無意識

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突然の君の訪問。

ピンーポ
チャイムがなる。
誰だろうか。ドアを開けるとそこには、昔の親友がいた。

「久しぶり!」そう昔の親友が言う

「あぁ久しぶり…どうしたんだ…」と俺は言う。「あぁ少し様子を見にきたんだ!」と元気よく昔の親友は言う。「あのさお前は俺を恨んでないのか?」と昔の親友に聞くと、「恨んでない!大丈夫だ。」と昔の親友は言う。俺は謝りたかった。俺は昔、親友を虐めた。
言い訳に聞こえるだろう言葉を昔、親友に何個と言った。
「本当は虐めたくなかったんだ。」
「仕方なくしたんだ。お前が嫌いなわけじゃないだ。」
「怖くて、仕方なく…」
などの言葉を親友に言った。謝りたかったのに、ごめんの言葉は、俺の口からでなくて…謝りたいのに…
俺は罪悪感が酷く親友を避け始めた

そして高校卒業になった。
俺は親友にずっと謝らず避けて来た

そして今。親友が目の前にいる。
俺は「虐めてごめん」と言った。
怖かった。俺が悪いのは分かっているが、親友に言ったら嫌われると思った。「えっいいよ別に!」と親友は言った。俺はその言葉が嬉しくて、許される様な事をしたわけじゃないのに。笑顔で「いいよ」と言ってくれたことが嬉しくて。
「あっ部屋入っていい?」そう親友は言った。「いいよ、ごめん気づかなくて」と俺は言う。
そしていろいろな話をした。
親友は今県外にいるらしい。
そしてさっき仕事をやめてきたらしい。俺が心配すると親友は、「なんとかなる笑」と笑っていた。

「これ渡したくて来たんだ!」と親友は紙袋を俺に渡す。
「そろそろ行くな!じゃあな元気で!」と親友は帰っていた

紙袋の中には、綺麗なオレンジの宝石のブレスレットが入っていた。
ケースを開けると説明が入っていた

インペリアルトパーズは、オレンジの地色にほのかにピンクの光が覗く・・・それは甘く香りたつような深みのある色合い。オレンジ、イエロー、ピンク、ブラウンと、まるで芳香なシェリー酒のような美しいグラデーションを持っています。

■石言葉:友情、友愛、希望、潔白

■11月誕生石

と書いてあった。
「誕生石だからか、嬉しいな」と俺は言う。石言葉、友情か。嬉しい。俺も今度家行って見ようかな…そう考えて居ると紙袋には手紙があった

大好きな親友へ
宝石のブレスレットと気に入った?
お前の誕生石をプレゼント!
喜んでくれたら嬉しいな!
突然家に来てごめん。
俺お前に救われてて、会いたいなって思った。
本当にありがとう!
俺は最後にお前に会いたかった。

俺は“最後”という言葉が気になった。だけどもう親友は居ないからきけないな…と思いどうする事もできなかった。

俺は今も高校の近くの家に住んでいたから親友は来れたのだろう。
引っ越してなくてよかった。と思った。


次の日。
朝のニュースを見てみると、このあたりで誰かが自殺したらしい。
誰だろうと注目して見ていると、ピンーポとチャイムがなった。
一週間前に頼んでいた荷物だった。
「あっニュース終わってる」

俺は知らない。親友が自殺したこと

8/29/2022, 3:28:26 PM