花の香りと共に
3月になって寒暖を繰り返しながら、次第に・・
気づけば・・寒さが和らいでいる。
そんなタイミングで、希にだが特段に心地よい、
何か懐かしいような、ちょっと切ないような
春の空気を感じるときがある。
遠い記憶のなかの空気の匂い?
これまでの時間のなかで貯めた疲れや
生活の鈍いイタミのようなものを
何もかも忘れそうになるような"時"がある。
ソレをきちんと感じたときには、もうすでに
現実が入り込んできて、郷愁にも似た感覚は
わからなくなる。薄れてしまう。不思議な感じ。
ボクが春に生まれたからだろうか。
♪時をかける少女
空は宇宙の海よ
褪せた写真のあなたのかたわらに
とんでゆく♪
"時をかける少女" 原田知世
君を探して
いつの頃からかあきらめていた。
それが"いつ"だったか・・
全部がおぼろげな確信のなかですすんだ。
時系列で振り返ると、
"最初" は愛おしさや宿命のような関係性は
消そうにも消せるはずが無いと思いながら
上辺の諍いを続けていた季節。
"次第に" 苛立ちとともに憎しみが少し
混じるようになり、釈然としない日々を、
決着をつけないやり取りを、放置した季節。
"気づけば" そんなはずはない、
時間が解決するだろう、
いつまでもこのままかも知れない。
消えも溶けも変形もしなさそうな現状。
"今、そして"
アルバムの中だけで無邪気な
君を探して・・
もう一度見つけにいくパワーがない。
透明
友人が会社を辞めた。
会社の仕事では関わっていたわけでなく、
会社で会っていたわけでなく、
言うなれば、「何も変わらない」のだけど、
見えないグラスで"型どられた"彼を
見ていたのではないかと言う不安。
友人と言う部分は変わらないのか?
漠然とした不安を抱えて
今日、送別の品を持って、会いに行く。
星
"主要な登場人物"で星を星と呼んだのは
伴宙太だけだった。
安心感、安定感、器のデカさ、優しさ、
伴が一番いいヤツだった。・・と思う。
昔のアニメは欠点をハッキリ描いたので
花形も左門も一徹も非常に人間臭い。
明子姉ちゃんも結局、
伴の気持ちを知りながら
花形財閥に嫁にいく。
(人間 花形満に惚れるのだが)
伴は大企業の御曹司で、星や左門とは
別世界の人間(花形側?)なのだが、
表舞台に決死のチャレンジをした上で
自分の"分"をわきまえ、結果最期まで
全てのことで裏方に徹する。
伴よ。カッコイイよ アンタ。
一番不格好で
一番イマドキじゃないけど
一番カッコイイよ。
"巨人の星" 梶原一騎
願いが1つ叶うならば
全てに不満がある今の、そして今までの人生。
もし、やり直しがきくなら、
そりゃあ、お願いしてみたい気がする
とはいえ、じゃあ・・
"いつ"の"何"を変えて.今の"何"を"どう"変えるのか。
今流行りのタイムリープ系の発想で考えると・・
周りも変えちゃうしな〜とタメライしかでない。
自分の欲望は果てしなくあるし、
あの時が分岐点かなと思うタイミングは・・
確かに思い浮かぶ。ただ、変えたくないこと、
変えてはイケないこともたくさんある。
常に一人で生きてきたわけじゃない・・
良い子になるツモリは全く無いが、
そんな訳で「あの時に戻ってやり直す」は
無いかな。"1つの願い"・・ではムリだ。
・・そもそも、キーポイントに戻っても
未来を変えるほど頑張れない気がする(笑)
あぁ、そうだ。
一度アメリカで大谷翔平の試合を
観てみたいでーす。お願いします🙏
(パスポートないけど)
♪「もう一度やりなおせたら」
馬鹿だぜ そんな話はもう 止めよう
ボクが ボクである限り
何度やっても 同じことの繰り返し♪
"ラスト ダンス" 浜田省吾