NoName

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9/16/2024, 5:39:59 AM

彼からのLINEを見て私は喉を引きつらせる。彼に連絡先を教えた覚えがないからだ。その事実は失神しそうになるほど衝撃的であった。恐怖に圧倒され動けずいた。そこから何時間経っただろうか。チャイムがなんとはなしになった。叫びそうになる。だが今は夜中、叫んだら近所迷惑になってしまう。とても不安だ。だがこのままで放置するのも気が引ける。意を決してそこから立ち上がりインターホンの前に向かった。たった数歩のことだが一歩一歩を踏みしめるように歩いた。そしてインターホンを覗く。奴がいた。奴がいたのだ。家の住所など知るはずなどないのに。ありえない。奴は何時から私をつけていたのか。そんな私の心境など興味もないという様に奴は何度もチャイムを押してきた。だがずっとドアに張り付いているとやはり不審がられるようで隣の人が出てきた。彼も通報されるのは嫌だったようで、すぐにドアの前から離れ走っていった。私は緊張の糸がぷつっと切れ倒れてしまった。

9/12/2024, 10:34:37 AM

本気の恋してみませんか
彼からそんな陳腐なセリフが出るとは思わなかった。
だがそんなセリフとは裏腹に彼の顔は真剣そのものだった。だから思わず頷いてしまった。彼が好きかと言われれば、返答に困ってしまう。それほど曖昧な感情で頷いてしまったのだ。もう取り返しがつかない。仕方なく私はある程度付き合って彼が冷めて別れを告げたら私はそれに応じよう。そうして六ヶ月後、彼は私の思った通り別れをつげた。私もわかったと返事をしようとしたが声が出なかった。とても長い間私は彼と過ごしている内に惹かれていた様だった。だがもうよりを戻すことは叶わない。私は諦めて返事をし家に帰った。
あっけなかったな
帰り道でぼそっと呟いた。

8/23/2024, 2:42:08 PM

海へ言った
怪我をした
とても膿が出た

7/20/2024, 8:48:43 AM

隣に居た彼が驚いていた。
一定の方向を驚いた顔のままで見続けている。
気になってその視線の先を見ると何もなかった。
「なにもないじゃん。」と彼にホッとしながら声を掛けると震える声で「あの女がなんで生きているんだ。」とボソッと言った。

7/8/2024, 11:12:25 AM

街の明かりは照らしてる
男の暴力を
あの子の母親の涙を
男の情事を
あの子の処女の喪失を
全て照らしている
お前等の犯罪と被害者の悲しみを

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