を想って下さった日々はあるのでしょうか。

そして何より、再会を果たしたあの晩、あなたがおっしゃった「あ、やっぱり…」の後に続く言葉はいったい何だったのでしょうか。

あの晩から、気づけば3年の月日が経ちましたが、未だに気になってしかたがありません。

願わくはあなた様のお心も私に向いていてほしい。
この想いは私だけが抱くのではなく、あなた様にも同じように想っていていただきたい。
そう思ってやまないのです。

どうかこの想いが、あなたへと届いてほしい。

どうか…、お願いです。

美しき我が想い人よ。

6/28/2024, 9:11:04 AM