語り部シルヴァ

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3/18/2026, 11:40:25 AM

『不条理』

ありえない。こんなことがあっていいのか。
それも大切な人の前で...こんなことが...
純粋な目をした君は
何が起こったかわからないって顔をしている。

それもそのはず。これは君にとっては当然のことなのだから。
それでも...唐突にやってきたそれは私には理解し難かった。

これを私はどう受け入れたらいい。
どうすればいいんだ...

ずっと悩む私を見て君はついに口を開く。

「ね、ねえ...そんなに
ご飯にシチューをかけたのが理解できなかった?」

語り部シルヴァ

3/17/2026, 10:47:36 AM

『泣かないよ』

「じゃ、またいつか。」
いつもよりも腫れぼったい目をした君は
何も無かったように振る舞い、車の後部座席に乗り込んだ。
君がドアを閉めたと同時くらいに車は走り出す。
追いかける勇気も無いまま、僕が小さくなっていく車を
見えなくなるまで手を振りながら見送った。

数ヶ月前から言われてたことだ。
ごねても親の都合はどうしようもない。
それに連絡先まで交換してくれたんだ。
いつでも連絡できるさ。

そう自分に言い聞かせて部屋に戻り、
卒業アルバムを片付ける。
君が貸してくれなんて言ったから貸したけどまさかね...

そう思い卒業アルバムを開く。
後ろにある真っさらなページには君の文字だけが増えていた。

「連絡待ってるからね。泣いてないといいな。」
もちろん泣かないよ。
でも、泣いたって君には気付かれないよね。

あー...花粉症になっちゃったかな。

語り部シルヴァ

3/16/2026, 10:43:15 AM

『怖がり』

昔からビビりだと周りに言われてきた。
実際怖いもんは怖い。
お化け屋敷とかホラー映画とか夜道とか...
他にも悪いニュース見た時に
この通りになっちゃうんじゃないかとか...

怖がりすぎだろって笑われるけど、
逆になんでそんなに平気なんだよみんな。

高校生になってやっと夜道は大丈夫になってきたけど、
新しく怖いものが出てきた。

...入学から仲良くしてくれた相手に
好意を抱いてしまってからの連絡の入れ方だ。

なんて返信しようか。
この関係が終わってしまうことを想像すると、
また怖くなってしまう。

語り部シルヴァ

3/15/2026, 10:23:34 AM

『星が溢れる』


満開の星が降り注いで来そうなほど光っている。
溢れんばかりの星を見るとなんだか落ち着く。
あの星に包まれたい。

何かどうしようも無い時は部屋で
ミニサイズのプラネタリウムを光らせる。

いつもの部屋が魔法にかかったみたいで、
夢見心地な気分になれる。
宇宙に行けば、この星々をより綺麗に見れるかな...

部屋に移った星たちをボタン1つで消す。
部屋の明かりを付けて...
夢から醒めた。

気分は、随分と落ち着いた。

語り部シルヴァ

3/14/2026, 10:17:32 AM

『安らかな瞳』

恋人はいつも何かを話す時は私の目をじっと見つめてくる。
目を通して心まで覗き込んでくるようだ。
それでも話す内容は楽しいし、
何より元気に話す恋人の姿が微笑ましい。

多分相手は無意識なんだろうけど、
それを嫌と感じたことも無いからこれからも言うことはない。

むしろ...この人の素敵な顔を
こんな間近に見られるなんてとても優越感がある。

逆に話を聞いてくれてる時は普段とは違って
どんなことも受け入れるような優しい顔をする。

...いつも恋人には敵わないな。
なんて思っていると優しい顔をした君は
また私の心を覗き込むように話しかけてきた。

語り部シルヴァ

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