NoName

Open App
1/23/2026, 12:12:22 PM

こんな夢を見た。
水の中を、ゆっくり沈んでいく。
少しずつ、少しずつ、光が遠くなっていく。
抗うことなく、ただ、流れに身を任せて、水底に沈んでーーー 
ハッと目を開けると目の前には雲一つない空。
太陽が優しく光を注いでいる。
周りを見ると草原に横たわっていた。
心地いい風が吹く。
ゆっくり立ち上がる。
周りは何もない。ただ草原だけ。
おもむろに、風が吹いている方向に歩き出す。
風とそれに吹かれる草の音だけが響く。
しばらく歩いたら、目の前に誰かが立っていた。
ただ、じっと立っている。
誰だろう?そう思い、足を速める。
しばらく走った。途端、止まる。
頭が真っ白になった。信じられなかった。
気づけば、涙が流れていた。
目の前にいたのは、もう、会えないはずの友人だった。
あの時と変わらない笑顔でそこに、いた。
『会いたかったよ!』
そう叫びたかったのに、声が出なかった。
それどころか、さっきまで動いていた体も固まってしまった。
パニックになっていると、友人の口がゆっくり動くーーーそこで目が覚めた。
夢であったことに絶望して、うなだれる。
友人が何を言おうとしていたのか、それもわからないままだ。

1/22/2026, 4:12:13 PM

「タイムマシーンがあったらどこに行きたい?」
以前、友人から尋ねられた。
あの時は、すぐには答えられずウンウン唸るだけだった。
・・・今なら、すぐに言える。
君がいたあの時に戻りたい。
笑って、泣いて、喧嘩して、思い出を分かち合っていたあの日々に戻りたい。
君がいない今は色褪せて、乾燥して、淋しくて、辛い。
楽しかったことが君がいないだけでつまらない。
どこに向かえばいいのか、なんのために歩くのかさえわからなくなった。
戻りたい。君がいたあの日に。あの日々に。
君はきっと、自分の分までと言うかもしれない。
でも、今は、まだ、歩けそうにない。
会いたい。会いたいよ。
タイムマシーンよ。どうか連れてって。
自分の片割れのような存在だった大切な、大切だった、たった一人の親友のところへ。