君はいつも向日葵のような笑顔で笑っていてキラキラしていた。僕はそんな君が、笑顔が大好きだった。
でもいつしか君の笑顔は咲かなくなった。というか笑顔がどんどん萎れていった。
いつもの笑顔じゃないと気付くのは一瞬だった。
だからと言って、ある日突然笑わなくなった訳じゃない。萎れていく花のように段々と笑顔が消えていった。
原因は直ぐには分からなかったがクラス集団による「いじめ」だった。
最初のうちは物を隠したり壊したり。
でも段々いじめはエスカレートしていき、遂には体にも傷をつけ始めた。殴る、蹴るは当たり前。酷い時はカッターで切りつけていたそうだ。そんな残酷なことをヘラヘラ笑いながら応えてる奴ら。
そのせいで彼女は飛び立った。
まだまだ人生を幸せそうに謳歌するはずだった彼女が自殺をして、苦しんで。
いじめた奴らが少年法とやらで生きて、幸せそうなのに腹が立って仕方ない。
同じ高校生が同じ年齢のやつらが集団で寄ってたかって1人をいじめていたという事実にも腹が立った。
こんなこと有り得る事はないのに。
ただのないものねだりだけど僕の最初で最期のお願い事を君に叶えて欲しい。
「もう一度だけでいいから幸せそうな笑顔を見せて。
君の笑顔さえ見れれば他はもう何もいらない。だからまた心から笑って」
こんな願うはずもないことを僕はもう半年も祈り続けた。
僕も君の方に逝ったらもう一度君の太陽のように光り輝く笑顔を見ることが出来るのかな。なんてつぶやき、君が飛び立った同じ場所に立つと高すぎて少しゾワっとする。
でも君はこんな物じゃ比べ物にならないくらい怖かったのだろう。辛かったのだろう。僕には分からないけど、君と同じ苦しみを味わうことなら出来る。
だから今日、僕はここから君の場所へ飛び立った。
お前と俺は犬猿の仲だと思っている。
少し話をするとその5秒後には馬鹿、あほを言い合っている。
でもこれはあくまでも表上の話だ。
裏では一緒にご飯食べに言ったり、通話したり、ゲームしたり。
そういえば言ってなかったけど俺とあいつはとあるグループに所属している。ついこの間、夢の武道館ライブを実現させた。流石に3年間一緒に活動してきている。流石に嫌いまではいかない。
でも他のメンバーと比べたら俺とお前の絡みは少ない。
でも一応、俺はお前の相方だ。だからお前が悩んでいるときは話を聞いてやるし、俺が悩んでたらあいつが話を聞いてくれる。
嫌いなはずのあいつだか何だかんだ言って結構仲はいいみたいだ。
好きじゃないはずなのに、仲いいのは何でかな、なんて馬鹿みたいなことを考えながら今日もお前と不仲キャラを演じ続ける。
注意❗️❗️
irregular dies様の一部メンバー様について書かせていただきました。
完全にただの妄想なのでご理解よろしくお願いします🤲
今日の天気予報ではところにより雨だって。
僕の心の中はずっとずっと雨が降っているよ
うだ。降り止まない雨が今日も鬱陶しい。
いつからだろう。
僕の心が雨模様になったのは。
あれは、きっと世界一大切な大好きな君が消えた時だった。
でも、確かに君はふらっと消えて居なくなりそうだった。
僕がきちんと見ていなかったからだろうか。それともそれ以前に消えたがっていたのか。
それは誰にもわからない事。
君の笑顔が見れないなら生きている理由も無いな。なんてことを考えながら小雨が降ってる灰色の空を眺めながら堤防に立っている。
きっと君は僕が死ぬことを望んでいないのだろう。
僕の自分勝手な行動だ。
それでも僕は君の太陽のように力強く真っ直ぐで美しい瞳を向日葵のように光り輝く笑顔を。もう一度見たい。
だから僕は海に飛び込む。
これが走馬灯と言うやつかは分からないが君との思い出一つ一つが鮮明に溢れ出てくる。
肺に水が入って苦しい。でも君はこれ以上に苦しかったのだろう。気づいてあげれなくてごめん。助けれなくてごめん。
僕は君のいる天国に行けるかは分からないけど君の隣でまた笑いたい。
だからこれからもずっと一緒に居てね。
貴方にとって特別な存在とは何ですか?
家族、友達、推し。特別な存在とは人それぞれ違います。特別な存在がない人も少なくはないのかもしれません。
でも無理して特別なんて作らなくていいんです。
特別な才能なんて要らないんです。
自分が自分らしく生きる事が出来るのが、また一つの才能なんです。
だから自分を、自分の考えを大切にして生きてみてください。
それだけで、人生は大きく変わります。
本当にバカみたい。
今時遺言なんて残して自殺するJKいないだろなんてそんなことを思いながら君の手にそっと僕の手を添えて問いかける。
「早く目覚めてよ。助けれなくてごめん。だから早く起きて」
何回、何十回と君に問いかけている。よくある小説みたいに目覚めてくれれば良いのに。そんな事を思っていても目覚めるわけも無く涙がボロボロ溢れてくる。
僕はずっと前から気づいてた。
家に帰るたびに君の綺麗な体には傷ができていきボロボロだった。
助けてあげたかった。でも怖くって何も出来なかった。友達として、男として女の君を助けることが出来なかった。悔しかった。
あのとき僕が助けてあげるたらこうはならなかったはずなのに。
守れたはずの君の体、そして心を守れなかった。本当にダサい男だ。バカな男だ。
謝るから、助けるから、守るから、隣にずっと居るから早く起きてよ。
まだごめんも言えてないよ…?