towa_noburu

Open App
11/19/2025, 9:29:58 AM

記憶とは水たまり
その水をガラス瓶に入れたら時折ひかる
記憶のランタン
嬉しいことも悲しいことも
混ざった記憶の水は
光ったり濁ったり消えたり
それでも水が枯れる事はないのでしょう

11/16/2025, 12:45:56 PM

下弦の月灯
君の横顔の陰り
眼差し愛おしい

11/8/2025, 8:43:21 AM

心の中に消えない灯火がある
しかし、その周りには針の山、毒の沼、怪獣が住む谷がある。僕はいつだって灯火の火に手をかざしたいのに、なかなか実際は手前の煩悩の地獄に足をとられ精神を病む。
それでも、どんなに忘れそうになっても、消えない灯火はたしかに存在するのだ。生まれた時から、けして消えないその光に意味などないが、だからこそ無垢な白い炎は消えないのだろう。命尽きるまで。

11/5/2025, 9:43:08 AM


薫る金木犀の香りは季節の歯車がまた一つ秒針を刻んだのを知らせる
ほのかなオレンジ色の花弁
私はこの時期に発売される金木犀をモチーフにしたコスメに弱い
しかし、たまたま通った公園に咲く金木犀の香りには
どんなコスメも叶わないと思ってしまう

9/27/2025, 11:00:28 AM

「涙の理由」
自己嫌悪からの被害妄想
止まらない想像は体と脳を蝕んでいく
それでも生きて、足掻いて、と何かが囁くから
呼吸を続ける、涙を流しながら
絶えず脈打つ心臓を抉ることができない
心音を消す一歩の踏み切りが私にはできない
ならば、脈打つ心臓を楽にしてやろう
流れる血の流動から生み出される爆発的なエネルギーを自己理解から自己肯定へと促すのだ
擦り切れた脳はもはや感情は機械的かもしれない
それでもいい。呼吸しているのならば、それも一つの正解でいい。

Next