題:頬が赤いのは寒さのせい
真夜中のシークレットデート。私はこれを楽しみにしていました。
シークレットデートなんて……特別感ハンパなくないですか!?子供の頃のクリスマスよりも楽しみです!今なら寒い雪も祝福しているとしか思えません……。
あ。
「ロゼッタさん!」
きゃー、待ってましたよリンクさん!私、楽しみすぎて爆発しそうです!
「リンクさん!」
「さあ、行きましょう」
優しくエスコートしてくれるリンクさん、真摯で素敵……。
はっ、見惚れてる場合じゃない!今日は二人共予定がない貴重な日……!楽しむのよロゼッタ!
真夜中といっても、少しは人いるんですね。変装しなくていいんでしょうか……。
「ロゼッタさん、あのカフェはどうですか?」
リンクさんの指差したカフェは、茶色を基調とした落ち着いた雰囲気のカフェでした。
まさに私好みのカフェです!さすがリンクさん!好き!
「良いですね、ああいうカフェは好みです」
「そうなんですか?それは良かったです」
私だってリンクさんの好みの雰囲気とか分かってるんですから!愛なら私も負けてませんよ。
カランカラン、と可愛らしいスズランの形のドアベルが鳴りました。人はいない……てことは貸し切り状態!?最高じゃないですか!
「席はどこにしますか?」
「そうですね……窓際の席にしましょう」
席の場所まで聞いてくれるなんて……紳士な人ですね。
それぞれメニューを頼むと、リンクさんと色んな話をしました。どれも面白くて楽しくて、いつまでも聞いていたいほどです。
「どうぞ。ごゆっくり」
間もなくして頼んだものがきました。とても美味しそうです。
「うわ、美味しい!」
笑顔を浮かべるリンクさん。その笑顔は私だけのものですよ?…ヤバッ可愛い。
食べ終わると、真夜中の街を散歩しました。
とても新鮮で、とても楽しかったです。
あ〜……、時間がきてしまいました。
「ではロゼッタさん、また明日」
「はい、リンクさん、また明日」
手を振って家路に着きました。名残惜しい気分です。
……あれ、頬が赤い。なぜでしょう。
もしかして、リンクさんの……。
いえいえ、きっと頬が赤いのは寒さのせいです!そんな、リンクさんが恋しいなんて……。
お題『寒さが身に染みて』
題:光の世界
星に身を委ねて。
目を閉じれば、星が一層光を増して、私は星に包まれた。
✧ ✧ ✧
今日は新月でした。
私は生まれたときから、ある使命がありました。
それは、星に身を捧げ、人々の安寧を護るというものでした。
「……さようなら」
家族に聞こえない別れを告げ、私は夜道を歩きました。
着いたのは、ママの眠る丘。
……正直、この風習は馬鹿馬鹿しいと思っていました。王家に生まれた者は生贄になる。ママは病気で死んでしまったから、生贄にはなっていない。
生贄だと、私は認識しています。
くだらない風習に勝手に付き合わされ、短い生涯が終わる。
全部捨てなければならない。家族も、友達も、恋も、夢も、人生も、全部。
どれだけ苦しいことか、貴方たちにはきっと理解できません。
木の下で仰向けになって、ママにも別れを告げます。
「もうお参りにはいけない。話せない。私は消えちゃうから。……バイバイ」
気付けば、涙が流れていました。
目を閉じて。
光が遮断されて、真っ暗になりました。
次の瞬間、光が映りました。
何だか浮いてる感じ。変な感じ。
でも、心地いい。
ーー……。
ーー翌日には、ロゼッタという存在は完全に消えた。
お題『星に包まれて』
題:鏡に映る楽しい日常
私達レジェンドチームは、たまに集まって生活をする。どういう意味かというと、一人の部屋に集まって、一日を過ごす。まあ、お泊り会みたいなものだ。
今日は私の部屋に集まって生活をしている。
「おはようございます、ロゼッタさん」
「おはようございます、ロゼッタさん!」
お、二人が起きてきたみたい。
「おはようございます」
私もおはようの挨拶をする。
まずは皆洗面所に集まって顔を洗う。順番はなぜか私から先だ。
「あれ、今日は鏡に霜がついてますね」
確かにリンクさんの言う通り、鏡に霜がついていた。
今日はかなり寒いから、それのせいかもしれない。
「霜をおとさないと鏡が使えませんね」
私は霜をおとし始めた。
くぅ~冷たい!
やっと霜がおちて、鏡が使えるようになった。
それから顔を洗う。
「はい、リンクさん」
「ありがとうございます」
洗顔の時に必ず使っている洗顔料が、この『コメット』というもの。
これはキノコ王国の大手化粧品メーカーが作ったもので、最高に心地いい。
洗顔料『コメット』は、皆で使っているから、いつもストックは3つ以上ある。
「はい、キノピーチ」
「ありがとうございます」
洗顔料『コメット』がリンクさんからキノピーチの手へと渡っていく……!洗顔料足りるかな!?(足りてくれ)
……と、キノピーチが顔を洗い終わって、その後は皆で朝食を食べる。
この朝の時間がたまらなく幸せ……。
楽しいし、外が寒くても温かいし、和むし。最高の一時。
今日は二日泊まらせちゃおうかしら。
皆さんこんにちは、彗星です。
いつも私の小説を読んでいただき、誠にありがとうございます。
さて、今作に出てきた『コメット』という洗顔料は、完全にオリジナルです。別にパクっているわけではないので、そこはご了承ください。
これだけを伝えたかったです。
あ、おまけとして、【ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー】のロゼッタとクッパJr.の日本語版の声優さんが決定いたしました!
ロゼッタ役は坂本真綾さん。クッパJr.役は山下大輝さんです。もしよろしければ、皆さんも日本語版のオフィシャルトレーラー、見てみてください!
それでは!
お題『凍てつく鏡』
題:あの日と今日
ギターに、ずっと結んであるリボンがある。
それは、星の海に旅立った日に結んだもの。
そのリボンは今でも解けることなく、時を示している。
青色のリボンは星の海にどことなく似ていて、寝る前にふと触ってしまうときがある。
哀愁も、勇気も、このリボンが結んでいる。
今日まで結ばれていたリボン。
まさに、時を結ぶリボン。
私の思い出に、深く結びついている。
一生忘れないように、消えてしまわないように。
これは、あの日と今日を結ぶ、時を結ぶリボンだ。
お題『時を結ぶリボン』
題:自分で拓く
明日のことなんて、誰にも分からない。
自分でも分からない。
ましてや、自分が恋に落ちるという明日も。
❁ ❁ ❁
ずっと見てた。隣の貴方を。
自分が貴方に恋をしたと気づいた時、それからが楽しみで仕方がなかった。
まるで、明日に光が射すかのように。
貴方を意識しだすと、もう止まらない。
貴方を好いている人が他にもいることは知っている。
幼馴染から恋心へ変わったりした人もいる。
そんな、誰かも好かれる貴方を独り占めしたいと思うのは傲慢かしら。
でも、例え傲慢だとしても、私は貴方を手に入れてみせる。
好きという気持ちに偽りなどない。
貴方と初めて会話をした時、恋の風が吹いた。
心臓が煩くなって、貴方に聞こえていないかしらと、心配になるの。
遺物調査の時はその不安は忘れられるけど、終われば始まる。
寝る時も、頭に浮かぶのは貴方だけ。星にだって祈った。
でも、行動しないと何も起こらない。
なら、自分で拓く。
明日を、未来を。
自分で切り拓いて、光を掴んでみせる。
お題『明日への光』