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8/1/2025, 7:13:14 PM

毎日更新し続ける記録的猛暑も、歴史的観測も、

火傷しそうなほど熱の篭ったバッテリーも君は知らずに

眠っているんだろう。

関係ないって澄ましていたいんだろう。

叩き起こして引き摺り出して、目を丸くした君を見て、
腹の底から笑いたい。


「こんなの、聞いてないって!」


開口一番、元気いっぱいな地球への不満を僕にぶつけて君は空をずっと、じっと、



「こんな空なら、先に言ってよ。」



このまま地球が滅ぶまで

このままこうしていようかだなんて


そんな未来が、あったかもしれない。




『8月、君に会いたい』

7/25/2025, 5:51:25 PM

貴女の腕に刻まれた過去が

人か傷かはどうでもよくて

ただ貴女と夏を生きたい

傷ごと愛せる度量はないかもしれないけれど

私のエゴが、貴女と息をしていたい。




『半袖』

6/7/2025, 10:35:03 AM

 柔らかな肌に求め求められるのが、安心感だけならどれほどよかったのだろう。
 『大人』の想像力では、知りようもないことだ。



『夢見る少女のように』

6/4/2025, 5:08:58 PM

 共通認識されている『甘酸っぱい恋愛』がわからないまま大人になった。臓腑も縮むレモン味を横目に日々を通り過ぎてきた。

 そして今、唐突に結論に至る。

 糖も酸も、過ぎれば骨をも溶かすのだ。

 その毒性に、身を明け渡すなど馬鹿馬鹿しい。

 小慣れた嘲笑が喉を擽る。味のない言葉を舌がおぼえている。

 枯渇と嫌悪のその先は、光は、月の裏は住処にならない。

 粘性の高い泥濘を、知った気になっておそれている。



『恋か、愛か、それとも』

5/31/2025, 2:19:49 AM

 淡い春を見送って
 青い夏を憂いて
 褪せた秋の先を想って
 あなたが居ない冬が来る


 『まだ続く物語』

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