指先で触れた冷たい画面の向こう。
あぁ、きっと今日もそう…。
ふっと笑う君の気配。
最後の静かな沈黙。
ただ私の中に深く根を下ろした君の声が、
静かな波紋を広げるだけのそんな夜。
君はいつまでそこにいてくれるのか。
目を逸らしたその一瞬で、また消えてしまうのか。
そんな不安を抱くことさえ、私の自由じゃない。
"おやすみ"
君の柔らかい声に、新しい未来を見てしまう。
切れそうな糸でしか繋がっていないのに、
なぜか分かり合えているような気がしてしまう。
きっと私たちは終わらない。
そんな確証のない予感が、
いつもこの関係を少しだけ救ってくれる。
___予感
いつも読んでくださる皆様、
私の独り言聞いてくださってありがとうございます(๑>◡<๑)
今までたくさん自分の思いを吐露してきたのですが、
私実は自分の体験を小説にしようと考えてます。
私が今まで書いてきたものはその体験に関するもので、きっと共感してくれた方も多いんじゃないかなと思うので、興味を持ってくださった方は時間があるときにでもぜひ読んでほしいです。
カクヨム、エブリスタ、ノベルデイズという小説サイトどれでも「観覧車」というタイトルを調べてもらえれば出てくると思います。
宣伝みたいになって申し訳ないのですが、この経験と気持ちを皆さんと共有したいと思っています╰(*´︶`*)╯♡
長文読んでいただきありがとうございました。
君は知ってる。
文字ひとつで私を突き放せることも。
声ひとつで私を呼び戻せることも。
無関心を装った余白で簡単に揺らぐ私を見抜いていて、
相手にしなくても待ち続ける私をそうして試してる。
都合のいい時だけ、君のペースの中でだけ生きる関係。
それでも通話で軽口を叩いて、
"ちょっと話したかった"と言えば
私がまた簡単にほだされるのも分かってる。
そうやって私の弱ささえ、君は上手に飼い慣らしてきた。
既読がつかないメッセージ
それは君のずるさと私の未練が、
見え透いた形で並んでいるだけ。
___既読がつかないメッセージ
夜の底で光るスマホの画面。
君の名前が浮かぶたびに胸の奥で疼く影。
かける言葉はいつも半分冗談で、
本当の気持ちはいつも半分沈黙で。
笑い合いながらすれ違い、黙り込んでは繋がってしまう。
どうして…と問いかければ、
君は煙のようにそれをかわして結局何も言ってくれない。
だから私は、答えのない問いを抱えたまま眠る。
嫌いじゃない、でも好きとも言えない。
それでも消せないのは、君の声が夜の静けさを割って、
私をまだ選んでいるかのように響くから。
答えは、まだ。
だけどいつだってその「まだ」が、私たちを生かしてきた。
___答えは、まだ…
君が思っている通り、私はこの先もきっと君を忘れない。
君の嘘を黙って飲み込んで、
君の中途半端さに振り回されてきた日々。
君が容赦なく振りかざした正義が痛かった。
君の破壊的な魅力が手放せなくて苦しかった。
でも、この関係の曖昧さを一番楽しんでいたのはきっと私。
言葉にしようとすると、
手からするりと抜け落ちてしまうような2人の関係。
ただ通話だけして、軽く喋って、笑って、またねで終わる。
未練のないふりをして、
未練まみれの言葉を交わす私たち。
責任も義務もない、そこに放り投げられただけの居場所。
それを手放せなかったのは、君も私も同じだった。
私たちは何度もすれ違って、確かにお互いを嫌って。
まるで腫れ物に触れることを拒むかのように、
その存在を忘れることを望んだ。
でも…どうしてもできなかった。
離したかった君の手を自ら振り払えず、
聞くべきじゃなかったその声に縋った私。
忘れようとして、でも振り払いきれず、
手放さないまま私の気持ちを試し続けた君。
まるで傷痕をなぞるように、傷口を誤魔化すかのように。
私たちは何年も、
お互いの姿をどこかで確認することをやめられなかった。
だから私たちは、きっと終われない。
あの時間を、この関係を。
忘れることなど、きっとできない。
___きっと忘れない