踏青

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4/15/2026, 1:00:35 AM

消えゆくものよ、消えゆくものよ。
どうしてあなたは消えたのですか。
どうして去らねばならぬのですか。

雲一つない。ああ、何ら一つもない。
広大な海。ああ、何て広いのだろう。
果てしない。ああ、何て果てしない。

何も感じない。何も感じない。
空虚に思うことすらも。
分からない。何も分からない。
どうして、私はここに。

生けるものよ、生けるものよ。
さらば。永遠に、おさらば。
ご無事で。永遠に、ご無事で。

私は独りだ。ああ、私は独りだ。
好い天気だ。ああ、何て好い天気だ。

4/5/2026, 1:21:46 PM

「私は矛盾を抱えた人間だ」と、説明して頭で理解させるのは簡単なもの。私が目指すのは、理解ではなく感じてもらうこと。つまりは、先の言葉を詩的に換言すればこうなる。

白くなるほど黒さが目立つ
黒くなるほど白さが目立つ
私は白すぎる。ゆえに黒い
私は黒すぎる。ゆえに白い

私の円環と矛盾を感じてほしい。

X @Dasein_7539

3/31/2026, 4:07:40 PM

吐露1

 今日は晴天で雲一つなく、事故も怪我も病気もなかった。何一つ俺を遮るものはない素晴らしい一日だった。だのに、俺の心はなんでこんなにも悲しいんだ。今日は素晴らしい一日だった。もうこんな日は、明日はないかもしれないのに。どうしてこんなにも、無性に悲しいんだ。何もなかったのに。

X @Dasein_7539

3/30/2026, 10:12:56 AM

下らぬ話2

 ……やぁやぁ。ご機嫌いかがかな。時間があるなら、ちょっとした俺の無駄話にでも付き合ってくれないか。まとまりがないかもしれないけど、少し聴いてくれよ。
 最近は無限と循環とか、現実と幻想とか、愛と倫理とか……まぁつまらないことかもしれないが、相対的に何もしていない時間が増えたんだけど、その分はこんな思索に費やしてるよ。まぁ…今から話すのは、矛盾について何だけどさ。
 …俺は触れたいものがあるんだ。けれど、触れるのが怖いから触れたくない。より具体的に言えば、ある対象がそこに在るとするじゃない。そして、それに接近することで触れることができる。けれど俺は、自分の指先がそれに触れることが、そのものを壊してしまう気がして、完全に触れることを深く恐れるんだ。ゆえに、俺は距離をとろうとして、その対象から遠ざかるんだ。……そして、それをじっくりと観察する。……でもね、こうしているうちに…俺の目は、しだいにぼんやりとしてくるんだ。…視力を奪われるような感覚さ。……そのうち、自分の姿すら…見えなくなる……。







……


………

……?
































……ああ、悪いね。…それで……なんだ、俺が俺でなくなってく感じがして(はは、何を言ってんだか…)。…ゆえに、もう一度だけ触れに行こうと、元の場所に向かって歩き出すんだ。……けれど、俺がいた場所はどこにあったんだ?気づけば、景色が変わっているのさ。おかしいだろ?かくて、もと居た場所を思い出すんだ。けれど、どうにも思い出せないんだ。俺は…きっと記憶も、そして"決定的な何か"も失っているんだ。時間を経るにしたがって、俺がいた場所も……俺が求めたものも……そして……この俺さえも失われていくんだ。全く…時間が憎いよ。俺はまた独りになったんだ。
 でも、もっとひどい時もあるんだ。それは目隠しの状態で、手探りでさまよう時さ。そこには俺の姿も、見える物も、立っている位置も、何もないんだ。ただ…聞いて、触れることだけが、俺に許された全てだった。
 そんなとき、たまに聞こえてくるんだ。闇の中から俺を仕切りに呼ぶ声が。俺は堪らず、その声の方へ近づいて、その"見えざる他者"に触れようとするんだ。けれど、これは夢か現実か。夢ならば、それは触れた直後に砂となって消えてしまう。現実ならば、その手は空をかいて、触れることすら許されない。​…そんなことが何度もあった。そして─────俺は堪らず、言葉を捨てて、さながら叫ぶ。この胸を焼く苦しみを誰かに訴えたいんだ。……でも、俺の声は誰にも届かない。……きっと、俺の周りには誰もいないから。
 ……以上が最近の出来事だよ。ただ、2週間ほど前から、自分の頭がおかしくなりそうな時があるんだ。何か言葉に直さないと、俺が俺でなくなるような気がするんだ。そして、最後に。(鼻につくようなことを言うようだが)…あなたもこうはならないように、どうか、永遠に、ご無事で。

X @Dasein_7539

3/26/2026, 6:55:43 PM

下らぬ話1

 俺自身のことでも、時には話そうか。まぁなんだ、最近は泣いてばかりだよ。一週間ぐらい。なぜって、そりゃ漠然と悲しくなるんだよ。…あるいは​─────機会があればまた話すよ。よく分からないこともあるもんさ、何の理由もなく生きてるのと同じようにね。
 俺は、時に自分が怖くなるんだよ。いや、もっと言えば、俺が〈俺〉でない感じがして。まぁなんだ、今日だって鏡をじっと観ている時間があった。目の前に立ってる、この男の顔。よく観てみると、どうやら俺じゃないらしい。はは、笑ってくれるな。何せ、俺が俺である理由はないんだ。よく考えてもみてくれ。高名な日本の哲学者である永井均が云うには、人は皆「独在」であり、その唯一の存在が〈私〉なるものなんだと。そして、興味深いのは、この世界にはザッと80億人は人間がいるんだ。それなのに、俺たちは交じり合う事はなく、つまり唯一の存在として平行のまま、暮らしてるんだぜ。ゆえに、我々はみな存在論的に孤独であり、自由なんだ。この〈私〉を誰からも完全に理解されない限りはね。
 ああ、話がいささか逸れたね。…まぁつまりは、俺が〈俺〉でないってのは、ようはこの肉体と〈俺〉ってのは、まぁなんつーか、存在が別なんだよ。何を言ってんだって話かもしれんが、言葉によって〈俺〉を示したとしても、言葉ってのは、結局は誰かに伝わるもんだろ?しかも、不完全な形で。ってなるとさ、じゃあ〈俺〉を完全に示せる原理は?つまり、言語という媒体よりも優れた、上位の原理は他にあるのか?って話になるじゃん。それがさ、ないんだよ。現時点ではね。じゃあなんだ、俺が〈俺〉であるという事実だけが残るわけだ。ならば、鏡に"映る男"は〈俺〉を映しているものなのか?結局は、鏡という媒介(Vermittlung)を用いて、"身体"を映しているに過ぎないだろ?じゃあ、これは〈俺〉なのかよ?分かんないだろ?ゆえに、俺が不確かな存在に見えてくるのさ。まぁ分かんなくたっていい。言葉ってのは限度があるんだ。俺の言いたいことは、頭で理解するんじゃなくて、心で感じてくれ。分かんないならそれでいいさ。

X @Dasein_7539

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