すい

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4/6/2025, 8:13:54 AM


好きだよ。

君の一言でこんなにも心が揺れてしまうほど。

君の存在一つで
好きなあの人の思いすら霞んでしまうぐらいに。

今でも、君が手放せないの。


誰にも心変わりすることなどないと確信が持てた。

一生愛し通せる自信があった。

いつだって私の自慢だったのは、君だけだった。


やっぱり私にはできないの。

君を捨てて、他の誰かを一途に愛することだけは。


あの時から、君は私の世界の全てだったから。



                    ___好きだよ

3/29/2025, 3:05:30 PM


君は私を、どれだけ泣かせれば気が済むの?

君の存在ひとつでどれだけの涙が流れてきたか知ってる?

自分がどれほどの傷をつけてきたのか、
何ひとつ覚えてもいないでしょう。


私の前に何食わぬ顔で現れて、
よくもそんな平然としていられるわね。

不幸になるべきなのは君なのに。

嫌われて然るべきなのは、君の方なのに。


ずるいのよ。

見た目だけで全てが許されて、
その溢れ出る自信で何もかも手にするなんて。

下を向いて生きるべき君が私以外にもてはやされるのは、
本当に気に食わない。


捨てられて、ひとりぼっちになって、
私に泣きついてくるような情けない君でいればいい。

こんな最低な君を好きでいられるのは、
君のその嘘が耐えられるのは、

私だけなんだよ。



                       ___涙

3/28/2025, 9:02:31 PM


誰もが本当は知っている。

目の前にあるありふれた日常が、小さな幸せであること。

こうして生きていられることが、何より幸福であること。


でもね、人生はそんな簡単じゃない。

だって、人の欲には終わりなどないのだから。

手に入らないものが魅力的なのは常。

比較の世界で生きる私達は、
誰かの不幸なしでは幸せになれない。


平凡であることが最も難しいのは、
私達が羨む先がいつも"平凡な人生"ではないから。

小さな幸せで満足できる人など、ほとんどいないのだから。


可哀想なほど愚かな私達は、
全てを捨ててまで身の丈に合わない大きなものを望む。


この世で最も不幸なことは、
自分が手にしている幸せの質を測り、その数を数えること。

小さな幸せに、感謝すらできないこと。



                   ___小さな幸せ

3/25/2025, 2:59:37 PM


君はいつもそう。

私が弱っている時を見計らったように突然現れる。

その存在は心の隙間に一瞬で入り込んで、
私の記憶に消えない爪痕を何度も残す。


ねぇ、そんなに私が嫌い?

忘れて欲しいと、そう言ってあの時君が全てを壊したのに。

2年経った今でも、まだ縛り付けておきたい?

私の不幸がよほど好きなのね。


私達は意味のない別れを経験しすぎたの。

"さよなら"すらないそんな曖昧な最後に、触れすぎたのよ。


お願い、もう私から何も奪わないで。

君が私に向ける言葉が、
私にとって全てになってはいけないの。


記憶の中で微笑む君が、私から世界すらも奪ってしまう。

残酷なほどに冷たく、悲しくなるほど突然に。


だって私の世界の全ては君だったから。

永遠を誓った人すら捨ててしまえるほど、
君が魅力的に見えて仕方がないから。

それすら、分かってるんでしょ。


今の君は、きっと私の記憶とはまるで別人なのに。



                      ___記憶


3/24/2025, 7:21:56 PM


君が私の希望であるように、私も君の希望になりたかった。

でも私がなれたのは、君を悪夢に引き摺り込む闇。


そうね、当然ね。

消えない後悔ばかり数えて、
変えられない過去に縋り付いて、みっともないよね。


でもね、

あの日君が消し去ってしまったのは、
私に忘れて欲しいと願ったのは、

私の全てだったの。

君が奪い去ってしまったのは、私の全てだったのよ。


壊れない愛が、消えてしまわない愛がほしかった。

私が全てを投げ捨ててでも手に入れたかったのは、
君からの愛だった。


もう2度と、君を失いたくない。

もう2度と、私を見失いたくないよ。



                   ___もう2度と

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