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12/3/2024, 11:13:08 AM

さよならは言わないで

いつも、今日のお題を見てから暫し目を閉じて沈黙、お題から連想する歌や物語や想い出を頭の中のメモ帳をパラパラ捲るように考える。この時間近頃マイブーム。いつもだいたいひとつの発想からもうひとつ発想を飛ばして浮かんだものが書ける時が個人的にヒットの時だ。

・・・ さよならは言わないで、もうあれしか浮かばないじゃない、むっちせんぱーい。

サ・ヨ・ナ・ラなんて言えないよ!バカヤロー
しか思い浮かばないわ💦

近頃ドラマ好きのエンタメ好きのオバサンから感想書き予想屋になっちゃっているが、今年は宮藤官九郎に始まり宮藤官九郎に終わりそうだ、別に今まで宮藤官九郎脚本が特別好きだった訳では無い、寧ろ苦手な部類の脚本家でした。どこか若者ですが何か?的な雰囲気が好きになれなかったから。だがしかし宮藤官九郎さんも50越えて「時をかけるダメ親父」なんかを書かれるようになり、なんかなんか、ツボっちゃいまして、今年は「不適切にもぼどがある!」から「季節のない街」「新宿野戦病院」「終りに見た街」と宮藤官九郎脚本に引き込まれた1年でした。どれもツボりました、若者描くよりオッサン描いた方がイイですよと思います宮藤官九郎さん。「季節のない街」と「終りに見た街」は元の原作が素晴らしいのも有りますが原作の持つ世界観は損なわれずリスペクトし現代の若者にも伝わるように描かれているところは、読み込んでらっしゃるのだろうなと感動しました。年始めの「不適切にもぼどがあるある」は令和と昭和のギャップの架け橋にミュージカル使ったりして、1970年代頃のホームドラマを思い出しました。今年の流行語大賞に「ふてほど」が選ばれたのは嬉しい今年を締め括るニュースでありました。


近頃は、SNSはじめ一億総批評家の時代では有りますが、全く展開が読めていないのに分かった風の先生方には驚きます(笑)如何なものでしょうね、ただのファンでしょ、あんなのが芸能関係者や制作関係者だったら値打が全く有りませんよ(笑)

顔の見えない場所での、自称先生玄人評論家はみっともないだけです。あげく展開全く読めず呪の呪文か!?みたいなヤバイ言葉の繰り返しでは人格知れます可哀想な話で文芸作もメッセージを持った素晴らしい物語も、その値打ちを落とします。

そんなものとは、さよならは言わないで、さっさと距離を置きたいものです、気持ち悪いし一緒にされたくありませんしね。

さよならは言わないではやっぱり大好きな、時をかけるダメ親父に言いたいです。地獄の小川は令和に染まってソフトになって昭和に帰っちゃたけど、純子が大学入って元のミーハー純子に戻ったみたいに、昭和の地獄の小川に戻っちゃってる、続いている日常をスペシャルで観たいなと思う今日この頃であります。

時をかけるダメ親父、さよならなんて言えないよ!バカヤロー! 

全て個人の感想です🤣🤣

さよならは言わないで。

令和6年12月3日

                心幸 




12/2/2024, 1:25:20 PM

光と闇の狭間で

汽車は闇をぬけて 光の海へ
夢がちらばる 無限の闇(宇宙)さ
星の架け橋 わたって行こう
人は誰でも しあわせ探す
旅人のようなもの 
希望の星に めぐりあうまで
歩きつづけるだろう
きっといつかは 君も出会うさ
青い小鳥に

汽車は闇をぬけて 光の海へ…

停車場

彼は闇の中での戦い方を教えてくれた
「俺より先に死ぬなよ」と語り合った
友を想出していた。

彼の髪を、闇の静寂が撫でた
彼は瞼を閉じた、闇の中なら
瞼を開いていようが閉じていようが同じだ、寧ろ瞼を閉ざすことで得ることの出来る、闇の中の闇が光を教えた。彼はあの友の言葉を想い出し、闇の中の闇の中で神経を集中させて、微かな響きを感じる、その方向目がけて戦士の銃の銃口を向ける光の矢が闇を切り裂き
彼は目的を達成する。

「大人になったな哲郎…」

今まで観た漫画の中で1番心に残っている場面だと言うのは私的な事だが、因果にも機械伯爵という彼の宿敵が父だったという皮肉に彼は真っ暗闇のその果てで、友の言葉を想い出す。長い旅路の中で出会った友の言葉は闇の静寂で彼に光を教える。
倒されて本望父ははじめて息子を讃える。
闇を知る者が光を知ることが出来るのだ。

私は、この永遠の中二病みたいな少年漫画の一節が人生には大事だと考える。闇を知らない者は光を知ることは出来ない、闇に嘆く者は光のさざめく波動を感じることは出来ない、ただ闇の中で泣き叫ぶ哀れな赤子となる、闇を恐れるな感じろ光が見える、、闇と光の狭間で。



こういう場所では、いくら百年生きたと自称されても、それで人ははかれない。永遠の中二病は真理を教えてくれるし、百年生きた先人の言葉でも浅瀬で生きた者の言葉なら響かないものは響かないからだ、何で判断するかと言えば、やはり言葉でしかないのであろう。

生きた証が言葉に出る言霊こそが、この闇に差す光となるのだろう、、光は闇の中で見るからこそその値打がある。

光と闇の狭間で。


令和6年12月2日

               心幸







12/1/2024, 3:02:30 PM

距離

羊飼いのメロスは純朴で正義感の強い青年である。彼の妹は結婚式を挙げるため、街に買い物に出かけた、彼女の住む街から一番近い距離にある栄えた街だ、久し振りに訪れたその街は賑やかで華やかで何でも揃った昔に比べ鄙びて寂しくなっていた。

そのことを、妹は兄に伝えた、妹からその話を聞いたメロスは街に赴き街の人たちから噂を聞いた、それは王様の悪い評判だった。

王様は人間不信に陥って人々をやたらと裁き酷い虐殺をして、恐怖政治を行っているという噂だった、正義感の強いメロスは激怒する、メロスは短刀を脇に忍ばせ城に侵入するも、直ぐに捕まる、さらには傍若無人にも王様に諫言苦言を言い放ち、王様の怒りを買いメロスは死刑が確定してしまう、メロスは王様に訴える妹の結婚式に参列する為に3日間だけ時間をくれと懇願した、3日後の日没までには必ず帰るからと、頼んだ。そして自分が帰るまでの間はセリヌンティウスというメロスの友人が人質として牢屋に入ると申し出た。これを聞いた人間不信の王様は、メロスが自分の命欲しさに逃げ出すところを見物するのも一興だとこれを承諾した。

メロスは一睡もせず走って家に帰り、妹の結婚式に参列した。そして明け方には友人の待つ街へと死刑を受ける為に、友人と交代する為に走り出した。豪雨で増水した濁流の川を泳いで渡り、襲って来た山賊も倒したメロスだがついには力尽き諦めかけてしまう、一度は諦めかけたメロスだが、自分を信じて待っていてくれる友は裏切れまいと必死で走り続ける。血を吐いてボロボロになりながらも、彼は日没直前死刑台の前に滑り込む。

ボロボロになりながらも辿り着いた友人に、涙のセリヌンティウスは、一度だけメロスを疑ったと言い、メロスもまた一度だけ友を裏切り逃げようとしたと打ち明けた。二人は一度ずつ互いの頬を殴り、そして抱き合った。

この二人を見た王様は胸打たれ、メロスを無罪にし、「私も仲間に入れてくれ」と言った。

「走れメロス」     作 太宰治


ご存知、「走れメロス」は、ざっくりこのような話。何が凄いか分かりますか?いや、個人的にセリヌンティウス凄い奴っていうのは置いておいて自分の好みだから、メロスより待った信じた引き受けたセリヌンティウスが男前だというのは置いておいて、この二人が凄いのは互いに、友を信じた自分を信じ抜くところだよね。

まあ、メロスは早合点にも程があり、妹の話を聞くが早いが街に行くは、王様に諫言苦言言い放つ傍若無人の独善主義で傍迷惑な奴なのだが、彼のこの一見無鉄砲な正義感も率直さも愛してやまなかった(BLじゃないからね念の為)のだろうと思われるセリヌンティウスは彼の申し出を受けメロスを妹の結婚式に行かせる、分からない人には、それが何?有り得ないじゃん、メロス逃げ出すの当たり前で、帰るの馬鹿みたいで、ボロボロになっても帰るって何が感動するの?感動しないよねな、文豪の名作「走れメロス」だけど、セリヌンティウスは自分が見たメロスを信じ、メロスを信じた自分を信じ抜く、メロスもまた、自分が見たセリヌンティウスを想い、セリヌンティウスを想う自分を信じ抜く。だから凄いんですよ、傍迷惑な友人からの傍迷惑な申し出受けたセリヌンティウスの心には、傍迷惑だが大切な友の姿があり共に過ごした時間がそうさせた、メロスもまた、傍迷惑な自分の申し出を受けて待っていてくれる友への想いが有り、メロスは自分のセリヌンティウスへの想いを信じて走り抜いたのだ
だから感動するんだよ、互いの心の距離がメロスが走った距離に勝ったのだ、それは王様の心も変えさせた。二人が友情を育んだ時間互いの背の温もりを二人は忘れていなかったのだろね
だからこそ感動する名作なのだよ、読み解けないことは自慢にならないよ。

〇〇ガイみたいなこと寂しく自慰行為していないで、読み取ろうとしてごらん。まあ、あなたの問題に口挟む気はサラサラないけど、理解出来ずに、理解出来る人を揶揄するのは哀れだから、せめておやめなさい、あなたと同じ感受性を持ち合わせてなくて本当に良かったと思います(笑) 太宰治は変人だけど信頼信じるって事に関する感受性には共感出来て良かったと思う一作でした。

友情も愛情も信頼も、互いの心の距離が大事ですね(笑)


令和6年12月1日 

                心幸 


11/30/2024, 1:26:02 PM

泣かないで

だから何度も言うけど、あなたの好き嫌いって関係ないのよ、あなたに嫌われても彼は彼女もそして私も困らないわよ(笑)

とかく女の子は物事の正否を自分の好き嫌いではかるけど、自分をどの位置に置いてる訳ですそういうの? あなたが嫌いだろうが好きだろうが、そのものの価値変わらないわよ、それともあなた、自分の好き嫌いがものの正否に関わるような、凄い人間だってことが言いたいの?だからやたらと自分の好き嫌いを子供みたいに正しさの基準にするの?

自惚れやさんね(笑)それで自称気遣いの出来る常識人とか優しくありたい、お利口さんな賢者の繊細さんだって言ってたら笑っちゃうわよ、自分でそう自称する段階でちょっとあれだけど(笑)自分の好き嫌いがものの正否に関わるなんて青筋立てて思ってるの相当狂っていて図太くて独善的よ、、自覚はあるの?「しくしくし、もう嫌い、あなたなんて、大嫌い 覚えてらっしゃい」あら、泣かしちゃった?泣かないで、でもそれが世間の大人ってもので、謙虚さってものよ、自分の欲を知るって言うかね。お母さんもお父さんもお婆ちゃんもお爺ちゃんも教えてくれなかった? そんなのみんな関係ねえって生きて来た?そんなのみんな私の気持ちに寄り添わない毒親だって生きて来た?可哀想に同情はしないけど理解はするわ、あなたとっても孤独で寂しい人だと分かるもの、だからどうぞ泣かないで、泣かないで(笑)
きっと、今よりもましな自分に会えるから
自分のために泣かないで、きっと涙は誰かのために流す時には今よりもましな自分会えるから。
自分のために優しさって言葉を使わない、好きな人に優しくするのは当たり前で簡単なことよ(笑) あなたの好き嫌いも正否もあなただけのもので、他人にあてはめて裁くものじゃない
から、自分の好き嫌いに青筋立てて泣かないで。


ちりぬるをわか、なにぬねの〜
寂しくなったり 喜んだり
その繰り返し繰り返し

あさきゆめみし、まみむめも〜
嬉しくなったり悲しんだり
その繰り返し繰り返し

「ちりぬるをわか」    


私の持つ光は、あなたの持つ光と違います
生まれた場所や、生きて来た道が違うのと同じ
私の光が、どんな役割を果たすのか誰も私さえも知りません、あなたに決められるはずもありません、あなたの光が、どんな役割を果たすのか誰も私もあなたさえも、知りません。

駆け巡る赤い液体は、速度を速めたり遅めたり、脈打つ胸も、この自然の移り変わりや時の流れのように、似ているようで、ひとつひとつ一人一人違います。

他人が自分と違うからって自分の好き嫌いを正否として語る幼さを卒業して、青筋立てて泣かないで、少し大人になれるとイイね。

だから、どうぞ自分のために青筋立ててイライラして泣かないで。


令和6年11月30日

                心幸



11/29/2024, 2:45:15 PM

冬のはじまり

季節のない街に生まれ
風のない丘に育ち
夢のない家を出て
愛のない人に逢う

人のために良かれと思い
西から東へかけずりまわる
やっと見つけた優しさは
いともたやすく萎びた

春を眺める余裕もなく
夏を乗り切る力もなく
秋に枯葉に身をつつみ
冬に骨身をさらけだす

今日ですべてが終わるさ
今日ですべてが変わるさ
今日ですべてが報われる
今日ですべてが始まるさ

となりを横目で覗き
自分の道をたしかめる
またひとつ狡くなった
当分照れ笑いが続く

今日ですべてが終わるさ
今日ですべてが変わるさ
今日ですべてが報われる
今日ですべてが始まるさ


「春夏秋冬」     作詞 泉谷しげる

春も夏も秋も冬も、この一年徒労にくれたと、ため息ついてるあなた、なにも良ことがなかった日常は誰かのせいと言うあなた、頑張っても頑張っても成果の出ない仕事に嫌気が差すあなた、そうしたものに対して、今日ですべてが終わり、そこからすべてが始まるという熱いメッセージを受け取ってほしい。

冬の木立は葉を落としてズル剥けで、すべてが終わって見える、その木立に掌をおいて目を閉じてみると、遥か遠くに脈打つ春の音が掌に届く、全ての終りは全ての始まり、終に見た街は始まりの街。

冬のはじまりは季節の始まり。


    終わらない歌を歌おう
    クソったれの世界のため
    終わらない歌を歌おう
    全てのクズ共のために
    終わらない歌を歌おう
    僕や君や彼らのため
    終わらない歌を歌おう
    明日には笑えるように…

    「終わらない歌」 作詞 甲本ヒロト


冬の始まりは季節の始まり、今大嫌いなあなたにこの言葉を捧げます。

冬をはじめてください。


令和6年11月29日

                心幸


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