山百合

Open App
10/6/2024, 11:08:39 AM

過ぎた日を思う

在りし日の君の姿
魂の輪郭

10/4/2024, 7:44:05 AM

・5『巡り会えたら』

結局帰ったらいつも通りだった。
夢にしてはリアルだ。あの女の人は母親だったんだろうか。それにしては若かったような……
またおかしな事が起きて会うことがあれば「あなたは誰なんだ」と聞こう。

父親が帰ってきてその話をしたら「あかあさんじゃないなら愛人の幽霊かもな!」と。
この人はしょうもないな。

【終わり】

10/3/2024, 3:35:50 AM

・4『奇跡をもう一度』

俺は怖くなって家を飛び出した。
実際にはゆっくり、なにも見てないかのように、コンビニに行くように平静を装って玄関を出た。
しらない女はこちらを見ていない。

本当にコンビニに入った。おかしいと、思い返すと夕方だったはずだコンビニの時計を見るとさっき帰宅した時間くらいだった。
部屋で寝ていた時間はなんだったんだろう。
あのしらない女は誰なんだろう。

しばらく考え、やはり家に帰ることにした。
今度も誰もいなかった。
そう、母親と猫はもうこの世にいないんだった。
それを思い出した。

【続く】

10/1/2024, 11:54:20 PM

・3『たそがれ』

リビングの窓から入る夕暮れの光が逆光になり
おかんは真っ黒でよくわからない。
電気を付けてない。

「おかん?」と声をかけると抱いていた猫が腕から逃れてオカンに向かった。

電気を付けるとオカンじゃない女がそこにいた。
「は?」
俺は頭が真っ白になった。

【続く】

9/30/2024, 2:45:44 PM

・2『きっと明日も』

部活に入ってない俺は早々に帰宅する。
なぜ家に誰もいないのか確かめる気力もなく
制服を脱いでベッドに横になった。


いつの間にか寝ていたらしい。
猫が乗っかった。
下におかんがいる気配もある。

なにか異変を感じたのだが
とくに詮索するつもりもなく猫を抱えて下に降りた。
きっと明日も今日とたいして変わらない
俺はまだそう思っていた。

【続く】

Next