かなで

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1/25/2023, 10:32:03 AM

安心と不安


月曜の朝から息子が腹痛を訴え学校を休むことになった。
子供がいくつになっても辛そうにする姿をみると何とかしてあげたい、代われるものなら代わってあげたいと思ってしまう。
かかりつけの病院に受診した結果、胃腸炎でしょうとの診断。少しほっとした反面、これから悪くなったら?酷くなったりしないのかとずっときにしてしまう。「看護師さんが親だから大丈夫だね、安心だ」なんて言われたことがあるがそんなことはない。
なにか見逃していないか?きちんと観察できているのか?ここまでくるともう医療者関 係者であることが全く生かされず、逆に悪い方悪い方へ作用し始めるのだ。様々な症例をみてきたからこそ常に最悪の事態を想定してしまう。あとやたらとネット検索するのだ。
こうなるともう悪い連鎖だ。常に息子を観察し何度も声をかける。そのうち「あーうるさい。」と息子が呆れるのも当然である。逆の立場ならとっくにキレるよ。
今回は2日で改善し、息子はケロッとして登校…
なんだかなぁ…どっと疲れました。
この悪い連鎖の癖、何とかしないとなぁ




1/19/2023, 2:29:30 AM

閉ざされた日記


三日坊主という言葉がある。やろう!と志してはみたものの続かないことをしめす言葉だとか。
それでも三日出来ればすごいという話。

昨年の秋頃、義理実家の母から連絡があり「押し入れを整理してたら息子(夫のこと)の成績表とか絵とかが出てきたのでいるのか判断して」とのことだった。断捨離中で判断に困ったそうな。
面白そうなので夫、息子と共に参戦!
成績表や幼稚園の出席手帳、作文などなかなか思い出深い数々。そんな中、母がニヤリと笑ってあるノートを出してきた。
「これね高校時代の息子の日記よ」なんて面白そ…いや興味深い。
ページを開くと日付は1月1日。「今日から日記をつけようと思う。絶対三日坊主などにならずなしとげる」という決意表明が書かれていた。そして次のページをめくると…
真っ白。めくるもめくるも真っ白。
は?決意表明どこいったよ!一年の計は元旦にあるんだぞ。心の中はツッコミの嵐。
横を見ると夫が「よく取っといたなコレ。」と苦笑い。息子は「一日坊主じゃん!ヒヒヒヒヒ!」と息もつげないほど笑っている。
母も笑いながら「これはとっとくでしょ!」と得意満面。
今の夫からは想像もつかない飽きっぽさにこんな時もあったのねと思う反面、あぁこれから息子に「継続する」ということに関する セリフに説得力がなくなったわぁと今後の子育てに影響がでた出来事でした。
まあ面白かったのでよし!

1/17/2023, 6:51:01 AM

美しい


美しいという言葉で思い出した句があります。

清水へ祇園をよぎる桜月夜
こよひ逢ふ人みなうつくしき
与謝野晶子

桜の下で美しい人がいるのか、桜を見ている姿が美しいのか、大切な誰かと見に行くために美しく装ってきたのか、思うあの人に会えて美しく輝いているのか。またその全てか。
なんにせよ素敵な光景なのでしょう。

早く暖かくならないかな。春が待ち遠しいと思う雪の日でした。
春、まだまだ遠いなぁ。

1/10/2023, 12:13:56 PM

20歳


中学生の頃、高校生は凄く大人びていてかっこよかった。
高校生の頃、先輩や学校の教師は凄く大人で憧れていた。
高校を卒業し20歳の人を見ると、本当に大人で私は社会人にちゃんとなれるかと怖くなった…

はい心の中身はといいますと…
中学を卒業して高校生になった時、あれ?こんな感じ?え?制服着られてない?いやいや高校生になったらしっかりするでしょ。
高校生になり卒業が近くなると、あれ?もっとしっかりしてる予定だったのに。あれ?
いやいや20歳になったら自覚がでるよね。そうだきっとそうだ。
20歳になり…え?20歳になったけど、中身あんまり変わってないよ!え?大人ってどうやったらなれるのーーー!
そして今。ココ。結婚して子供育ててるけど、中身はなーんにも変わってない。
テンパりやすくて、小心者で大人の大きな着ぐるみを着たただのおばちゃんですよ。

なのでね。中学生も高校生も20歳になった人も焦らなくて大丈夫。
こんなみりん風みたいな大人「風」な私でも何とか生きてますよ。
大人の着ぐるみ。案外みんなそうかもよ。

1/3/2023, 2:01:22 PM

日の出

あれは若かりし頃。
夜勤で朝日が差し込み、まだ動き始める前の静かな病棟で窓から差し込む朝日を感じるのが好きでした。見るというより少しずつ明るくなっていく病室の窓の景色が。
そんな静かな日ばかりではもちろんないけれど、もう少しで勤務が終わる安堵感と、もうひと踏ん張りだと気を引き締めるふたつの思いが天秤のように揺れてる感じ。

結婚し子供が産まれ、その子供が入院したことがありました。
消灯後からの不安な気持ち。何かあったらどうしようという焦燥感。
付き添っていた病室に朝日が差し込み始めた時、夜に何も無くてよかったと日をこえたことに安堵した気持ちを覚えています。
入院している時の日の出ってこんな気持ちになるんだと、ふたつの立場を思う朝でした。





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