るに

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1/12/2025, 11:17:32 AM

友達がマンションに住む夢を見た。
その友達は
よくお昼ご飯のおかずを
分け合う仲だったから
一戸建てのイメージが定着してて、
マンションに住んだって言われた時は
嘘だ〜!と大きな声で言ってしまった。
嘘だと思うなら今から来なよ〜。
ついでにローストビーフ分けてあげる。
聞いた瞬間お腹が鳴って、
ダッシュで地図を見ながら
マンションに向かった。
着いたら友達は
部屋が多いから迷子にならないように
紹介するね。と言い、
10個くらいのドアを開けて
1つずつ紹介していった。
丁寧すぎて内容が入ってこなかったけど、
頭の中はローストビーフでいっぱい。
じゃあ、ローストビーフ渡すね。と
友達が冷蔵庫を開けたところで
目が覚めてしまった。
うわぁん!
貰えると思ってたから
お腹はずっと空腹のまま。
早く夜になれ!早く夜になれ!
朝から連呼する。
友達には夢の内容を話し、
大笑いされた。
瞼が重くなってきた夜中。
私が泣かないように
地球が回転してると仮定して
あの夢のつづきをもう一度。
"Good Midnight!"

1/11/2025, 2:10:19 PM

朝、
寝そべったままくしゃみをして
咳を2回。
寒い朝には
まだまだ慣れない。
靴下を履いても、
スリッパを履いても、
足が冷えて温まらない。
やることが無くて、
特に朝は頭が働かないから
長方形の紙で
何故か紙飛行機を作る。
気づいたら5つも出来てて
適当に飛ばして遊ぶ。
また要らんものを作ってしまった。
毎回思うのに
目を覚ますには紙飛行機が1番いい。
年明け早々財布の中が貧しい私は
頻繁に本が買えない。
新巻買いたいとしか考えない私の脳が
ある小説に目を向ける。
「無垢なる花たちのためのユートピア」。
その中の「卒業の終わり」が
1番のお気に入りで
初めて読んだ日から
頭から離れなくなった。
自分も気づかないうちにこんな風に
裏で何かがあるのかなって
怖くなったり
もしかして嘘ついてる?って
疑心暗鬼になったりしたけど、
結局は私の好きな話。
洗面台で顔を洗おうと
水に手を触れると
想像よりずっと冷たくて
ギャー!っと
少し大きな声を出してしまい、
黒猫がびっくりして私に飛びつく。
謝りながら顔を洗い
コタツに移動する。
あたたかいね。
きょうはずっとここにいたいね。
そんな独り言のようなことを呟く。
黒猫もコタツに入って二度寝する。
"Good Midnight!"
のんびり朝を過ごせたんだから
夜もいい夜になりますように。
このままずっと
あたたかいままで。

1/10/2025, 4:35:29 PM

パラパラと
また雨が降ってくる。
薄着なのに寒くなくて
どこか寂しい真夜中。
本に手を伸ばしてみるけど
読む気にはなれなくて。
今、月が落ちてきたら
夜を照らしてくれるのは
太陽になっちゃうのかなとか、
私が苦手なあの人も
どうでもいい人も
みんないつかいなくなるなら
私からいなくなりたいなとか、
よく分からないことを考えては
すぐにやめる。
儚さを求めてるわけではないけど
どこかの誰かさんと同じで
明日が怖くて
とにかく今日に閉じこもっていたいって
毎日思うただの人間。
ネガティブが飛び交う真夜中は
今が幸せかって言われたら沈黙するけど
世界と比べて今は幸せかって言われたら
幸せですって言えるここに
ずっといたいと感じる。
やっぱり本は読んだ方がいい。
次第に雨は強く細かくなって、
冷たい風が吹き込んでくるから。
その冷たさの中で
暖かさを見つけられるように
補助線を本で引くのはいいこと。
2、30分読んで
ようやく今夜のお供の登場。
そう、いちご大福。
おはぎと迷ったけど
甘々よりかは
甘みの中に酸味が欲しかったから
いちご大福。
最近はひと口で食べるのにハマってる。
今日もひと口。
口についた粉を拭き取り
ベランダに出る。
思ったより寒くて鳥肌が立つ。
真夜中の信号は明るくて
1つ、また1つと
赤になる光は
綺麗で何故か泣きそうになる。
"Good Midnight!"
孤独の夜。
信号の赤。
未来への鍵は輝くばかりで
無くしたまま。

1/9/2025, 5:02:02 PM

夜、
静かな夜。
よく寝てるウグイスを見かけるけど、
今日は星座に仲間外れにされた
星のかけらを見つけた。
星のかけらは小さくて
空にあっても肉眼では見えない。
それに空から落ちやすいから
真夜中に目を凝らして地面を見ると
色んな星のかけらがある。
私はどれも
金平糖に似ていて
美味しそうだなぁとしか思わなかったけど
月に透かして見ると
思ったより綺麗。
なんだかみんなの夢を集めてる感じがして、
つい星のかけらを拾ってしまう。
明日は夜明けが早い。
私もそろそろ戻らなきゃいけない。
戻ったところで
待ってくれている人なんていないけど
自分の居場所は
最低限作って守るつもり。
"Good Midnight!"
いい真夜中、
そしていい目覚めにしましょ。

1/8/2025, 12:08:07 PM

ある国から声が聞こえてくる。
女だって屁くらいすんのよ。
暑かったら脇汗も出るし。
そういうのは
みんなから汚姫様と呼ばれる女の子。
マナーはちゃんとしているのだが、
まるでクソガキみたいに
生理現象を我慢するという概念がないようで、
汚い、気持ち悪いという人もいれば、
元々我慢するものじゃない、
人間らしさがいいという人もいる。
姫と言っているが
いつも少しヒラヒラなスカートを
履いているからってだけ。
そこら辺の人と何ら変わり無いはずなのに
なんだか気を引く人。
しかし
流石に人間性としてあれだったのか、
王様が見逃しておけなくなり
1ヶ月以内にその性格が直らないのなら
追放すると。
その事を手紙で知らされた汚姫様は
追放されるくらいなら
自分で出ていった方がマシ。と、
すぐに出ていこうとした。
すると、
何故かみんな引き止めた。
人に流されない、
自分の意志を固めているあなたは汚くない。
むしろ綺麗だと
口を揃えて言った。
何人かが
王様に撤回して欲しいと
頼みに行くほどだった。
想定外のことに驚いたが、
王様は取り消すつもりはないと
突き放した。
3日後、
汚姫様はピンクの1番ドレスらしい服を着て
黒色の服しか持たずに
門へ歩いていった。
"Good Midnight!"
服に着いた鈴を鳴らし
Ring Ring...と
汚姫様にしては洒落た言葉と去り方で。

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