題:甘い足音
もうすぐ、“彼”が来る。
そう、その“彼”とは……。
私の教え子のリンクさんのことです!
この前、天文台から見える景色をリンクさんに語ったところ……。
「では今度、天文台に遊びに行っても良いですか?」
と聞かれ、他の人に邪魔されずにいっぱい話せるチャンスなのでは!?と思い快諾したのですが……。
いざとなると緊張しますね。
「ロゼッタさーん、リンクですー!入っても宜しいでしょうかー?」
来ったーーっ!!!意外と早かったし!
でも無視は最低ですので、返事を。
「は、はい、どうぞ」
「ありがとうございます!」
甘い足音とノックの音と共に彼が入ってきました。
太陽を背景に映るリンクさんにドキドキするのは何故でしょうか。
「座ってください」
「ありがとうございます。ロゼッタプラネットで見るように、すごく素敵な天文台ですね」
「ふふっありがとうございます。とても嬉しいです」
「この景色も最高です。でも、ロゼッタさんの方が何倍も綺麗です」
「……」
驚きすぎて目を大きく開いたまま固まってしまいました。
「あ、すみません、こんな告白みたいになってしまって……。って、ええ!?」
いつの間にか顔が真っ赤になっていたみたいです。リンクさんを驚かせてしまいました。
ーー全く、ズルいなぁ、リンクさんは。可愛い。
全てが甘いリンクさんは、どうやら私を好きにさせたみたいです。
お題『足音』
8/18/2025, 12:13:10 PM