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1/28/2026, 12:45:49 PM

さぁ、街へ行こう。
お気に入りの服、靴、小物、アクセ、髪型。
全てを自分の好きなもので身に纏い、日々のしがらみから完全に解放されて軽快に歩き出そう。

今だけは何も厭うことなく、縛られることなく、自分の欲望に忠実に、我儘に!
アレもこれも食べたり飲んだり。
小物やアクセも買っちゃおう!
気になっていた商品は衝動買いOK!

買い物や食事を楽しんだら、次は映画?それとも小さな展覧会?本屋に行っていつもと違うジャンルの本でも読んでみようか。

今日は今まで頑張った自分へのご褒美DAY。
思いっきり甘やかして癒してあげて。
そしてまた、仕事や勉強に気合を入れよう!

1/27/2026, 10:18:39 PM

他人と馴染めなくていつも1人だった。
好きなもの、ハマっているもの、興味あるもの、全部みんなと違う。
流行り物はどうしても関心がない。
みんなと話が合わない。
だから、班行動も気まずくて、旅行だって楽しめない。
気にする必要はないのだけど、やっぱりどこか居心地が悪かった。
自分が良かれと思ってやったことを笑われたことがあってそれ以来人と付き合うのが嫌になった。
だから、君との出会いはまさに私にとって運命だった。
君との話は楽しくて、一緒にいるだけで、自分はここにいていいと思えた。
私を否定しないで、でも、必要な苦言も言ってくれた。
おかげで、成人した今もなんとか社会生活を頑張れている。
君の優しさのおかげで私は惨めにならずに済んだ。だから、今度は私が同じような人に寄り添う番だ。
同じようにできるかわからないけど。
          『優しさのリレー』

1/26/2026, 4:46:22 PM

寒空の下、急足で山に登る。
足元が暗いため時々転びそうになりながらも、スピードは緩めない。
(急がないと・・・、間に合わない・・・)
息がかなり上がっている。
吸い込む空気があまりに冷たく、呼吸しにくい。肺が凍りそうだ。
(行かないと・・・。アレを観るためにも!)

息も絶え絶えでようやく頂上に辿り着く。
急いで時計を確認した。
23時59分30秒
(ま、間に合った!)
荷物を下ろして、その場で大の字に寝る。
時計をかざし、その時を待つ。
「・・・3、2、1、0!」
時計を下ろし、空を見る。
瞬間、キラッと1つ光が流れたと思ったら、その後次々に星が流れ始めた。
「・・・っ!」
声にならない声が漏れる。

『ミッドナイト流星群』

文字通り、ミッドナイトーーー午前0時丁度に現れる流星群のことで、数十年に一度の確率、日本ではっきり見られるのは更に低い確率のまさに奇跡の天体ショーだ。
周りに光がない空一面に次々注がれる星。
星の川の中ーーーまるで異世界に来たようだ。

しばらくショーを楽しでいたが、ここにきた目的を思い出して身体を起こす。
そして、空に向かって手を合わせて祈る。
ミッドナイト流星群は、通常の流れ星よりも願い事が叶いやすいと噂になっている。ただし、誰もいないところで一人で願うことと。
もちろん証拠なんてない。でも、ただでさえ珍しい流星群の更に確率の低い現象。
特別な力があるように感じてしまうのが人間だ。
「・・・・・・」
様々な願いが浮かんでくる。
一緒に暮らしている家族のこと、自分のこと、友人のこと・・・
そして、
「どうか、天にいる貴女が淋しくありませんように」
叶うかどうかもわからない、叶ったかどうかも確かめられない、そもそも願いの前提からして不確かだ。
でも、それが今一番強い願いだった。
願いを言い終えて再び空を見る。
いまだに流れ続ける星達。
その時、一際強い光を帯びた星が流れる。
偶然かもしれない、でも、自分には、まるで願いに対する返答のように思えてならなかった。
どうか、どうかこの願い聞き届けてください。
今日と明日の狭間に流れる星達の奇跡の力を信じてーーー

          『ミッドナイト流星群』

1/25/2026, 11:43:56 AM

不安になって、確かめる。
確かめて、安心する。
でも次の瞬間に、また別の不安が降りてくる。
そして、またそれを確かめる。安心する。
一度納得したことがまた不安になる時もある。
あんまり繰り返すものだから、自分の記憶がまるでゲシュタルト崩壊したようになり、何度確かめても不安が拭えない時も。
ーーー正直に言って、不安がなくならない日はない。何度も確かめる時間や労力だって本当は無駄なのだ。
でも、自分に自信がなくて、もし何かあったらと最悪のことを考えてしまう。
だから、誰かがいると安心する。
自分の行動の証言者になってくれる。
でも、これもあんまり過信できなくて、人は他人の行動をそこまでちゃんと見てるわけじゃない。でも、一人よりはマシ。
自分に自信持って普通になれば生きやすいのに。
なんとも厄介な性根になったものだ。
上手く付き合って地道に改善していくしかない。
いつか、安心の比重が大きい生活のために。

1/24/2026, 1:59:04 PM

小学生の時の話

その日は夏休み中で、例年を超える猛暑日だった。
一歩外に出れば雲一つない空からギラギラジリジリと太陽の光が突き刺さる。
コンクリートからの照り返しも合わさってさながら灼熱地獄だった。
多分、お昼頃だったと記憶している。
用事を終えた帰り道。道の先は、ゆらゆらと揺れて、空間が捻れているように見える。
帽子をかぶっている意味がないぐらいの暑さ。
全身が汗だくだった。
(早く帰ろう・・・。)
足を速めようとしたその時、目の前にそれは現れた。
本当に、音もなく、突然。
それは、黒い何かだった。目の前すぎて全体がわからなかったがなんとなく、人だという感覚があった。
さっきまで何もなかったし、ここは曲がり道もない。建物から出てきた音や気配もなかった。
・・・一体どこから?どうやって?
そう考えた時、背中がスーッとひんやりしていくのがわかった。
怖くて動けない。声も出ない。というより、出してはいけない気がする。
あれだけうるさかった蝉の声が全く聴こえない。
ーーーいつまでそうしていただろう。
実際はそこまで経ってないかもしれないがもう何時間も経っているように感じた。
黒い何かも全く動かないけど、こっちをじっと上から見下ろしている気がした。
(どうしよう、どうしよう)
動かない身体とは逆に内心はパニックしっぱなしだった。
その時、
『一緒に帰ろう』
「!?」
上から声がかかる。男の人にも、女の人にも、お年寄りにも、子供にも、どれにも聴こえる不気味な声だった。
反射的に顔を上げる。
輪郭は人の顔だった。でも、逆光のせいで表情がわからなかった。
「あっ・・・」
ほんの少し後退る。すると、また、
『一緒に帰ろう』
声がかかる。見えない顔がニタァと笑った気がした。
その瞬間、弾かれたように後ろを向いて全速力で走った。
無我夢中でどの道を通ってきたかなんて覚えてない。
家に入ってすぐ鍵をかける。
家族に声もかけずにそのまま自分の部屋に行って布団に潜る。
ガタガタと震えながらしばらく布団から出られなかった。
そして、いつのまにかそのまま寝てしまい、気づいた時には朝だった。
その後家族に色々訊かれたけど適当に流した。
それから数日はアレにまた出会うかもと外に出られなかったけど、しばらくすればその時の恐怖も薄れていつのまにか忘れてしまった。

十数年立った今、ふとあの時の記憶が蘇った。
今思い出しても背筋が寒くなる。
結局アレはなんだったんだろう?

          【逆光のナニカ】

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