大好き
あらためて書こうとすると難しいものって
たくさんありますよね。
あんまり考えた事 "が" ない・・というか、
あんまり考えた事 "も" ない・・ことが。
好きなこと、好きなもの、好きな匂い、
好きなカタチ、好きな色、好きなヒト・・
いろいろなお気に入りの集合のなかに、
「大好きな〜」も含まれているのかな?
ボクは「大好きな〜」だけは
"別格"にしているかも・・と思ったりもする。
「大好き」なものは「好き」なものと何故か
似てない気もする。
これは人それぞれかなぁ。
ジャンルにもよるかぁ。
大好きなものを格下げして
「好きなものの1つ」にする・・のは
何か気にくわない(笑)
一番大好きなものはケチがついたら
「もういい!オマエキライ」ってなりそう(笑)
花の香りと共に
3月になって寒暖を繰り返しながら、次第に・・
気づけば・・寒さが和らいでいる。
そんなタイミングで、希にだが特段に心地よい、
何か懐かしいような、ちょっと切ないような
春の空気を感じるときがある。
遠い記憶のなかの空気の匂い?
これまでの時間のなかで貯めた疲れや
生活の鈍いイタミのようなものを
何もかも忘れそうになるような"時"がある。
ソレをきちんと感じたときには、もうすでに
現実が入り込んできて、郷愁にも似た感覚は
わからなくなる。薄れてしまう。不思議な感じ。
ボクが春に生まれたからだろうか。
♪時をかける少女
空は宇宙の海よ
褪せた写真のあなたのかたわらに
とんでゆく♪
"時をかける少女" 原田知世
君を探して
いつの頃からかあきらめていた。
それが"いつ"だったか・・
全部がおぼろげな確信のなかですすんだ。
時系列で振り返ると、
"最初" は愛おしさや宿命のような関係性は
消そうにも消せるはずが無いと思いながら
上辺の諍いを続けていた季節。
"次第に" 苛立ちとともに憎しみが少し
混じるようになり、釈然としない日々を、
決着をつけないやり取りを、放置した季節。
"気づけば" そんなはずはない、
時間が解決するだろう、
いつまでもこのままかも知れない。
消えも溶けも変形もしなさそうな現状。
"今"
アルバムの中だけで無邪気な
君を探して・・
もう一度見つけにいくパワーがない。
透明
友人が会社を辞めた。
会社の仕事では関わっていたわけでなく、
会社で会っていたわけでなく、
言うなれば、「何も変わらない」のだけど、
見えないグラスで"型どられた"彼を
見ていたのではないかと言う不安。
友人と言う部分は変わらないのか?
漠然とした不安を抱えて
今日、送別の品を持って、会いに行く。
星
"主要な登場人物"で星を星と呼んだのは
伴宙太だけだった。
安心感、安定感、器のデカさ、優しさ、
伴が一番いいヤツだった。・・と思う。
昔のアニメは欠点をハッキリ描いたので
花形も左門も一徹も非常に人間臭い。
明子姉ちゃんも結局、
伴の気持ちを知りながら
花形財閥に嫁にいく。
(人間 花形満に惚れるのだが)
伴は大企業の御曹司で、星や左門とは
別世界の人間(花形側?)なのだが、
表舞台に決死のチャレンジをした上で
自分の"分"をわきまえ、結果最期まで
全てのことで裏方に徹する。
伴よ。カッコイイよ アンタ。
一番不格好で
一番イマドキじゃないけど
一番カッコイイよ。
"巨人の星" 梶原一騎