朝、
寝そべったままくしゃみをして
咳を2回。
寒い朝には
まだまだ慣れない。
靴下を履いても、
スリッパを履いても、
足が冷えて温まらない。
やることが無くて、
特に朝は頭が働かないから
長方形の紙で
何故か紙飛行機を作る。
気づいたら5つも出来てて
適当に飛ばして遊ぶ。
また要らんものを作ってしまった。
毎回思うのに
目を覚ますには紙飛行機が1番いい。
年明け早々財布の中が貧しい私は
頻繁に本が買えない。
新巻買いたいとしか考えない私の脳が
ある小説に目を向ける。
「無垢なる花たちのためのユートピア」。
その中の「卒業の終わり」が
1番のお気に入りで
初めて読んだ日から
頭から離れなくなった。
自分も気づかないうちにこんな風に
裏で何かがあるのかなって
怖くなったり
もしかして嘘ついてる?って
疑心暗鬼になったりしたけど、
結局は私の好きな話。
洗面台で顔を洗おうと
水に手を触れると
想像よりずっと冷たくて
ギャー!っと
少し大きな声を出してしまい、
黒猫がびっくりして私に飛びつく。
謝りながら顔を洗い
コタツに移動する。
あたたかいね。
きょうはずっとここにいたいね。
そんな独り言のようなことを呟く。
黒猫もコタツに入って二度寝する。
"Good Midnight!"
のんびり朝を過ごせたんだから
夜もいい夜になりますように。
このままずっと
あたたかいままで。
1/11/2025, 2:10:19 PM