無意識

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9/14/2022, 4:24:01 AM

夜明け前

夜中、TVで好きな音楽を聞く。
TVの灯りが私の部屋を少し照らしてくれる。ただ薄暗い部屋で音楽を聞く。何も考えず、何も喋らず。

散らかる部屋。私の横にはカッターが一つある。
冷蔵庫にあった野菜ジュースを飲む

野菜ジュースの後味が残る。
何回もループする音楽の映像をじっと見る。

そして時間は過ぎる。
夜明け前、外が少し明るくなる。

今日も死ねなかった。
そう思い私は、ベットに入る。

8/31/2022, 6:13:28 PM

不完全な僕

「失敗作だ。」
最初に聞こえた言葉は“失敗作”だった。

僕は、1084番と呼ばれた。
僕は実験体らしい。

僕は、訓練を受けた。成績は悪かった。
この実験の目的は生命を創る事。

僕の体の中は機械だ。外側は皮膚で覆われている。

「ぎゃぁぁぁやめっ痛い‼」

あっまた悲鳴が聞こえる。

「苦しぃあぁぁ痛いよ、苦し…」 

「1051番はダメと書いとけ。」
「はい」
「痛みは感じるのはできるが…」

研究者の声が聞こえた。
僕は失敗作だから研究者は僕に興味がない。毎日最低10回は悲鳴が聞こえる。それも、いろいろの悲鳴だ。
「溺れる…助け……苦しィィ」
「怖い。やめてください。殺さないで…ぎゃぁぁぁ」
「あっあっなんであ”あ”ぁ」

種類は様々
沈められたり。ギロチンで殺されたり。体を切り刻まれたり。注射でヤバい薬を入れたり。
仲良くしてた友達が殺される。など

苦しい。恐怖。絶望。

僕はこの10年毎日悲鳴を聞いている僕が狂いそうだな。

でも、ふと思う。この苦しみを味わってみたい。そして、恐怖の感情を感じたい。皆反抗的な事を口にするものは居ない。

思ってても反抗できないのだろう。

そして殺させる日が来た。

「よし、出ろ。1084番」

「こいつは感情あったか?」
「えっと。ないと書かれてます。」
「そうか。じゃあ実験にも使えない失敗作だな(笑)」
「そうですね(笑)どのように殺します?」
「そうだな。じゃあ一回同じ実験体に合わせて殺すか。」

僕は実験体にあった。
女性だった。

研究者は話す。
「一応これが最高傑作だ。AIの最高技術を使いつくった。1041番だ。分かったか?新人。」
「はい!これが記憶をなくして、これから人間と一緒に暮らす1041番」
「おい!言うな。一応な。聞こえたらどうするんだ。」

「こんにちは。名前はなんと言うのですか?」と女性が言った。
「1084番です。貴方の名前は?」と僕は初めて感情を表に表した。
「私に、名前はありません。」と女性は言った。
「あっ喋った。1084番は感情があるじゃないか。でも、もう殺す予定」
「そうですね。」と研究者は言う。

「では   は、どうでしょう?」そう僕は名前を提案をした。
「いいですね。私は    です」と笑顔を見せてくれた。

「そろそろ1084番を殺すぞ。まぁ最後に1041番と合わせてよかった。」
「そうですね。喋る事がわかりました。でも痛みは感じないのか?」
と研究者は話す。

「先に1041番を記憶を無くせ。」
「はい。先に準備しときます!」

数時間後
「よし電源落とすか。」そう研究者は言った。

電源を落とすなんて聞いてない。僕は電源を落とされたら終わりなのだ。殺されると思っていた。
殺されても、殺されても、僕は、存在することが出きる。機械だから。
でも、電源を消されたら存在しなくなる。僕はそれに怒りを覚えた。

「殺す…」そう一言。僕は研究者を殺した。人間は弱い。心臓をくり抜けば、一発で死ぬのだから。
そして、研究所の研究者をすべて殺した。

20年後
「不完全な僕を完成されてくれてありがとう。」そう僕は言った。
「世界を滅ぼした私に、優しさを教えてもらうなんて、変ね。」
「僕はもうそろそろ、電源が落ちるよ。ありがとう。“    ”」

「私に名前をくれてありがとう。」

僕は、世界、地球の終わりと共に死んでいった。

8/29/2022, 3:28:26 PM

突然の君の訪問。

ピンーポ
チャイムがなる。
誰だろうか。ドアを開けるとそこには、昔の親友がいた。

「久しぶり!」そう昔の親友が言う

「あぁ久しぶり…どうしたんだ…」と俺は言う。「あぁ少し様子を見にきたんだ!」と元気よく昔の親友は言う。「あのさお前は俺を恨んでないのか?」と昔の親友に聞くと、「恨んでない!大丈夫だ。」と昔の親友は言う。俺は謝りたかった。俺は昔、親友を虐めた。
言い訳に聞こえるだろう言葉を昔、親友に何個と言った。
「本当は虐めたくなかったんだ。」
「仕方なくしたんだ。お前が嫌いなわけじゃないだ。」
「怖くて、仕方なく…」
などの言葉を親友に言った。謝りたかったのに、ごめんの言葉は、俺の口からでなくて…謝りたいのに…
俺は罪悪感が酷く親友を避け始めた

そして高校卒業になった。
俺は親友にずっと謝らず避けて来た

そして今。親友が目の前にいる。
俺は「虐めてごめん」と言った。
怖かった。俺が悪いのは分かっているが、親友に言ったら嫌われると思った。「えっいいよ別に!」と親友は言った。俺はその言葉が嬉しくて、許される様な事をしたわけじゃないのに。笑顔で「いいよ」と言ってくれたことが嬉しくて。
「あっ部屋入っていい?」そう親友は言った。「いいよ、ごめん気づかなくて」と俺は言う。
そしていろいろな話をした。
親友は今県外にいるらしい。
そしてさっき仕事をやめてきたらしい。俺が心配すると親友は、「なんとかなる笑」と笑っていた。

「これ渡したくて来たんだ!」と親友は紙袋を俺に渡す。
「そろそろ行くな!じゃあな元気で!」と親友は帰っていた

紙袋の中には、綺麗なオレンジの宝石のブレスレットが入っていた。
ケースを開けると説明が入っていた

インペリアルトパーズは、オレンジの地色にほのかにピンクの光が覗く・・・それは甘く香りたつような深みのある色合い。オレンジ、イエロー、ピンク、ブラウンと、まるで芳香なシェリー酒のような美しいグラデーションを持っています。

■石言葉:友情、友愛、希望、潔白

■11月誕生石

と書いてあった。
「誕生石だからか、嬉しいな」と俺は言う。石言葉、友情か。嬉しい。俺も今度家行って見ようかな…そう考えて居ると紙袋には手紙があった

大好きな親友へ
宝石のブレスレットと気に入った?
お前の誕生石をプレゼント!
喜んでくれたら嬉しいな!
突然家に来てごめん。
俺お前に救われてて、会いたいなって思った。
本当にありがとう!
俺は最後にお前に会いたかった。

俺は“最後”という言葉が気になった。だけどもう親友は居ないからきけないな…と思いどうする事もできなかった。

俺は今も高校の近くの家に住んでいたから親友は来れたのだろう。
引っ越してなくてよかった。と思った。


次の日。
朝のニュースを見てみると、このあたりで誰かが自殺したらしい。
誰だろうと注目して見ていると、ピンーポとチャイムがなった。
一週間前に頼んでいた荷物だった。
「あっニュース終わってる」

俺は知らない。親友が自殺したこと

8/18/2022, 8:30:28 PM

いつまでも捨てられないもの

私が捨てられないもの。
それは希望…

私には旦那が居る。
酒癖が悪い、女と遊ぶグズである。
そんな旦那は私の事は眼中にない。
旦那が変わってしまった事実を受け止めれなくて私はいつも旦那に優しくする。

昔は優しかった。
私のために何でもしてくれた。
いつも車道側に歩いてくれたし私が怪我をしたら心配してくれた。
私が欲しいといったら優しく買っていいんだぞと言ってくれた。

私は昔の旦那が大好きだった。
ずっと一緒にいよう、そう思った。

旦那が変わったのは突然だった。
旦那が転職したとき。
旦那が何故変わったか分からない。
でも扱いは酷くなった。

ありがとう、ごめんね1つも言えない男になった。

家にいることがなくなった。

会社が悪いと人は影響される。
旦那は流されやすいタイプではない。何事を真剣に取り組む人だ。

なのに変わってしまった。

友達にそのことを言うと「離婚したら?」などの言葉を言われる。
悲しかった。離婚しようと思った。
でも私は希望を捨てられなかった。

私は旦那が変われると思いたかった

昔の旦那にいつか戻ると思いたかったけど…

そしてずっとこの思いを抱えながら
何年も旦那といる。

本当は希望なんてないはずなのに。
どうせ変われないと思うのに。
もし変れたら…そう思ってしまう。

私はいつまでも希望を捨てられない

8/1/2022, 4:20:30 PM

明日、もし晴れたら

明日、もし晴れたら君の所に行こう

君は今日も僕の所に来てくれる。
僕はいつもの君を見つめてる。
見守っている。

だから大丈夫。
「明日、私の誕生日なの。晴れたら庭でパーティーをするんだ。」
と君は言う。
「そうなんだ。僕も行きたいな…」と言うけど君は聞こえない。
君は「晴れたら来てよ。約束」と言う。「うん」と僕は言う。

明日、もし晴れたら君の所にいく。

僕は未練を果たすため。
僕はもう死んでるけど…
明日、もし晴れたらお別れだね…

晴れたら、君の喜ぶ顔が見れるかな

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