題:甘い足音
もうすぐ、“彼”が来る。
そう、その“彼”とは……。
私の教え子のリンクさんのことです!
この前、天文台から見える景色をリンクさんに語ったところ……。
「では今度、天文台に遊びに行っても良いですか?」
と聞かれ、他の人に邪魔されずにいっぱい話せるチャンスなのでは!?と思い快諾したのですが……。
いざとなると緊張しますね。
「ロゼッタさーん、リンクですー!入っても宜しいでしょうかー?」
来ったーーっ!!!意外と早かったし!
でも無視は最低ですので、返事を。
「は、はい、どうぞ」
「ありがとうございます!」
甘い足音とノックの音と共に彼が入ってきました。
太陽を背景に映るリンクさんにドキドキするのは何故でしょうか。
「座ってください」
「ありがとうございます。ロゼッタプラネットで見るように、すごく素敵な天文台ですね」
「ふふっありがとうございます。とても嬉しいです」
「この景色も最高です。でも、ロゼッタさんの方が何倍も綺麗です」
「……」
驚きすぎて目を大きく開いたまま固まってしまいました。
「あ、すみません、こんな告白みたいになってしまって……。って、ええ!?」
いつの間にか顔が真っ赤になっていたみたいです。リンクさんを驚かせてしまいました。
ーー全く、ズルいなぁ、リンクさんは。可愛い。
全てが甘いリンクさんは、どうやら私を好きにさせたみたいです。
お題『足音』
題:願いを星に乗せて
8月と言えば【ペルセウス座流星群】。今年は12日深夜から13日未明にかけてが最も活発に見られると予想されていました。
その時私は、暗闇から降り注ぐペルセウス座流星群に、願いました。
ーーこれからもずっと、ピーチさん達と、それからチコ達と、幸せに過ごせますように。
この願いを流星群は受け止めてくれたのでしょうか。
でも、もし受け止めてくれて、遠くの空へと運んでくれていたら、星の女神様には感謝してもしきれません。
貴方の願いも、案外遠くの空へと運んでくれているのかもしれませんね。
お題『遠くの空へ』
題:驚きの域
「ロゼッタさん」
「はい」
「今度、レジェンドチーム一周年を記念して、3人で食事に行きませんか」
「あぁ、それはいい提案ですね。どこで食事しましょうか」
「せっかくなので、トーキョーのレストランにします?」
「いいですね!きっと幼いキノピーチは大喜びですよ」
「その笑顔が目に浮かぶようです!では早速予約してきます!」
「頼みました」
私は微笑みながらリンクさんとの会話を終えた。
3人で食事なんて、どんなに楽しいことでしょう。そもそも、他の人と食事に行ったのは何十年ぶりでしょうか……。考えただけで脳内がお花畑で埋め尽くされそうです。
キノピーチの部屋のドアを軽く2回叩くと、寝間着姿のキノピーチが顔を出しました。
「わぁ、ロゼッタさん、どうしたんですか?」
「実は今度、レジェンドチーム一周年を記念して、3人で食事に行くことになったんです」
「そうなんですか!それはそれは」
「予約はリンクさんが取ってくれるそうなので」
「ありがとうございます!いやぁ、楽しみですね」
「ふふ、ですね」
キノピーチに簡単に伝え、自分も床に就くことにしました。そして、あっという間に食事をする日に。
「お待ちしておりました、ロゼッタ様、リンク様、キノピーチ様。今から御席に案内いたします」
(ヤバい、今私の目の前にあのレジェンドチームがいる!!)※ウェイターの心境
私達は奥の席に通されました。
「それにしても、随分高そうなレストランですが……」
「あぁ、ここはNARISAWAっていうミシュランやベストレストランにランクインする日本屈指のレストランなんですよ」
「「え」」
キノピーチと声がハモりました。
いくら一周年記念とはいえ、そんな凄いレストランに……?
驚きの域を超えて、もはや無表情になっていると思います。
だって、リンクさんの顔が明らかに困惑してるんですもの……。
!マークじゃ足りない感情って、あるんですね。
お題『!マークじゃ足りない感情』
題:貴方の瞳に映った景色
貴方の瞳には、一体どれだけ美しい景色が映っているのでしょうか。
美しい貴方には、やはり星空のように輝かしい景色が映っているのかしら。
知りたいけれど、直接見ることは出来ない。
なぜなら、貴方に映る景色に邪魔なものが映ってはいけないと思うから。
「とても綺麗ですね、ロゼッタさん」
「……そうですね」
私には、ただ海にオレンジ色の道を作る夕日にしか見えない。
けれど貴方には、その海の道も、夕日も、とても美しく映っているのでしょうね。
「でも、ロゼッタさんの方が綺麗です」
「……っ…」
貴方には、こんな私でも、夕日よりも、そして星空よりも、美しく映っているのね。
ーー貴方の方が、どんな星空よりも美しいわ。
お題『君がみた景色』
題:愛の記憶
ーー俺、ミファーのこと……好きなんだ。
ーー……私も、好きだよ。
あの時のことを忘れるはずがない。人生で一番ときめいて、幸せな時だったから。
こんなに幸せに彩られた記憶を、私は知らなかった。
赤の花火が上がる寸前に言った、あの言葉。リンクの顔が紅くなっていたのは花火のせいなのか、分からなかった。
リンクとはあれ以来、たまに会っては外出をしている。所謂【デート】というものだ。
リンクといると、心が弾む。楽しいのだろう。リンクといる時は何もかもが楽しい。どれも大切な時だ。
今日もデートをするから、その待ち合わせに書いています。
「お待たせ、ミファー!何か書いてるの?」
「まあ、当たりっちゃ当たり」
「えー何それ?」
適当に誤魔化して、出発しようと思います。
それでは、また。
行ってきます。
お題『真夏の記憶』