ぱう

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11/2/2024, 12:47:48 PM

眠りにつく前に

暗い寝室のベッドの上、私達を照らすのは窓から入る月光だけ。
私は毎晩、眠りにつく前に必ず「拓也、愛してるよ。」と彼に愛の言葉を伝える。
そして、彼から返ってくるのは毎回「うん。」の冷たい一言だけ。
…いつからだっけ。彼がわたしに背を向ける様になったの。
私と彼の間にはいつの間にか冷たく厚い氷の壁ができていた。
ああ、孤独だ。
なんて、今日も一日の終わりにそう考える。
明日もきっと。

11/1/2024, 10:41:42 AM

永遠に

「罪を償う」ていうのは、結局加害者側の救済にしかならないんだよ。
ただの自己満足に過ぎない。
あれだけ傷つけられた被害者に、加害者ができる事なんて何もない。
だから、私はアンタを永遠に許さない。
そうやって生涯ずっと、罪悪感で苦しみ続けるといい。

10/31/2024, 10:58:16 AM

理想郷

みんなが私を受け入れて、誰もが私を否定しない。
私はみんなから愛されていて、必要とされている。
私がいなくなるとみんなが寂しがる。
そんな世界だったら良いのにな。

10/26/2024, 12:31:42 AM

友達

貴方とお友達になれたのは、今思えば奇跡に近いものなのかもしれない。
住む世界が違う貴方と私。
そんな私は貴方に憧れを抱いていた。
だから、貴方とお友達になれた時は嬉しくて、嬉しくて。
貴方とお友達になった事で、その私の感情はだんだんと大きくなっていった。
でも、いつからだったかな。
貴方への尊敬や憧れは、いつしか嫉妬に変わっていて。
あなたの事は大好きなのに、みんなから好かれる向日葵の様な貴方が好きだったはずなのに。
…もう、綺麗な感情だけじゃなくなっちゃった。

10/12/2024, 10:33:18 PM

放課後

放課後はみんなで遊ぶのが当たり前になっていた。
まあ、そのせいでお金なんていつも無くて、だからバイトも大変だった。
でも、その日常がそんな事の何倍も楽しかったんだ。

今日は、三月二日。
昨日は私の学校の卒業式だった。
当たり前の様にあった私の「放課後」は昨日でなくなった。
特に将来の夢がなかった私は、親に手伝ってもらって仕事を探している。
多分みんなもそうだ。
あまり更新されないインスタ、毎日会えない友達。
その事実だけで寂しくなる。
もう二度と戻ることの出来ない、放課後の日々。
それを思い出とし、そろそろ私も私の未来へ進もうと思う。

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