桜月夜

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5/14/2026, 9:22:49 AM

   : 一年後

また今度

5/13/2026, 9:34:37 AM

   : 子どものままで


ママ、今度の日曜日、ご飯食べに
行くから、空けといてね
パパには言っとくから
じゃあいってきます

分かった、いってらっしゃい
スーツが馴染んできた背中に
くっつけるように返事を返す

早速カレンダーに印をつけようと…
あっ、そうかぁ~
第二日曜日、忘れてた…
ふふふっ! 楽しみだわ


さあここよ、入ろう!

とっても雰囲気のよい空間に
これまたとってもいい匂いが漂う

ママは何にする?

メニューの中に並ぶ誘惑の文字たち
落ちつくのよ、私!
これだ、決めた!
お子様ランチにする!

言うと思った
娘は嬉しそうに目尻を下げている

いや、大人しかいないのにお子様ランチって
注文受けてくれるのか?

私の心は、子どものままで止まってるの
今もなお、ピュアなのよ

ただ精神年齢がひく…イタァ…

じゃあ注文するね
母なんですけど、お子様ランチ1つと

じゃあパパは…

パパはオムライスだから、いいね?

は、はい…

私はハンバーグで

かしこまりました

周りのお客さんの顔を見ているだけで
めちゃくちゃ美味しいのがわかる
期待が高まっちゃうじゃないの…

お待たせいたしました
お子様ランチでございます

き〜た〜、私のお子様ランチ!

わぁ~、オムライスに海老フライにハンバーグ
夢の共演じゃないの〜
自分でも目がキラキラしているのがわかる

その中でも一際私の目を奪ったもの それは…
誇らしげに一旒の旗を掲げているプリン
旗には見覚えのある丸い文字で
お母さん、いつもありがとうと記されている

プリンがドヤ顔をして私を見ている
なんでプリンがドヤ顔なのよ…
嬉しいのに泣けてきた

オトナ仕様のお子様ランチに
手書きの文字
なるほど、そういうことなのね

よぉ~し、いただきます!
うん、どれも美味しいし、最高だね

やいプリン、自分は食べられないって
思ってるでしょ?
一瞬顔を引きつらせたプリンを
容赦なく胃袋におさめていく

いやぁ~、本当に美味しかったよ

でしょ、また来ようね
今日は私の奢りですから〜
パパの分は後で貰うね

は、はい…

冗談だってば
帰りにケーキ買っていこうよ
美味しいお店があるから…

3人で並んだ帰り道
少し暖かな5月の風が
私たちをゆっくり追い越していった


                  桜月夜

5/11/2026, 4:50:25 AM

   : モンシロチョウ


菜の花が集う河川敷
娘と2人で散歩する

天気が良い日はもちろん
雲の出番が多い日であろうと
雨が元気よく傘を弾こうと
まったくお構いなしに
娘と2人で散歩する

幼稚園で仲良しと喧嘩して
とても落ち込んでいたある日

今日はお散歩どうする?

元気のない足を靴に滑り込ませ
少しうつむき加減で家を出た

いつもの優しい黄色が目にはいると
小さな背中がスッとのびる

おもむろに急く足が向かった先に
白い妖精が手招いていた

羽衣が舞うモンシロチョウ

菜の花と優美に踊るその後を
娘は嬉しそうについて行く

娘の背中を眺めながら
これから先も見守っていく

たとえ、もう抱きしめることは
できなくともかまわない

娘が少し寂しげに振り向く瞳が
淡い春の光に、溶けて、消えた…


                   桜月夜

5/10/2026, 9:26:39 AM

   : 忘れられない、いつまでも。

書けないよ…

5/9/2026, 7:58:00 AM

   : 一年前


そう、僕の恋は、一年前に終わりを告げた…

僕はある日、一人の女性と出会った
彼女は僕を見るなり微笑んだんだ

そして言ったんだ、とびっきりの笑顔で
おはようございますって

僕は緊張するあまり
上手く挨拶を返すことができなかった

僕の周りにいた人たちは、ちゃんと
挨拶を返せていたのに…

僕の心は、彼女を見るたび高鳴った
彼女も、僕を見るたび笑顔をむけた

もうこれは間違いない
彼女もきっと僕のことが好きなはず…

けれど、一つ心配があった
彼女の可愛い笑顔と優しさのせいで
とにかく人気が半端ないのだ

いつも彼女の周りにはたくさんの人
そしてあろうことか、告白するものもいる

ボクね、もも先生のこと大好きだよ〜
あぁ~、私だってもも先生のこと大好き〜

まぁ〜、ありがとう
もも先生もみんなのことが大好きだよ

そんな…あ、ありえない…

僕は、一年前に悟ったのさ
女の笑顔を、信じてはいけないと…


                   桜月夜

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