「透明な涙」
みんな涙には色がついてるの。
嬉しくて泣いてるあの子は淡いピンク色。
悲しくて泣いてるあの子は燻んだ水色。
悔しくて泣いてるあの子は燃え尽きた赤色。
じゃあ私の涙の色は?
別に嬉しい訳でもない、悲しい、悔しいわけでもない。
でも何故だか心が痛いの、涙が落ちるの。
私の涙には色がないから誰も泣いてることには気づかない。
泣いているうちに腫れていく目と濡れた手。
誰も私の心に手を差し伸ばしてはくれない。
わたしも色が欲しい。
「まだ見ぬ景色」
後悔は数えられないくらいあるけれど、思い返せばあのときだって真剣だっただろう。
まだ見ぬ景色は、誰しもがたくさんたくさんあって、見ている景色は全体の三分の一にも過ぎないと思う。
ならば、誰も見たことのないような景色を見るためにはどうしたらいいと思う??
それはね、誰よりもはやく行動に移すこと。
明日やろうじゃない、今日やろうと気持ちを入れ替えたら人生変わるんだよ。
「光と闇の狭間で」
友達、先輩、先生、好きな人、家族、そんな親しい人の前ではニコニコして愛想振りまいてるのに嫌いな人、苦手な人の前では嫌な態度をとってしまう。
そんな光と闇の狭間で生きる今日に嫌気が差す。こんな自分変えたい。
共感してくれる人いる?
「冬のはじまり」
冬のはじまりさ、ばにーがーる
こたつを壊して、弾け飛んだネジに絶望を乾杯。修理できなくても
ふざけました、ごめんなさい
「微熱」
この季節になると毎年、イルミネーションを見に行く。
恋人らしく手を絡ませて、くっついて歩く。
初めてイルミネーションを見に行った時に、いちばん大きなツリーの真下でファーストキスを奪われたのをまだ覚えている。
ちょっとだけ私が背伸びをして、彼の首に抱きつき、そっと柔らかいキスをする。
思い出してたら何だか恥ずかしくなって火照ってきた。
顔を赤らめていると彼が心配そうに、体調悪い?寒いよね、はやく帰ろうか。と着ていたコートをわたしに着せてくれた。
そういう鈍感なとこも大好き。