語り部シルヴァ

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10/5/2025, 10:44:47 AM

『moonligt』

ススキが揺れる。
秋風が吹く。
優しい明かりが全てを照らす。

どうしてだろう。こんな晴れた日には無性に飛びたくなる。
ほんと、気持ちが軽くなるって感じ。
誰かが跳ねる。それを見てまた誰かが跳ねる。

ぴょんぴょん飛んで心が踊る。
踊る心がみんなを沸き立たせる。

ここまで来たらやることはひとつ。
宴だ。餅をついて色んな大福を作って
みんなで食べよう。

心がもっと踊るはず。

語り部シルヴァ

10/4/2025, 10:38:14 AM

『今日だけ許して』

君はいつだってそうだ。
どんなことにも全力で。がモットーな君は
いつだって全力で取り組む。
そんな姿勢が好きだ。

もちろんそんな君にも嫌いなことはあるし
その嫌いなことには君は少し躊躇う。
そんな時は心を鬼にして君を応援するけど...
今回は一筋縄じゃいかなさそうだ。

「今日はやったの?」
「う...ま、まだデス...」
「僕も手伝うからさ、始めようよ。」
「いや〜?今日は筋肉痛で明日からなら...?」
「そう言って昨日マッサージしてあげて少しは動けてるでしょ?」

「う...お願い今日だけは!明日!明日からほんと全力で!」

二人で始めたダイエット。
目標はまだまだ先の話になりそうだ。

語り部シルヴァ

10/3/2025, 11:17:12 AM

『誰か』

明るく眩しい画面を薄目で見る。
メッセージリストには通知が1件もない。
いつもの事だ。

最近眠れない夜を過ごしている。
薬も貰ったがあまり効果がない。
次はもっと強めの薬をもらおう。

誰かいないかな〜
タイムラインを漁っても知らない人たちが
既に親しい仲であろう人と会話が弾んでいる。いいなあ。

他人を見よう見まねでSNSの海に流す。
...数十分経っても誰も来なかった。

こんなにいるのに誰も私のもとにやってこない。

「...誰か。」
スマホをぎゅっと握る。
虚しくなってきてスマホの電源を落とす。

真っ暗な空間だけが私の周囲にいてくれた。

語り部シルヴァ

10/2/2025, 11:09:15 AM

『遠い足音』

君の足音が小さくなっていく。
もう私の手は届かない。
もっと一緒にいたかった。

おはようもおやすみもまた明日もやってこない。
まだやりたいこといっぱいあったよ。
視界が滲む。
最後まで君を見たかったのによく見えない。

"行かないで"

言葉も喉に詰まる。
明日からはいつも通りの私になるから
今だけは...この感情に任せて涙を出し切りたい。

パンザマストから夕方の時報が鳴り響く。
私の嗚咽した声も君の足音も思い出も全てかき消すように
静かに、大きく鳴り響く。

語り部シルヴァ

9/30/2025, 10:49:39 AM

『旅は続く』

ご飯を食べ終えてコーヒーを飲んで一息つく。
今日はそろそろ街に付けるといいけど...
地図を開いて現在地と次の目的地の街を見比べる。

...うん。行けそう。
残りのコーヒーを一気に飲み干して思い切り伸びをする。
この時期の朝は少し肌寒いけど空気が美味しい。
変に早く目覚めちゃったけどいい気分。
こういう野宿は悪くない。

っと、そろそろ準備しないと。
荷物をまとめて出発の準備を始める。
ものを片付けて焚き火の火を消して...

自分が野宿を始めたときよりも綺麗になったのを確認して
もう一度大きく伸びをして 街への一歩を踏み出した。

語り部シルヴァ

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