ふたりぼっちになっちゃったね。
そう君に問いかける。
僕たちは今逃げている。いわゆる逃避行というやつだ。
世界から、親から、友達から、警察から。色々な人から逃げている。僕はまだ逃げ続けていきたい。
そう思っていた矢先、星が光り輝く夜空を見上げ、君は突然「もう疲れた。終わりにしたい。早くこの星空に飲み込まれたい。」と言い出した。僕は胸がツンと痛くなった。同時にごめんねという思いが溢れて涙目になる。
ここで死んだら僕たちが負けな気がする。でもここで終わりにしたい。これが君の願いだとしたら僕は君の思いを尊重したい。
この星が光り輝く夜空の下で君と僕は手を繋いだまま飛び降りた。
負けたくはなかったが君が辛いのなら僕が必ず助けることが僕の夢であり、モットーだからだ。今回は負けたが、来世は絶対に負けないし、君みたいに辛い思いをした人を助けてあげたい。こんな事願うはずないのに、願うことを信じて目を閉じた。
嗚呼、きっと僕が今見ている景色は夢なんだろうなあ。もう死んだはずの君が目の前で笑っている。君が今もその笑顔を見せてくれることが嬉しくて仕方ない。本当に君は変わらない。
その向日葵のように熱く輝いている笑顔は僕の心に光を灯してくれる唯一の存在だった。そんな君が居なくなったことによって僕の心は暗く塗りつぶされていた。
それから僕は友達の誘いも全て断り、食べ物は喉を通らなかった。辛かった。でもそれ以上に君は辛くて痛かったんだろう。
でも僕はこの夢が覚める前に君にありがとうを伝えたい。ごめんなさいを伝えたい。
「事故で死ぬはずだった僕を庇ってくれてありがとう。」って。
明日は大好きな某有名歌い手の初ライブ。
残念ならがチケットは倍率が高すぎて取れなかったが、普段は実写を殆ど出さないで活動しているのでライブ写真を見たくてしょうがない。変態的発言になってしまうが、早くライブ写真の体、全身を見たくて仕方ない。
オタクは推しと何千、何万、何億の確率でしか付き合えないし、私だけを「愛してる」なんて言ってくれない。
それでも相手を好きになってその人だけの為に何万も貢いで、その人だけの為に可愛くなる努力をする。
相手は私のことを認知してくれているのかも分からない。
それでも推しの為に生きて、推しを生きる理由にしているオタクって本当に凄いんです。
他の人からするとグッズやチケット代にお金を使って無駄遣いや、馬鹿げてると思うかもしれない。でもオタクってそういう人たちは目にも止めません。
なんなら、推ししか目に入っていないし推しのことで頭の中はいっぱいなんです。
大好きで大好きで仕方ない推しの声を聞くだけで、推しのイラストを見るだけで胸が高鳴ってバクバクする。苦しくなる。
これだから推し活はやめられない。
頭の中に大好きな君を浮かべるだけでまた胸が高鳴ってきたなあ
注意‼️
SIXFONIA様の話を元にさせて頂きました。
初ライブ、成功しますように!
今日は人生で最初で最後の卒業式。
友達も先生もみんなボロボロ涙を流している。
絶対に泣かないと決めていたのに子供のように泣きじゃくっている皆んなを見てると、今までの思い出が蘇ってきて、鼻がツンと痛くなる。
泣かないって決めていたのに、汗水流して頑張った体育祭。青春の一ページを作った修学
旅行。
色々なことを思い出して涙が止まんない。
同時に辛かったこと、苦しかったことも思い出して感無量で涙も出てくる。
本当にいろんな事があった3年間だった。
またこんな日が来ますように。
僕は怖がりだ。
色々な嘘が飛び交っている世界が怖い。
暴力を振るってくる親が怖い。
いじめてくる友達が怖い。
そんな親や、友達を殺した自分も怖い。
もう何も分かんないや。
「お前」って呼ばれていたから自分の名前もわからない。
助けてくれる人は誰もいない。
ただただ苦しい。自分が生きていることを実感するたびに息苦しくなる。
本当に生きにくい世界に生まれちゃったな。
そう言い残し僕は怖がりながらも大嫌いな世界に向かって真っ逆さまに落ち、自殺をした。