ジフ/gif

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4/9/2023, 10:10:30 AM

「ラブレターの返事貰ってないの!?」

友達が言った一言。

「そうだよー」
「二回も書いたのに…千夜が可哀想と思わないのかね」
「さーねー」
「…あんま気にしてない?もしかして」

その通り。あまり気にしていないのだ。

「気にしてないねー」
「ちょっとは傷つきそうだけど…」
「いいのいいのーそういう人だからあの人」
「…そっか」

そんな話をしていると桜智の帰路に着いてしまった。

「じゃあね千夜!明日は直で思い伝えな!」
「やるわけないでしょーwバイバイ〜」
「バイバイ〜」

これをいつも別れる時に言う。

私はあの人に思いを伝えられない。
だって…
恥ずかしいじゃん!無理やん!

気にしてないわけない。まぁまぁ気にしてる。

誕プレだってあげた。好きバレもしてる。
少しは振り返ってほしいな。
ちょっとは私の気持ちにも触れて欲しい…
でも
私じゃ到底無理かもしれん。

でもずーっと待っとく。
いつも通りの接し方で、いつも通りのやり取りで。

…これだけは変わらない。変わることは無い。

「誰よりも、ずっと、貴方が大好きです」



※実話です。名前は仮名です。
ラブレター二回送りました。
返事は半年経ちますがかえってきません
多分忘れてる(半年経てば人は大半は忘れると思う)

4/8/2023, 10:29:39 AM

これからもずっと。

今の仲間達と進む。

でも必ずどこかで

急な別れが来る。

だけど

それを乗り越えていって

また

後の仲間達と進む。

だから今は今を楽しんで

今の仲間達とでしか作れない思い出を作ろう。

そして別れが来てしまったら

思い出話をして

一生忘れない様にしよう。

これからもずっと。

4/6/2023, 10:25:46 AM

「ねぇ、私のことどう思う?」

急に聞かれた。なんて答えればいいのかな〜。

「大切な大切な親友。かな」
「本当に?私は、みんなと違う目なんだよ?」

確かに、彼女の瞳は人と違う。
外国人のような瞳では無い。
彼女は、感情で色が変わるのだ。

「ううん。本当に。親友だよ」
「ありがとう…嬉しい」

彼女の瞳は灰色だ。

私は知ってる。彼女の瞳は嘘をつくと灰色になる。

思わず彼女を抱きしめた。

「なに、急に!びっくりした!」

彼女を離すとふと、目が合う。

一瞬、赤色になった。すぐに戻ってしまったが。

赤色は、信頼。

「本当に飽きないなぁ。古都の目は。」

本当に飽きない。君の目を見つめると。

4/5/2023, 12:44:18 PM

「好きです!付き合って下さい!」

言った。ついに僕は言えた。
想いを寄せる相手に。

「あー…まじ?」

お願い。断ってもいいから。
嫌いにはならないで。

「実は俺も好きでした。俺で良ければお願いします」
「…へ?っまじ!?」

お互い、好きだったんだ。ずっと両片思い。

「…お、お願いします!」
「もー固くなるのやめよ?今までの感じ…いや、今までよりもっと仲良くなった感じでいこ!」
「…うん!」

今すごく幸せだ。

「な、なぁ。キス、してもいい?」
「…うん…いいよ」

僕らは星空の下で、地上の新たな星座となった。

4/4/2023, 10:49:32 AM

「けいや!いこ!」

連れられて来たのは、レディースの洋服店。

「やめろ、変な世話しなくていい。ほっとけ」
「服が欲しいって言ったのはけいやでしょ」
「っだぁ!うっせぇ!」

俺は今まで、自分を隠して生きてきた。
自分を「男」ではなく「女」と思っている事を。
ずっと、ずっと隠してきたのに。
こいつとあって変わった。いや、変わってしまった。

「けいや、プリクラ撮ろ!」
「けいや〜ゲーセン行こうよ〜」
「けいや?大丈夫?」

全部、全部変わった。俺はこいつの前では
隠すのを辞めていった。

「けいやー?どうしたー?」
「いや、やっぱりいいや。ごめん付き合わせて」

店を出ようとした。

「あら、お客様?」
「ひっ!?」
「ああ〜、もしかして紗里さんの言ってたお友達?」
「えっ、なんで知ってっ!?」
「こちらへどーぞー」
「え、ちょちょちょ」

腕を引っ張られた。どこへ連れかれる!?
ヤバい組織でも捕まったか!?

「というか、なんでその事情を貴方が知ってるんですか!有り得ないです!」
「協力して欲しいって言われたんです。信じて下さい。本当に、本当に誰にも言ってないです。」
「……信じれない。信じたいのは山々ですが…」

何度そう言われて裏切られたか。この人は知らないだろう。

「では本題に」
「?」
「この中から好きな服を選んで下さい。無料で差し上げます」
「は?いやいや!悪いっすよ!」

多種多様な洋服。この世の色を全て集めたのではないかという程種類がある。

「…本当に、いいんですか?」
「はい。もちろんです」

俺は…私は、何十分も選んだ。でも店員さんは飽きず、ずっと傍で目を輝かせていた。


「決まり、ました」

自分の姿とは思えない。
ピンクのパーカーに、薄ベージュのワイドパンツ。
言うのもなんだが、すごく似合ってると思う。



「とっても素敵です!お客様」
「…本当に、ありがとうございます…!!」
「いえいえ、また欲しくなったら、私に声を掛けてください!木賀と申します!」
「わかりました。…紗里、いるかな?」


階段を登っていく。
ワイドパンツなのに、なんだか足取りが軽い。

「けいや!おかえり!」
「ただいま。どう、かな?」
「すんごく似合ってるよ…この状態でプリクラ撮り行こーよ!」
「賛成!」


やっぱり、良い奴だ。紗里は唯一の理解者。

「けいやは、いや、けいちゃんは…」
「ん?」
「『それでいい』んだよ!自分の好きな姿で生きなきゃね!」
「…うん!!」





-----それでいい-----


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