→シートマスク、若しくは顔パック
私の顔の形が悪いことは知っている。
しかし、それにしても合わなさすぎるぜ、シートマスク。
目の位置を合わせれば、目元にシワが寄る。鼻は小鼻が隠れない。人中の長さに違和感。エラの部分がはみ出る……などなど、などなど。
みんな、そんなに小顔なの? 一番保湿したい目の下が覆えないのはなぜ? 人中が伸びた気がするのって、もしかして年齢??
終わらない問いを繰り返し、肌の上に収まってくれないシートマスクをペタペタ触る。
テーマ; 終わらない問い
→狭いながらも楽しい我が家
毎年今の時期になると、オーストラリアのメルボルンにある、とあるビルの上階の外壁の張り出し部分にハヤブサが営巣する。都会のハヤブサ。
彼らの子育ての様子が、約3ヶ月ほどYouTubeでライブ配信される。カメラは固定されたものなので、彼らのありのままの様子を観ることができる。
カップルだった2匹に卵が産まれて親鳥になり、その卵が孵って雛が産まれる。今年は3つの卵が孵化した。
親鳥はせっせと餌を運び、雛たちはソレをついばむ。しかしまぁ、そこは猛禽類なので、ピヨピヨちゃんでも肉の塊にかぶりついているので、可愛さとグロテスクさの入り乱れた画面となる。なかなか「オゥ……」な弱肉強食社会。生きるって過酷で、生きてるって素晴らしいと思わせてくれる。
幼い毛玉たちは、あっという間に大きくなってゆく。ポワポワ綿羽で親鳥のお腹に守られていた日々などあっという間に終えて、動き回り始める。ヨチヨチ時代は、動いてその場で力尽き、親鳥にピックアップされる。親鳥の尖ったくちばしで雛の首元を咥えるので、観ているこちらはヒヤヒヤだ。
今ではすっかり大きくなって、雛たちは張り出し部分を動き回る。右へ左へ。3匹はだいたい固まって動くので、もつれて、踏み合って、乗り越えてと大騒動になることもある。
これからはさらに成長して、羽根を広げるようにもなってゆく。飛ぶ練習が始まると、さらに蹴ったり蹴られたり、踏まれたり、羽根にあおられたりのワチャワチャ感が高まってゆく。
親鳥は一段高い場所で見守ることもあるし、餌を持って帰って大きくなった雛たちに揉みくちゃにされることもある。
まさに狭いながらも楽しい我が家。
ビルの上階は、きっと風が強かろう。都会暮らしのハヤブサ一家は、強い風に羽根を揺らして今日も元気に暮らしている。
テーマ; 揺れる羽根
→依存
ここに一つと箱がある。
私は、この箱の中に誰にも知られたくない私の秘密を隠した。
誰にも見えないよう、誰にも触れられないよう、マトリョーシカのように何度も箱を重ね、表面には幾つもの鍵をかけた。暗証番号を用いるタイプや南京錠、シリンダー錠に至るまで。さらにそれらの鍵は、誰の手にも渡らないように溶かした。
この箱は、もはや私にも開けることはできない。これで安心だ。
私の秘密は守られた。
この箱は、絶対に手放してはならない。何処かに置いておくなど、考えただけでも恐ろしい。常に携帯必死。
箱が私のそばにある限り、私は安心していられる。
箱が私のそばにあるので、私は安心していられる。
箱が私のそばにあれば、私は安心だ。
だから、箱から離れることはできない。
だから、私は箱から離れられない。
だから、私は――……。
テーマ; 秘密の箱
→屁理屈タロウ
無人島に行く??
ソレって、可能なんですかぁ〜?
だってぇ、無人島の定義って「ヒトがいない」でしょ? じゃあ、ボクが島に降り立った時点で、「無人島」じゃなくて「有人島」っていうパラドックス。
だぁかぁらぁ〜、そもそも論で「無人島到着は無理難題」ってコト!
テーマ; 無人島に行くならば
(私はドラえ◯んを連れ行きたい)
→ベランダに音が鳴る。
夏が急に全力疾走で過ぎ去って、秋の風がヒヤリと今日この頃。
カサカサに乾いた落ち葉が、マンションの上階にフワリとやってくる。どうやら、秋風と落ち葉はお友達らしい。
コンクリートのベランダに落ち葉、カサカサと。これも一つの秋の訪れ。
テーマ; 秋風🍂