‹空を見上げて浮かんたこと›
空を見てると貴方を思い出す。
この綺麗な空は貴方の心のようね。
もう一度会いたいわ。
もうすぐ私もあの世に行く年頃ね、
貴方に会える事が楽しみだわ。
空を見てると少し死ぬのが怖いけど貴方に会えると思えば怖くない。
世界は、貴方の行動で守られたのに
貴方がいなくなるなんて。
私はもう年寄りだから、貴方の大好きなチーズケーキ…作れないけど…
私は貴方の事を忘れたくないわ。
もう貴方の名前も顔も覚えてないけど…貴方の後ろ姿だけは。覚えていたい。
思い出せないなんて凄く辛いわ。
貴方の事を忘れたくないのに忘れてしまう。こんな自分が嫌になる。
でも、綺麗な青空を見上げたら
貴方の事を思い出す。
それが今の私なの
それでもいい?貴方。
‹終わりにしよう›
「相棒!終わりにしよう笑」
今日も、相棒と依頼をこなす。
俺は殺し屋。依頼と引き替えに人を殺すのが殺し屋だ。依頼などは情報屋から仕入れている。一人でやることが多いが、たまに親友=相棒と殺ることもある。親友の家は複雑で、俺のことを最高の相棒だ!と言ってくれる。今日の依頼はないかな?と情報屋に立ち寄る。そうすると相棒が居た。でも、俺を見て逃げた。普通なら「相棒!」と満面の笑みで肩を組んで来るのに…情報屋と深刻そうな顔をしていたのに関係あるのだろう。「情報屋。相棒どうした?」と言うと「秘密厳守だ。」と言われた。「わかった…俺に依頼ない?」と切り替え聞くと「あるよ。最高のが。」と言われた。依頼内容は、ある指定の場所に行くだけらしい。
絶対敵が待ってるよな…と思いつつ結構なお金だったので、依頼を受ける。どのぐらいの人数だろうな…と考える。時間は午前3時。場所は確か綺麗な花畑。タツナミソウの花畑か。なんで花畑なんだ。見晴らしのいい所は不利なのに。まぁいっか。
「あっ君の相棒は依頼があるから出れないよ。」と情報屋が言う。
「今回は大丈夫だ。1000人とかじゃないし。」と俺は言う。
3:00
着いた、って誰もいないな。時計だと丁度3:00だよな。
あれ相棒だ…はっどうゆうことだよ
「あっ相棒!ここに居たんだ!」と走って向かってくる。俺はなんて言えばいいのだろう。「なんでいんだよ!」と、強く言う。俺は焦ってる。頭で理解ができない…だって
「相棒依頼は?…あっ」焦って顔が固まる。「その反応わかってるの?
さすが相棒」相棒は笑う。悲しそうだ。それは確実にわかった。
「本題に入るね!俺を殺して!」と笑う相棒に鳥肌が立つ。言葉が出ない。嫌だと言おうとするも
「相棒!終わりにしよう笑」
その言葉に俺は…
銃を向けて撃ってしまった。
笑っているのに泣いているその顔はもう辛いから殺してくれ…そう言っていて。花畑に相棒が、倒れたと同時に俺も膝から崩れ落ちた。
紫のタツナミソウが赤く染まっていく。
何時間たっただろうか。頭が真っ白になったまま時が止まっていて。ふと上を見ると朝日が見えるがほんのり暗い空。「帰るか…」
俺は立ち上がり情報屋に向かう。
情報屋に、着くと「タツナミソウの花畑の意味知ってますか?」と言われた。けど「俺は親友がなんで死んたのか知りた…」「私の命を捧げます。タツナミソウの花言葉です。」
「君の相棒は君に命を捧げたんです。何も聞かないであげてください。」と情報屋は言った。
「わかった…」その言葉を聞いて俺は、聞かないことにした。
相棒!終わりにしよう笑
あの表情が今でも忘れられない。
俺とお前が殺し屋じゃなくて普通の高校生だったら、こんなことにならなかったのかな…
俺はそっと涙を流した。
‹優越感、劣等感›
俺は勝てない。
本気になったあいつに…
俺は双子で生まれてきた。弟がいる。幼稚園までは良かった。だけど
小学生から比べられるようになった。だけど弟は優しかった。今考えたらそれも1つのワナなのかもしれないが。
弟は優秀だ。テストは、いつも100点。スポーツ万能。友達も多い。
そんな弟に勝てるわけがないのに…
弟は中学受験をした。でも高校も、受験するつもりらしい。
俺はもう高校1年生。でも、弟の頭は高校3年。もう勝てない。
俺の家では月1回テストを自主的にやる。今日は、そんな日だ。
弟は、
「俺頭いいから高1のでいい、」とドヤ顔で言っている。前にやったとき。結果は負けた、だけど今日は、
結果は勝った。俺は採点ミスかと思ったが、ホントだった。努力したかいがあった。だけど、
お母さん勝ったよと言おうとしたら。「すごいわね、1問差で負けてもこの点数はすごいわね!」と弟を褒める。あぁだめだ。優越感から一気に劣等感へと変わった。
俺が勝ってもお母さんは褒めない。
俺は、その日家出をした。
今現在25歳、刑務所の中にいる。
今俺は最高の
優越感に浸っている所だ
「全部お前が悪いw」とあざ笑う。
‹これまでずっと、自分の素を出せなかった›
今日は、皆で花火大会に行く。
クラスの皆で花火大会はとても楽しみだ。
今日も親友が隣で歩いてくれる。
「花火楽しみだな。」と親友が言う
「うん」と適当に返事をする
「なんか屋台で買おう!」と親友が話しかけてくる。
「じゃありんご飴と焼きそばよろしく。」と言うと、親友は
「買ってくるわー」と走って屋台に向かって行く。
クラスの皆はもう展望台についている所だろうな。
親友が、戻って来るのが見える。
「おーい展望台に走れー!」と笑顔で向かってくる。
慌てて、立ち親友を少し待ちつつも少しずつ走る。
「どうたの?」と言うと
「花火が始まるって焼きそば屋のおじさんが教えてくれた!」と笑う。
人混みで走るのが難しい。
「あっ」親友が倒れそうになる…
「よし行こう」と親友の手をつかむ。恥ずかしいから親友の顔が見れない。
展望台。「奥に行き過ぎw」と親友が笑う。展望台の奥には神社がある
そこまで来てしまったらしい。
「悪い…」と言う
「そんなところも好 」
ドーン キューウ ドーン
「綺麗な花火だな。」と言う、親友は、少し不機嫌だ。
花火の音で消された親友の声。その先はわかる。だっていつも一緒だから。
これまでずっと、自分の素を出せなかった。だけど親友にだけは…
自分の一人称
親友の一人称
そんなものはない。だって
自分は 体は女、心は男なのだから
親友は 体は男、心は女なのだから
2人だけの秘密。そして一緒2人で、
俺は!私は!と言える日が来たらいいななんて、
「花火綺麗だね!」と親友が言う。
あぁ顔は男なのにキュンとしてしまう。そう、俺は恋に落ちている
‹1件のLIVE›
「雪大丈夫かな?」
今日、俺は親友と映画に行く。
とっても楽しみだ。
俺たちは19年の付き合いだ。
生まれた頃から当たり前に隣りにいた。
今日は親友の20歳誕生日。
親友に「プレゼント何がいい?」と言うと「見たい映画があるんだ一緒に行こう。」と言われた。
映画の予告を見ていると、感動ものの映画だとわかった。
白黒映画なんて珍しい。
親友は映画なんて滅多に見ない。
不思議に思う。映画の題名は
「チョコレートコスモス」
窓の外では雪が振っている。
ピロン と携帯から音がなる。
今から出る。 と
わかった。 と俺が言う。
親友は買い物をしてから行くらしい
時間そろそろか。
待ちあわせ場所はここから10分くらい。13時~からの映画だ、
今40分。50分に待ちあわせだ。
よし行くか。あっ映画に行くから
マナーモードにしないとな。と
マナーモードにする。
バス停でバスを降りる。
ふと携帯に振動を感じた。
電話?親友のお母さんだ。
「もしもし?どうしたんですか?」
「あの…あっ」
「?大丈夫ですか?」
「 」
その言葉を聞いて頭が真っ白になった。
親友はこの世界から消えたらしい
映画のチケットは俺が持ってる。
親友のお母さんは映画見てきて。
お願い…と何回も言ってきたから
映画に行った、
それどこじゃない。
頭が回らないまま映画見ると
あれ夢かな…と親友の幻覚をみた、
映画を出てバスに急いで乗り親友のお母さんの所に行った。
親友の家の前に俺はいる
いつもならドアを開ける前に
開けてくれる親友。
マナーモードを外す。
ピロン 1件LIVEがある。
それを見るとそこには親友のトークに。
今買い物終わった!
映画見たら映画の感想話し合おうね
誕生日祝ってくれてありがとう!
永遠に一緒にいようぜ〜
とメッセージが
あぁ 涙が溢れていた。
俺はお前のこのを永遠に忘れない。