るに

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3/22/2025, 3:18:32 PM

bye bye…,hope to see you again.
ってどんな意味か知ってる?
さようなら、
またお会いするのを楽しみにしています。
って意味なんだよ。
足が痺れるまで椅子に座り込んでた。
別に休日は何もすることないし、
友達も忙しいみたいで
1日中ゴロゴロしてた時に
ふと
こないだカフェで耳に入った話を思い出した。
私は英語が苦手だから
使い道なんかないんだけど
どうでもいいことばかり覚えちゃうから
これも忘れられない。
あったかくて
過ごしやすい気温のはずなのに
時々吹く心地よくて涼しい風が
私に鳥肌を立たせる。
誰かにいて欲しいのに1人な時
その誰かは
この先絶対出会うとは限らなくて、
一生こんな時が来るかもしれないし
この先がそんなに
長いものじゃないかもしれない。
結局は考えるだけ無駄だと思って
運命とやらに全部委ねてるけど。
小腹がすいて
甘いものが食べたいと思った頃には
もう作り終わってた
オレオのクッキークリームサンド。
オレオに潰したオレオと
クリームをサンドしただけの
簡単でそのままのものだけど、
そんなものでも今の私を埋めるには
十分なお菓子。
サクッ、サクッと
3つほど食べたところで
いつもの黒猫が来た。
ちょっと前から誰かの飼い猫であろう黒猫が
私の家に寄るようになった。
長居はしないし
おやつもねだってこないので
放っておいている。
今日は特に短い間しかいなかった。
別れ際
こういう時に使えばいいんだったと思い、
どうでもいいことにしないために
口を開いた。
さようなら、
またお会いするのを楽しみにしています。
黒猫はにゃあと小さく鳴いて
窓から出ていった。
"Good Midnight!"
同じような味気のない毎日でも
まあ悪くはないかも。
そう思っちゃうような
天気のいい日だった。

3/21/2025, 7:02:33 PM

迷いのないエルフ耳の線。
落書きでメモ用紙に描いたエルフの少女が
すごく可愛く描けて
推しになった。
それまでは他の人と比べて
絵が下手な方で
絵柄も安定しなくて
模写じゃないと何も描けなくて
自分の描く絵が
すごく嫌いだった。
けどエルフの少女、
君を描いた時
初めて自分の絵を好きになれた。
初めて人に見せて褒めてもらった。
自分で推しを何枚も描ける。
自給自足は楽しいものだった。
汽車の中でも外をチラチラ見ながら描いた。
君と見た景色は数え切れない。
誰かに布教したいとすら思えてくる。
寂しさも恋しさも
全部固めて
丸めて飲み込んで
君を描いて。
"Good Midnight!"
私の描く絵は
よく人に
君みたい、と言われる。
もしかしたら
無意識にこうしたかった、
こうありたかったという
私の理想が詰まっていたのかも。
エルフの少女も
私にどこか似ている目で
真夜中の月を見ていた。

3/20/2025, 3:25:42 PM

手を繋いで
温もりが感じれたら。
私の前に
手を繋いでくれる人がいれば。
目を瞑った中に広がるのは海。
私は浅瀬に、
そこらのへん人は沖にいた。
人間関係は広く浅く。
それが1番楽で
問題事にも巻き込まれず
安全だと思った。
実際そうだった。
挨拶だけで済ます時もあった。
いつしか
他の人には1番特別な人がいて
その人も相手のことを特別だと思ってて。
狭く深い人間関係、
海溝が綺麗だと思った。
一方沖の方は
広く深い人間関係を持った人の
群れがいくつかあった。
沖に綺麗だとは思わないけど
海溝には惹かれる。
誰かから特別を貰って
私も特別をあげたい。
その誰かからは
私を他の人と違うように扱って
特別ってことをハッキリさせて
私に特別をあげたよって
ちゃんとわかるようにして欲しいなぁとか
考えたり。
けど当然
見渡す限り名前しか知らない人だらけ。
特別って私は一生わからないままなのかな。
"Good Midnight!"
多分私は
突き放されるのが嫌で、
拗ねる自分が嫌いで、
人と距離を取ることで
安心してたのかもなぁ。
暖かくなってきた春の昼頃
机の上で突っ伏して
そよ風に吹かれてそんな事を思う。

3/19/2025, 3:41:31 PM

ここどこ?
気づくと山の中にいた。
薄暗く日が傾いてる。
18時ぐらいだろうか。
不思議なことに
木はあるのに落ち葉がなく、
地面も土が見えず
緑の雑草だらけだった。
こんな山見たことない。
私の家の近くに山はあるけど
こんな感じじゃなかった。
もしかしたら人工の山かもしれない。
だとすると管理してる人がいるかもしれない。
そう思い、
少し歩くことに。
ねぇ、キミ迷子?
白髪の綺麗な少女に
後ろから声をかけられたのは
数分歩いた頃だった。
ボクさ、ここらじゃ見ない顔だなーって
キミのことそこから見てたんだよね。
そしたら宛もなく歩いてる感じがしてさ。
人の気配なんか無かったのに、
この少女はずっとそこに居たと言う。
案内してあげるよ。
少し迷ってから
私はお願いすることにした。
ここは白雲峠というらしい。
冬は雪が沢山降るが、
夏は涼しく過ごしやすいんだとか。
私のように迷子になる人は稀にいるらしく、
その度に案内してるんだと。
この山は降りにくいからね。
道が複雑なのかなーと思っていたら
少女はいきなりオオカミになり
岩を飛び降りていく。
確かに道という道じゃない。
というか、オオカミ?
なんでオオカミになったのか、
手を貸してもらい降りながら聞く。
言ってなかったっけ。
白雲峠はネブラスオオカミの
集落があるところだよ。
ボクもそこにいて、
迷子の人はオオカミの時に見つけるってこと。
なるほど。
だから人の気配なんか無かったところから
出てきたのか。
"Good Midnight!"
引っかかっていた部分が解けて
スッキリしたのか
猛烈な眠気が襲ってきた。
気がつくと21時で
家のベットで寝ていた。
夢だと思いたかったのに
なぜか現実としか思えなかった。

3/18/2025, 1:04:58 PM

大好き。
だって文句言わないんだもん。
どんなにもふもふしても
私の黒猫はどうでもいいって顔して
お腹を見せてくれる。
大好き。
だって雨が好きなんだもん。
窓際に座って
私と一緒に雨音をずっと聞いててくれる。
たまに一緒に寝たりもね。
大好き。
だって私が泣いてる時、
抱きついたら逃げずに居てくれるんだもん。
寂しい、不安、焦りが混ざった夜は
苦痛でしかなくて
ここにいるのも一苦労。
そしたら感情を整理しようとして
涙は自然に出てくる。
落ち着くのには
涙と暖かいものがいる。
黒猫はその暖かいものになってくれる。
こんな理由で、
あんな理由で、
私は私の黒猫が大好きだ。
"Good Midnight!"
そんな黒猫との思い出が詰まった
この家とは
もうさよならになるかもしれない。
2人でどこか遠い所で
また雨が見たくて。

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