心の健康
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もうどんな心の状態が「健康」だと言えるのか分からなくなってしまった。
結局、私たちは生物として不完全な人間なのだから、
自律神経だとかホルモンだとかの影響で
時にはイライラするし、
時には落ち込むし、
時にはテンションハイになったりするし、
時には病み散らかしたりするものなのではないか。
ずーと平静を保てて焦らず怒らず完璧な人間がいたとしたら、
それはきっとそう見えるように必死に取り繕っている、
もしくは必死にどうにかしようと足掻いた時間があったのだろうなと思う。
理想のあなた
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最近、多くの人にとって身近になった「推し」。
気がついたらその言葉は当たり前のものになっていて、今ではさも当然のように使っている。
私にとっての推しとは、2次元の好きなキャラクターで、友達になりたい人たち。憧れの人。
普段は、基本的には箱推しで、どのキャラクターも好きってことが多いけれど、ある作品で初めて、最推しができた。
これまで色んなジャンルの作品を渡り歩いてきたけれど、最推しは2人。
他の推し達と比べて何が違うのかと考えたとき、一つ思うのは、マブダチになりたい、親友になりたいなと思うこと。
カフェで向かい合わせに座って、お茶をしながら、わちゃわちゃとお喋りをするような、
何かの講義を受けていて、自然と隣の席に座り、今日の内容は云々なんて雑談ができるような、
そんな仲になりたいな、なんて妄想する。
心身勉学共に、何かしようと思う時は目標を決めるといいと言う。憧れの人をイメージして、その人ならどうするか考えて行動するといいらしい。
私は、この人たちのマブダチだと自信を持って隣に立てるような、そんな人間になりたい。
そんな人間なら、どうするだろうと考えて行動するといいのかもね。なかなか難しいけれど。
あなたの隣に立つ理想になるために。
愛があれば何でもできる?
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「愛」は理解できる。種類もわかる。それを取り扱った作品も楽しめる。
なのに「愛」を自分に反映することができない。
自分事になった途端、もう訳がわからない。特に種類が。
家族愛も友愛も恋愛も、ごちゃ混ぜになっている気がする。区別しようとすると、混乱する。
今はまだ、どうしようもないから放ったらかしにしている問題。
きっといつか、答えが見つかる時が来る。
流れ星に願いを
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多分誰もいない、
灯りがなるべく目に入らない場所を探して、
夜露で濡れた芝の上に、
お一人様サイズのレジャーシートを敷く。
その上に寝転がる用のクッションシートを置けば、もう完璧。
お一人様用天体観察特別席の完成だ。
ちょっと寂しいので、
各地の流れ星中継をイヤホン越しに聴きながら、ごろんと特別席に寝転がる。
まだ天の川も見えない。
目が慣れるまで、ぼーっと眺める。
ちょっとずつ星々が見えてきたら、
あとは、見える範囲いっぱいに視野を広げて、動くものに反応するだけ。
あれやこれやと話をする声を聞き流しながら、
ただただ、その一瞬を待つ。
一つ、二つ、三つ、と
タイミングも場所もバラバラに散っていく石ころ達の最期を見届ける。
願い事を唱えることなんて忘れていた。
聞き流している話し声が、願い事の話をしていて、やっと思い出していた。
そういえば、流れ星には願い事を3回唱えるもんだったな、と思い、
どこかで聞いた、おそらくなんだかんだ欲しいものであり、もしかしたら流れ終わる前に言い終える可能性のある願い事を3回唱える。
「かね、かね、かね」
一人、風情が無いなぁと笑ってしまった!
何もいらない
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「 」