NoName

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3/4/2025, 4:28:23 PM

一生忘れないと誓った約束を
いくつ忘れて来たのだろう

2/26/2025, 4:15:43 PM

わが家の柱は傷だらけだ

子供の成長を残そうと話したのは5年前

いくつも刻まれた思い出は、
まだまだ増えてゆくのだろう

「こら、背伸びしないの」

温かな日々を
いつまでも残せますように

2/25/2025, 2:44:48 PM

レッツゴー大海原!

新聞紙の剣は何よりも輝き
フライパンの盾は母の雷を伴う

画用紙の地図を持って!
望む方向へ進もう!

今だけの冒険を胸に

2/23/2025, 5:31:41 PM

「お前だけは──」

ガタガタと、電車の通り過ぎる音で目が覚めた。
久びさに見た夢はどうしようもなく重たい記憶で、いつしか自分の生きる意味になっていた。

朗らかな光と、鳥の声で目覚めていたあの頃。
綺麗な景色の中、色のない日々を送っていたあの頃。

彼の言葉だけが魔法のように意味をくれた。

「お前だけは、先に逝くな」

残された今、それは呪いになった。

10/12/2024, 4:59:31 PM

どかんっ

不意に襲う衝撃に、遅れてくる痛み
鼻から口に生暖かい感触が流れ、涙が出る

なっちゃんが駆け寄ってきて、
ティッシュを貸してくれた。

固く丸めたティッシュを詰めながら、
もう一度立ち上がる。

顔はアウトにならないから、まだ負けてない。

ボールを手に取り放り投げた。
日が沈むまでは、おわらない。

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